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朝食を終えて各自準備をする。朝食と同時に作っていたお弁当を包み、テーブルの上に置くと、各自自分の色のお弁当袋を持って玄関へ向かう。毎日、侯くん、信ちゃん、章大の順番で家を出る。それ以外の人は出る順番はバラバラ。休みの人はそのまま部屋へ戻り寝る人もいる。私とすばるくんはだいたい同じ時間に出ることが多い。方向も同じなのでたまにバイクで送ってくれる。今日は徒歩で行くらしい。

す「こないだメンテナンスに出てた桜良のギターもう終わってるで。」

「そーなん?早いなー。持って帰ってきてよー!」

す「重いやん。取りに来いや。」

「えぇー。地味にりりーまで遠いねんもん。」

す「お前が遠いなら俺かて遠いわ。」

「そやな。次の休みにでも取りに行くわ。」

す「次休みいつや?」

「土曜日。あっ。でも土曜日は無理やわ。出かける。」

す「お前と遊んでくれる友達もおんねんな。」

「失礼すぎやろ。」

す「俺に似て人見知りやん。」

「すばるくんよりマシやわ。私店員さんに服のサイズ聞けるもん。」

す「なんやねん!俺かてもう聞けるわ!」

「最近まで聞けへんかったやん!桜良〜これのMあるか聞いて〜って!」

す「俺そんな喋り方せんわ!」

「あはは〜。こんな喋り方やん!私もう28年聞いてるねんで。」

す「いや。俺はそんなアホみたいな喋り方せん。」

「勝手に言うとき。じゃあ。私こっちやから!」

す「気付けていけや〜」

「すばるくんもね〜!」

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