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ろく
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野中さんにあっちから帰ってくるよ。と言われ

た方向に俺は向かい帰ってくるなまえを待っ

た。少し歩くと向こうから人が歩いてくるのが

見えて、それがなまえだということはすぐに

わかった。なまえの距離はわずか3メートル

ほどで下を向いて歩いてたなまえも足音に気

づいたのか顔を上げた。驚いた顔をして少し後

ずさりをした。

錦「なまえ待って。俺はお前と話がしたい。」

「...亮に話しかけられるのなんか10年ぶりくらいやね。」

錦「まぁ、いろいろあったからな。」

「で、どーしたの?」

錦「お前と話がしたい。。」

「...なに?」

錦「なぁ、なまえ。お前今幸せか?」

「幸せだよ。」

錦「そんな笑顔で笑うなや。」

「...何いってんの?」

錦「俺の知ってるなまえはそんなブサイクな笑顔せん。」

「ねぇ、亮。何が言いたいの?」

錦「あの日、なまえどんだけ泣い?」

「...何のこと??」

錦「すばるくん達を突き放したあの日、なまえは1人でどんだけ泣いたん?」

「...どこまで知ってるの?」

錦「全部知ってる。ごめんやけどたまたま飯屋でなまえが話してるの聞いて、詳しくは山Pに全部聞いた。」

「そっか。智言っちゃったんだ。」

錦「俺は、まずお前に謝らなあかんな。なまえ。今までホンマにごめんな。」

「やめてよ!亮は何もしてないじゃん!謝るようなこと何もしてないし、私は謝れるようなことされてない!」

錦「いや...。俺はなまえの味方でちゃんとおってあげなあかんかってん。お前がいつも俺の味方で居てくれたように。助けてもらってばっかりやったのに、俺は何もせんとただ傍観者やった。」



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