101通の手紙
仁王×主人公
義理の父親からDVを受ける主人公(18歳)とBARの雇われ店長してる仁王(22歳)
ある日、仕事から帰るとアパートの陰に主人公がうずくまって座っていた。冬なのに長袖のロンT一枚に短パン。足は裸足。仁王が声をかけると脅える目を向けた。とりあえず風邪をひくからと仁王は自分の家に招き入れる。
ホットココアを入れ、彼女の話を聞こうとするが彼女は何も喋らない。
下を向いて震える。
彼女の体はいたる所に青あざや擦り傷があった。
何かあったなら警察に知らせるか?と聞くと彼女は涙を貯めて首を振った。
仁王は困ったが、とりあえずもう遅いしと彼女に風呂を進め、寝かせた。
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主人公は義理の父親からDVを受ける。
最初は優しい父だったが、母親が浮気をし、その相手と駆け落ちしてから変わった。
母親に似た主人公を殴りつ、犯す。
行為の最中、首に刃物を突きつけられ、声を出したら殺すと脅され、その(精神的ショック)せいで喋れなくなる。
酒を飲んで泥酔し寝た父親の隙をみて逃げ出した主人公。
そこで仁王に拾われる。
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仁王と暮らし始める。
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ある日、窓の外で父親がこの辺りをウロウロしてるのを見かける。
もし、ここにいるのがバレたら仁王に迷惑がかかる。
でも外に出て、父親に捕まると思うと怖くて出れない。
ある日、仁王は主人公にプレゼントをする。
銀色のプレートがついたブレスレット。
プレートには、「君の支えになりたい」と言う意味の英語。
お守りと言ってつけてくれた仁王。
主人公は彼を傷つけたくない。一緒にいると、父親が彼になにかするかもしれない。
それは自分が傷つくより苦痛な事だ、と主人公は仁王の下から離れる事を決意する。
最後の手紙を残し、仁王の家を去ろうと家を出て少しした時、父親にみつかる。この近所で見かけたからとずっとはっていたらしい。
主人公、家にひきもどされる。
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仁王、手紙を見て主人公を探しに出る。
一緒に住んでる間に取った一枚の写真を手にもつ。
一度二人で買い物に行った時(主人公変装して)、ある公立高校の学生が主人公達とすれ違う際に彼女の名前を呼んだ(「あれ?今の片瀬さんじゃない?」)のを思い出す。
写真を持ってその高校へ。
色んな学生に写真を見せて聞きまくり、主人公のクラスメイトに会う。
主人公は今体調が悪くて休学してるらしい。彼女の家の場所(大体)を聞いて向かう。
携帯で真田に電話。
彼女の家についたのは日が落ちて。
どの家か捜していると、仁王があげたブレスレットが落ちてた。その横に片瀬とかかれた表札。
玄関をドンドンと叩く。
片瀬!いるんじゃろ?!と仁王が呼ぶ。
主人公が「雅治!!」と初めて声をあげる。
仁王、玄関横の窓を蹴破り、リビングに乗り込む。
ナイフを持った父親が仁王に襲いかかっる。
殴り殴られを繰り返し、ナイフで腕を傷つけられた仁王が主人公を背に庇いながら後退り。
父親が笑みを浮かべてナイフを掲げると仁王はニヤリとする。「終わりなんは、あんたの方じゃよ」
その直後、後ろから真田が父親の腕をとり、地面に押さえ込む。その後ろから警察が来る。
「俺が来るまで待っておけと行っただろ!」
と怒る真田。
来るのが遅いお前さんが悪いと笑う仁王。
取り押さえられた父親は連行された。
「まさ、…はる…」
泣く主人公の頬に優しく触れる仁王。
「……やっと、お前さんの声が聞けた」
泣く主人公を強く抱き寄せる仁王。
もう大丈夫だと主人公を慰める。
その後、事情聴取で警察に行く主人公。隣には仁王。
父親が掴まっても、まだ父親の恐怖が残像として心に残ってる主人公。
それを支える仁王。
病院でカウンセリングを受け、少しずつ外に出る事も出来る様になった。
数ヶ月後。
このまま、仁王の世話になりっぱなしになってるのは嫌だ。
もっと強くなりたいからと一度仁王の下から離れるのを決意。
家は父親の借金のかたに取り押さえられたのにどうする?と言われたが、実は駆け落ちした母親が家を出てから毎月主人公の通帳にお金を入れてくれてたと言う。
「過去に脅えず、一人で生活できるまで強くなる。そしたら、あなたの傍に戻って来てもいいですか?」
「当たり前じゃ」
二人、キスをし、互いを刻み込む様に身体を重ねる。
「こんなに優しく触れられるのは初めて」と涙する主人公。
涙にキスを重ねる。
次目覚めた時、彼女はいなかった。
こたつの上にはハート形の折り紙。
「次、この場所を訪れる時、私を受け入れてくれるなら、お帰りって言ってくれますか?」
3年後。
相変わらずBARの雇われ店長をする仁王。
今日は仁王の誕生日。4年前の今日、主人公を拾ったのを思い出す。
アパートの前に女の人が立っている。
髪が伸び、淡く化粧をした主人公。
「…久しぶりじゃな」
「久しぶり」
「元気そうじゃの〜」
「うん」
「…外は寒いし、家にきんしゃい」
4年前と一緒の言葉。
仁王がガチャっとドアを開けて主人公がゆっくり中に入ろうとした時
「由佳…おかえり」
優しい声で言った仁王。
主人公、涙を流し
「……ただいま」
仁王、主人公を強く抱き寄せる。
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2年後。
一緒に暮らしてる主人公と仁王。
主人公は精神科医?になっていじめやDVなどをうける人達のカウンセリングを行っている。
仁王は小さなBARを始める。
店も軌道に乗ったある日、いつもの様に店に行く仁王を見送る主人公。
寝室に行くと枕元に置いてる瓶。その中には主人公が仁王に宛てた赤いハート形の折り紙が詰まってる。その中に、一つだけ白のハート形の折り紙が。
主人公は不思議に思い、それを取り出すと膨らみがある。
開けると中から小さな石がついた指輪が。
「結婚しよう」とかかれた折り紙に包まれた指輪。
主人公は涙を流し、指輪をつけ、仁王を追いかける。
橋の上で追いつき、抱きつく主人公を笑顔で抱き留める仁王。―――
声の出せない主人公はお礼の言葉をメモに書いて渡そうとしたが、わざわざ書いて渡すのも恥ずかしいものがある。
だから書いたメモをハートの形に折り、使い終えたジャムのビンにいれて、目立たない所に隠した。
言葉にできない感謝の一言を綴りそのビンに入れていく。
それが100通になるまで続く。
それに仁王が気づくのは主人公が父親に連れて帰られた時。
机の上に置かれた見慣れないビン。その中に沢山詰まったハート形に折られた紙。ただの折り紙と思ったが、よくみると内側に何か文字がかかれている。
開けてみてみると仁王への感謝の言葉。全てのハートにメッセージが一言ずつ。
「今日のオムライス美味しかった。ありがとう」
「素敵なプレゼントをありがとう」
「疲れてるのに、私の隣にいてくれてありがとう」
そして最後の一枚
「あなたが好き」
仁王は主人公を探しに行く。
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