優しい君/m.a
▼▲▼
AM6:00
「ただいまー。」
相「今何時?」
「6時だけど。」
相「遅すぎでしょ!」
「何で雅紀怒ってんの?」
相「女の子がこんな時間まで外に居たらダメだって言ってるの!」
「いやいや。いい大人だから。私。」
相「そういう問題じゃないの!」
「じゃあ何?」
相「わかんねぇーの?」
「わかんない。」
相「普通心配するでしょ!彼氏なら!」
「うーん。まあ、そうだよね。」
相「俺の言いたいことわかるよね。」
「うん。ごめん。」
相「いや。いいんだけどさ、あの何かさいろいろと物騒だからさ。」
「うん。もう、わかったよ。」
相「本当心配なの。」
「うん。本当ごめんね。」
相「いや。俺もきつく言い過ぎた。ごめんね。」
「雅紀は謝らなくていいよ。」
相「いや。本当大きな声出したりしたから。本当ごめんね。」
「いいよ。雅紀は悪くない。心配してくれてありがとう。」
相「ふふふ。ねぇーなまえは俺のこと好き?」
「当たり前でしょ!」
相「俺はねー愛してるよ。」
「ふふふ。雅紀には叶わないね。」
心配性の彼氏を持つと怒られた朝も
幸せだったりします。
▲▼▲
- 10 -