talking to myself

※圧縮の影響で写真の色味が多少変わっています

2026.02.26(Thu)

とても、遅刻です、ごめん…!
お誕生日はいつも通り現パロです。
まだ自分の中の宇佐美像がぶれぶれで…弱い気もする…

*0225:宇佐美夢/神居商事パロ

「先輩、今日誕生日なんです」
モニターを凝視している彼女の視界にひょっこり入り込み、宇佐美はそう告げた。にっこりと、いかにもかわいい後輩ですという顔で笑ってみせる。
「誰の?」と、彼女は視線を固定したまま尋ねる。
「いやだなあ、知ってるくせに。僕に決まってるじゃないですか」
「……だよね」
そこでようやく、彼女の視線が宇佐美に向けられた。
「宇佐美くん、他人の誕生日なんて興味なさそうだもん」
つまらなさそうな声と瞳に、宇佐美の背中がぞくりと震える。
「先輩と鶴見部長以外は、ですよ」
「……はいはい」
モニターへ目を戻した彼女の横顔を、宇佐美はじっとりと眺める。しばらくそうしていると、彼女が眉間に皺を寄せた。
「……なに?」
「だーかーらぁ、誕生日なんです」
言葉尻をあげて甘えた声を出す宇佐美に、彼女はしぶしぶ口を開く。
「……おめでとう」
「ありがとうございます!」
満面の笑みを向けられた彼女は小さくため息をこぼす。
「なんで君はわたしなんかにかまうかなあ」
きゃあきゃあ言われてるくせに、と呟きながら、彼女はデスクから棒のついたキャンディを取り出した。
「はい、これプレゼントね」
どこにでも売っている 飾り気のかけらもないそれに、宇佐美は喉の奥で笑う。
「よく尾形くんと食べてるでしょ。宇佐美くんのほしいものなんて知らないし、それでいいよね?」
さっさと仕事をしなさい、と彼女の手がひらひら揺れた。

「わかってないなあ」
華奢な背中へ静かにつぶやいて、宇佐美は唇を舐める。
「――僕は、あなたがほしいんだけど」

That’s all.
tale

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