FE覚醒クロム
主人公はクロムに仕えるメイド。身体の線は細いが体術の使い手。ちょっとした回復魔法も使える。(ジョブは後で考える)
当て馬的なのはフレデリク。
物語沿い。
クロムの事は主として尊敬し、敬愛している。それが恋心であると自分でわかっていながら、主に恋しても報われないと諦めている。傍で彼を護れるならそれでいいと。
クロムより少し年上。フレデリクより年下の主人公。
12歳の時に城に仕え、下っ端メイドから王子側近のメイドへと成長。王子達の事は熟知しており、時々フレデリクとどちらがより王子たちの事を分かっているか議論大会を行う。
ルフレ(女)が合流して、クロムと対等に喋り、お互いの背を預けて戦う姿に羨ましさを感じる。自分は彼女よりも彼の事をずっと思っていたし、これからもそれは変わらない。
だけど、彼女の様に横に寄り添い、並んで歩く事はできないのだという現実に。
女王が無くなり、クロムが王になる。花嫁を迎えろと周りにはやされるクロム。ルフレが第1の候補にあがっている話も耳に入り、いよいよ完全に諦めなければならない時が来たのだと悟る。執務室でクロムとルフレ、フレデリクが話をしているのを少し開いたドアの間から聞いてしまう。クロムが妻に迎える相手を決めたと。
主人公は静かにその場を後にした。
庭園の東屋前で、結婚してからもクロム様と奥様になられる方に同じ様に接していけるか、その心の準備をしながら涙している時に声をかけられる。
フレデリクだ。いつのも威勢のいいあなたが、そんな顔をするのは珍しいですね、と皮肉めいた言葉だが、優しく声を掛けてくれた。頭を撫でられてる姿をクロムが発見する。
何故か慌てた姿のクロムが主人公の手を引いてその場を後にする。
フレデリクと何があった。何故泣いている。と矢継ぎに色々聞くクロム。何でもないと言うと、俺には言えない事なのか?フレデリクには言えるんじゃないのか?と焦った感じのクロム。
「本当に…、なんでもないですよ。ご心配して下さってありがとうございます」
「…そうか」
「…クロム様」
「なんだ?」
「お相手、決められたんですよね?すみません、さっき執務室で話してるの聞いてしまって。おめでとうございます。これから一層クロム様と奥様に精一杯仕えさせていただきます」
「…その事なんだが、もう俺に仕えるのは辞めてもらえないか?」
「……え、」
何か私はしたのだろうか。それとも、クロム様を思っていた事に気付かれて、遠ざけようとしているのか…。悪い方へばかり考える主人公。青くなる主人公とは逆に、血色のよくなるクロム。
「メイドとしてではなく、妻として傍にいてくれ!」
一瞬、何を言われたのか分からずキョトンとし、目を見開く主人公。
1歩、後ろへ下がる。
「ま、…さか、そんな…これはドッキリか何かですか?」
「本気だ」
「なに、言ってるんですか…私は、メイドなんですよ」
「知っている。それに何の問題がある」
「ダメですよ!王子の奥様には、もっと相応しい方がいらっしゃいます!ルフレさんとか…」
「なぜルフレがいけてお前はダメなんだ」
「私は王子に仕えるメイドで、ルフレさんはこの国を導いた軍師様です、私とは全然違う。誰もが認める方です」
息を荒げながら言う。少しずつ後ろに下がってた足は、壁にあたり、止まった。
「…確かに、ルフレはいいやつだ。頭もきれるし気も合う。こいつになら俺の背中を預けられる。そう思う」
クロムから直接ルフレの事を聞き、胸がズキズキ痛む。
「だが、俺はルフレをそれ以上には思えない」
1歩1歩近づくクロム。壁に追いやられて主人公はそこから動けない。
「護ってやりたい。共に笑い合いたい。抱きしめたい。ずっと、戦いの先の未来まで傍にいたい。…そう思うのは、由佳だけだ」
溜まっていた想いが、涙として溢れ出す。
「俺の願い、叶えてくれないか?」
懇願する瞳。真っ直ぐ向けられる想いに、もう気持ちを偽る事はできない。
言葉に出来なくて、コクリと頷く事しかできない主人公を優しく抱くクロム。
ありがとう、と言われ首をふる主人公。
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