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ろく
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今年も大阪でツアーを終える。地元がラストで

終えられるのはすごくありがたい。俺らの楽屋

は相変わらずいつもと変わらずワイワイガヤガ

ヤしてて丸はメーキングのカメラを追っかけ回

したり、安がギターかき鳴らしてたり、大倉が

寝てたり、横山くんがゲームしてたり、村上く

んがメシ食ってたり、すばるくんがボーッとし

てたりやってることはバラバラやのに誰かがお

もろいことをポロッと言うと全員反応して爆笑

してる。俺はちょっと時間があるからふら〜っ

とドームの中を徘徊してた。角を曲がろうとし

た時に野中さんとなまえのマネージャーが

話してるのが聞こえた。

野「なまえちゃん今日も使うって?」

唯「うん。使うって。」

野「そっか。じゃあ終わったら使えるようにしとく。メンバーにはちょっと早めに出てもらうよ。」

唯「いつもごめんね。ありがとう。」

野「いや。それは全然大丈夫。なまえちゃんがずっと続けてる事だから俺も見届けなきゃって思ってんだよ。」

唯「去年のNYに行く前の日にね、あの子斗真くんと山下くんに言われたんだって。いつまでも殻に閉じこもってんな。って」

野「そっか。なまえちゃんはなんて?」

唯「変わろうと努力はしてるみたいだけど...ね...」

野「そろそろ倒れないか心配だわ。」

唯「ホントに。でも、乗り越えないと意味ない壁だから私は見守ることにした。」

野「そっか。上手くいくといいけどな。」

唯「そうだね。」

その後野中さんは仕事戻るわ!と行って去って

いった。なまえのマネージャーがそのまま

俺の方に進んできて逃げきれずばったりあって

しまった。



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