※圧縮の影響で写真の色味が多少変わっています
talking to myself
2026.07.12(Sun)
この間の七夕夢ネタをssにしました。
📍*0707:大学生の鯉登くんに懐かれています
某ショッピングモールは、本日も家族連れや学生で賑わっていた。買い物に来たyumeと、当然のようについてきた鯉登。ふたりはクレープを手に、休憩用に設置された椅子に並んで座っていた。
「おいが彦星だったら」
そんな声が聞こえて視線を滑らせると、鯉登があむ、とクレープを頬張ったところだった。咀嚼もそこそこにごくりと飲み込む。先程まで「奢ってもらってしまった……!」と男の矜持うんぬん言いつつ目を輝かせていたとは思えない変わりようである。
鋭い視線を追うと、短冊の飾られた笹が空調の風に揺れていた。その周りには、願い事を書こうと子どもたちが嬉々として集まっている。
視線を戻すと、彼はまだ笹を見つめていた。相変わらず目力が強い。凄みすら感じるのは、顔が整いすぎているからだろう。この男、つくづく顔がいいのである。その証拠に、歩いてきた女子高生たちが鯉登を見てかっこいいと囁きあっている。
そうだよねと思いつつ再度隣を見やる。彼女らの視線などには気づきもせず、彼は憂うように目を伏せた。頬に長いまつ毛の影が落ちる。
ふいに彼の眉間に皺が寄った。そして、おいが彦星だったらと、先の言葉が繰り返される。独り言のように呟いて、彼はしばらく足元を見つめた。
「1年も待てん」
天を仰いだ鯉登は、むすっとして口を尖らせた。そのギャップに、なんだそれかわいいな!と心で叫び、yumeは内から込み上げる何かを押さえつけるように下を向くと、ぐぐぐぐと鼻先とクレープを持つ手に力を込めた。
鯉登が書いた短冊に、またしてもyumeの感情が掻き乱されるのは、ほんの少し後のこと。
『織姫と彦星が会えますように』
📍*0707:大学生の鯉登くんに懐かれています
某ショッピングモールは、本日も家族連れや学生で賑わっていた。買い物に来たyumeと、当然のようについてきた鯉登。ふたりはクレープを手に、休憩用に設置された椅子に並んで座っていた。
「おいが彦星だったら」
そんな声が聞こえて視線を滑らせると、鯉登があむ、とクレープを頬張ったところだった。咀嚼もそこそこにごくりと飲み込む。先程まで「奢ってもらってしまった……!」と男の矜持うんぬん言いつつ目を輝かせていたとは思えない変わりようである。
鋭い視線を追うと、短冊の飾られた笹が空調の風に揺れていた。その周りには、願い事を書こうと子どもたちが嬉々として集まっている。
視線を戻すと、彼はまだ笹を見つめていた。相変わらず目力が強い。凄みすら感じるのは、顔が整いすぎているからだろう。この男、つくづく顔がいいのである。その証拠に、歩いてきた女子高生たちが鯉登を見てかっこいいと囁きあっている。
そうだよねと思いつつ再度隣を見やる。彼女らの視線などには気づきもせず、彼は憂うように目を伏せた。頬に長いまつ毛の影が落ちる。
ふいに彼の眉間に皺が寄った。そして、おいが彦星だったらと、先の言葉が繰り返される。独り言のように呟いて、彼はしばらく足元を見つめた。
「1年も待てん」
天を仰いだ鯉登は、むすっとして口を尖らせた。そのギャップに、なんだそれかわいいな!と心で叫び、yumeは内から込み上げる何かを押さえつけるように下を向くと、ぐぐぐぐと鼻先とクレープを持つ手に力を込めた。
鯉登が書いた短冊に、またしてもyumeの感情が掻き乱されるのは、ほんの少し後のこと。
『織姫と彦星が会えますように』
That’s all.
tale
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