ぶっきらぼうの安定感
敵を引き渡して、任務の報告も済んだ。今日はこれでおしまい。
奈良 シカマル。
幼馴染。物心ついた時から一緒にいる。らしいです。
風雅一族の事件後、それ以前の記憶をなくした私っすけど、シカマルのことは何故か忘れたっていう感覚がなくて、なんつーか、すんなりと受け入れられたんすよね。
めんどくせぇ、って言いながらお見舞いに来てくれたり、退院した後も「飯食ってけよ、まぁめんどくせぇならいいけどよ」なんてよく言ってくれたもんですよ。懐かしいっすよね。
もうきっと腐れ縁。シカマルがいない世界って想像できねぇですし。
「おい、俺の顔になんかついてるかよ」
眉間にしわを寄せて怪訝そうな顔。
「なんでもねぇですよ」
「……変な奴」
「シカマル」
「なんだよ」
「腹減って死にそうですよ」
「あぁ、確かにな。死ぬは言い過ぎだけどよ」
「一楽行きてぇです」
「まぁ久しぶりに行くか」
のんびりゆっくり。ふたりお決まりのペースで歩くこの心地良さは何にも変えられねぇんですよね。
第四次忍界大戦後。
木の葉はまた平穏な日々を取り返しつつある。上忍の私達は休みなんてもん、ほとんどねぇですけど、そのくらいの方が調度いいってもんです。
「シカマル」
「あ?」
「ねみぃですよ」
「あぁ、俺もだよ」
他愛もない会話ってこういうのを言うんすよね。
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