07
翌日父親と兄が朝イチで家に帰ってきた。
柚飛の熱は微熱まで下がったが顔色はあまり良くなかった。
今まであったことを一通り話し終えた後、
父親から"2人とも東京に連れていく"と告げられた。予想はしていた。
もう宮城で住む理由がひとつもない事だってわかっていた。
それから父親は素早く色んな手続きを終わせた。終業式のその日に東京へ向かえるように全てを済ませた。
終業式の日、冬休みだー!と喜ぶクラスメイト。お正月は旅行に行く!やら彼氏と初詣行く!やら楽しそうな会話で賑わっていた。
「光は冬休みどっか行くのか?」
「どうだろ?わかんない!」
「暇だったらスガと旭と清水誘ってどっか行かないか?」
「、、、そうだね!まだ空いてる日あるかわかんないけど。」
「行ける日あったら連絡して。俺らだいたい部活で一緒にいるし。」
「わかった。じゃぁまた連絡するね!」
「おう!」
これが大地と最後に話した内容だった。
"東京へ行く"ことは新学期に担任から伝えてもらうように話をしていた。
その後私は宮城から離れた。