『あっ、あの…』
「ん〜?おう、どうした?ねーちゃんよ」
自分を見つめる虎っぽい顔つきをした男に頭を下げた。
『あ…すみません、人違いでした』
くるりと回れ右をして
ースタスタスタスタスタッ
やばい、やばいやばいやばいやばい!!!
自分が今居る場所が日本であり日本ではないのは明らかだった。
『ここどこだっ!?』
周りの風景とかは日本ぽいし言語も私が居た場所と同じだ。それなら通貨も同じなのだろうか?住む場所は?戸籍も何もない?じゃあ私はどうすればいいの?警察に話したら信じて貰える?
一気に不安が押し寄せてきたせいで気持ち悪くなり口元を手で抑え道端の隅でしゃがみこんだ。
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