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ごーてんご
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すばるくんとの会話から数日後、山Pから直接話

を聞きたくて山Pを飯に誘った。

山「亮ちゃんどーしたの?なんか様子変じゃん。」

錦「あのさ、こないだ俺が山P飯に誘って先約あるって言った日覚えとう?」

山「うん。覚えてるよ。」

錦「あの日たまたま俺ら同じ店おってさ、トイレから帰ってくる時たまたま聞いてもたんよ。なまえの話。」

山「えっ...。」

錦「あの日のなまえはすばるくん達に嘘ついたんやよな。」

山「...亮ちゃん。なまえのことどう思ってる?」

錦「裏切りもんやと思ってた。すばるくん達を裏切った最低なヤツやと思ってた。でも、あのことがあるまでは明るくていつもニコニコしてていつも幸せそうな顔してるやつやなーって思ってた。今は正直わからん。」

山「なまえは裏切ってなんかないよ。あれは最大限のなまえの頑張りだよ。」

錦「最大限の頑張り??」

山「なまえジャニさんに言われたんだ。1人でじゃないとデビューはできないって。」

錦「なんで...?」

山「あの時なまえすばるくん達のヤラカシに嫌がらせされてたんだ。」

錦「うそやろ...。」

山「ほんと。それ、ジャニさん気づいてさ、なまえを守るために離したんだ。」

錦「それでなまえはすばるくん達に嘘をついたってこと?」

山「そうだよ。ホントに誰よりもあのメンバーでデビューしたかったのはなまえだよ。」

錦「...そっか。そうやんな。なまえはそういうやつやん。なんで俺今まで気づかんかったんやろ。もっと早く気づいてたらよかった。」

山「亮ちゃん。なまえのこと気にしてくれてたの?」

錦「あの日、あいつの口から孤独って聞いてなんかわからんくなってさ。俺はジュニアの頃同い年でいつもなんだかんだよく話してて励まされたことも何回もあった。あいつの周りにはいつも笑顔があって孤独なんか感じることなかったはずやのに。そんななまえから孤独って聞いてちょっと心かき乱されるたというか、なんというか...」

山「ありがとう。」

錦「えっ?」

山「亮ちゃんがホントのなまえ思い出してくれて俺はすげぇー嬉しい。あいつ頑張ってんだよ。ずーっと1人で頑張ってんの。何回壁にぶち当たって挫けそうになっても、何回転んでも必死に立ち上がってもがいて頑張ってんの。俺と斗真はそれをずっと近くで見てきた。だから、1人でもホントのなまえを思い出してくれたことが嬉しい。」

錦「山P。俺、あいつがまたすばるくん達と笑えるようにしてやりたい。」

山「うん。俺も。」

錦「今度久しぶりに話しかけてみよかな。どんな顔するやろ?笑」

山「たぶん相当驚くよ。笑 泣くかもしれない。笑」

錦「昔から泣き虫やもんな。あいつ。笑」

山「確かにねー。笑 亮ちゃん絶対諦めないで頑張ろうね。」

錦「おん。そやな。」

その後はいつものように普通にたわいもない話

をして飲んだ。俺は山Pに話を聞けたおかげか、

ぽっかり空いていた心の穴が、すーっと埋まっ

た気がした。


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