ヒノエ


主人公、別の世界からトリップした。主人公成人済み。
右も左も分からぬ世界。人々の会話を聞いて日本だとしる。でも怨霊とか出てきて、自分の世界とは別だとも悟る。熊野という地名を聞いて、昔の日本なのかもと考える。倒れてた場所が悪く服や体は汚れてしまう。
方々歩き疲れ、那智大社の鳥居前で座り込む。
ヒノエと出会って、とりあえず綺麗にしなと社の中へ案内される。
普段と使い慣れないお風呂に入り、部屋に案内される。そこでヒノエに別の世界から来たのだと言う。ヒノエは主人公がいた世界がどんな所か聞いてくるから色々はなす。
次の日、目覚めたらヒノエはおらず、女中の人にヒノエが部屋を好きに使っていいと言っていたと聞く。でもタダで住まわせてもらうのも何だか悪い気がして女中さんのお手伝いをさせてもらう。
ヒノエにお世話になる中で仲を深めていく。でも時代的に一夫多妻(側室)があるのは勘づいている。本妻でも側室でも他に女の人が居るのはやはり抵抗がある。だからヒノエに惹かれる自分がいても、ダメだと戒める。ヒノエの女好きも要因。年下だし。
でも年下でも冷静に先をみていたり、頼りになる、でもちょいちょい見せる子どもっぽいところにドキッとする。
望美達が熊野に到着。望美に対するヒノエの態度に、やっぱり同年代がいいよね、と1歩引いて見る。
ヒノエに望美を紹介される。望美の世界と主人公の世界が似てるから、同じ場所じゃないかって。
望美と譲、将臣と意気投合。すっかり仲間入りする。



これがこの世界の那智大社か。私の時代のとは少し違うみたい。
遠くに海が見える。届く潮風は冷たく、腕を抱くように寒さに耐えていた。
これからどうしよう。お金も、帰る場所もない。
蹲り、ひざを抱え涙していると後ろから足音が聞こえてきた。少し怯えながら、固まっていると声をかけられる。
「こんなところで何してるの?気分でも悪い?」
綺麗な顔立ちをした男の子が顔を覗き込んできた。
「いえ、大丈夫です。ちょっと歩き過ぎて、疲れただけなので…少し休んだら移動します」
「いいよ。好きなだけ休んで。…珍しい装束だね。君、どこから来たんだい?」
「……遠く…からです」
「ふ〜ん」
興味津々に主人公を見る



庭に下りて月を見上げていると、後ろから足音が聞こえてきた。この音はヒノエだ。そう思ったら、急に手を握って来て少し驚いた。
「どうしたの?ヒノエ」
「由佳が、月の姫になって、故郷に帰るのかと思ったから」
月の姫…かぐや姫の事かな?かぐや姫は月から使者が来て、帰って行くんだっけ。
「…お迎えが来たら、私も故郷に帰れるのかな?」
再び月を見上げて呟くと、繋がれた手に力が込められた。
「帰りたい?」
近くで囁かれた言葉は、主人公の心を揺らした。
「…わからない……ヒノエに恩返ししたら…かな。いっぱいお世話になってるから…」
「理由はそれだけ?」
「え?」
「ここにいるのは理由は、俺への恩返しだけ?」
「……」
正面に立つヒノエをじっと見るが、どんどん恥ずかしくなって顔をそらす。
「俺は、もっと由佳と一緒にいたいよ」
「……っ、と、年上をからかわないの!」


「俺の気持ち分かってるんだろ?何で応えてくらないんだい?」
「…私、欲張りなの。好きって気持ちは、私だけに向けられたい。同じ気持ちを他の人にも向けられるのはいやなんだ」
―――
「由佳は子ども好きなんだね」
「どうかなぁ〜。このくらい小さい子は好きだけど...ほら、私って中身子どもだから反抗されるとすぐいらっとしちゃうんだよね。大人な対応とかできないだろうな〜」
「そういえば、この前も街の子ども達と手加減なしで遊んでたね」
「負けず嫌いなんだよね、子ども相手でも」
えへっ、と苦笑すればヒノエは優しく笑ってくれる。
でもきっと、自分の子どもは何歳になっても可愛いんだろうね
―――
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主人公は望の姉。姉と言っても血は繋がっていない。小さい時公園に倒れていたのを望と将臣、譲が見つけた。一時は施設に預けられていたが、自分の名前と歳以外分からない主人公を憐れに思い、望の両親が引き取る。(主人公はヒノエの世界の人間。荼吉尼天の力か何かで望の世界に飛ばされた)
教育実習で望達の高校に来ていた主人公。渡り廊下で3人と会い、話をしている時白龍と出会い飛ばされる。

主人公は望にコンプレックスを持っている。望は綺麗で優しく、真っ直ぐな子。沢山の人に好かれ、彼女の周りには人が溢れている。
だが、自分は普通。人の良い所を羨ましく思い、自分の性格を嫌に思うが、それを変える努力はできない。妬み嫉みを抱き、それを隠して笑っている。
それでも彼女に一つくらい勝てる何かが欲しいとずっと続けていたのは薙刀。
飛ばされた先は熊野。そこでヒノエの家に匿われてた。
ある日、女人達が薙刀の稽古をしているのを見てまぜてもらう。

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