母なるものよ乳なるものよ

 でっかい子供が拗ね散らかして、ご機嫌取りにえらいめにあっている。

 檀家さんが娘夫婦と生まれたばかり孫を連れてきたことに端を発するが、決め手はお参りだなんだと話したあと是非にと言われ、ミルクの甘い香りがするふにゃふにゃした赤ん坊を抱いたことだ。
 人懐こい、笑顔がかわいい赤ん坊は元気いっぱいで、きゃっきゃと笑いながら空却の顔中にぺたぺたと触れる。だんだんと好奇心旺盛な小さな手のひらは下へと向かい、鍛えてはいるもののけして豊満とは言い難い胸元をぺちぺちと叩いたのだ。
 赤ん坊のすることだ。かわいくて、おもしろくて、檀家一家と揃って、腹が減ったのか?拙僧のおっぱい飲むか?などと冗談を言っていた現場をどうやら見ていたらしい。
 仲睦まじい一家を見送ったところで姿を現した恋人に、甘くてふにゃふにゃしたかわいらしい生き物の話をしようとしたら、不機嫌丸出しの顔で拐かされた。

 なんでもお忙しい弁護士先生は、久々に恋人に会いにきたら赤ん坊におっぱいをねだられて満更でもなさそうなのにイラ……だかムラ……だかしたらしい。
 家に着くなり「檀家さんにできたことが俺にできないとは言わせない」とからまれて、法衣の前を割り開かれ、中に着ていたインナーもめくり上げられた。
 檀家さんにはこんなことしてねえと抵抗すると、チベットスナギツネのような目で「そんなことを言って本当に赤ん坊が泣いて騒いでどうしてもっておっぱいをねだったら乳首を吸わせるだろう?」とものすごい早口で捲し立てられる。
 そりゃそうだろう。それで赤ん坊の機嫌がよくなるなら乳首くらい出すし吸わせる。子供は宝だと件の檀家さん一家にも小さな頃からよくしてもらってきた。減るもんでもなし、という顔をしたら「そういうとこだよ……」とうなだれた。まるっとお返ししたい。
 結局、俺の機嫌もとれ、とおっぱい丸出しのままリビングのソファーに連れられて、大きな数人掛けのものの端に座らされたところに、膝を枕にしてごろりと寝転がられた。
 なかなかない体勢に耳掻きでもしたらいいのかと足をぶらつかせる。動くなとぼやかれて大人しくすると、少しばかりやつれた、だからか常より野生味のある精悍な顔とかち合った。
 誰がなんと言おうと三千世界で一番イイオトコのかんばせは今日も完璧だ。表情だけが恋人の言う我慢ならないもの、その中でも唾棄するようなものへ向けるのとは違う、小さな子供とおんなじの不機嫌さをたたえている。
 状況も相まって、よしよし、ひとやくんどうしてごきげんわるいのかな〜なんて言いながら、髪の毛を崩さないように頭を軽く撫でた。返事はないものの嫌がってはいない。心なしか雰囲気もやわらいだ気がして、調子に乗ってさらに撫でながら、つかれちゃったね、おっぱいのんでねんねしよっか、と出来るだけ『ママ』をイメージして話しかけた。
 とたん丸出しのままだった乳首が両方ともくん、と引っ張られる。外気にさらされて少しだけ硬くなった乳首を油断しきった状態でつままれて、ひん、と変な声が出てしまった。
「……ちょっと触っただけでやらしい声出しやがって……」
「やらしかねえよ!」
 まるでそんなそぶりがなかったのに、急に。たしかに最初にひん剥かれはしたが、すっかり膝枕で寝入りそうに見えていた。本当に、本気だったのかー。
 つままれた乳首は痛いくらいで、逃れようとしても離してくれない。引かれるままに前屈みになって、ようやく解放されたものの、少しだけ上体を持ち上げた獄の顔に乳首を寄せてしまう。完全に勃起して、ぷくりと赤く腫れたのを下から痛いほど見つめられた。
「マジで赤ん坊みたいに吸う気かよ……」
「そう言ってるだろうが。社会の荒波に揉まれた恋人を労われ」
「こんなでっけえ上にずぅずぅしい赤ん坊がいるか」
「なんだ?おっぱいちょうだいって泣き喚けばいいのか?」
 大人気ないことを言って乳首にちゅ、と触れるだけのくちづけをする。かすめたくちびるはカサついていて、ざらりとした感触にぶる、とふるえた。
 別に赤ん坊でも獄でもおんなじだ。乳首を吸って機嫌がよくなるならいくらでも吸わせてやる。子供は宝で獄は唯一無二だ。なにより、ええかっこしいの恋人が赤ん坊に同レベルで張り合って駄々をこねるのはなかなか気分がいい。
「しょうがねえから『ママ』になってやるよ」



 ちゅぅ、ちゅぱ、ちゅぅぅ……と乳首を吸われ、舐められ、また吸われる。唾液にまみれててらてらと光り、容赦のないおしゃぶりではれぼったくなった乳首は、昨日食べたさくらんぼのようだった。
 吸われていない方はずぅっと指でこしこしとしごかれ、たまにさきっぽをぐりぐりとくじられたり、きゅう、と根本から引っ張られたりしている。
「はぁ……♡ママのおっぱい♡うまいかぁ……?」
 乳首を吸わせるために恋人の頭を支えながら、ママになってやる、とは言ったものの一体全体何をしているんだ……?と自問自答するのを、赤ん坊にはありえないいやらしい舌遣いと指遣いでうやむやにされてしまう。
 熱心にちゅっちゅと吸うから、抱えこむようにして胸を押しつけると、舌先でつんつん、とさきっぽのわずかなくぼみをつつかれた。どんなに刺激されても何も出ないのに、催促するような動きに腰がとろんと重くなる。
 ママなのに、おっぱいをあげてるのに、きもちよくなってもじもじしてしまうのを責めるように、乳首をつまんでいた指先がびん、と強く弾いてきた。
「いった……っあ♡や♡やぁ♡♡♡」
 じんじんとしびれているのを慰撫してか、手のひらが胸全体をそっと包み、やわく揉みながら、乳首をくるくると転がされる。自分のとは違う大きな手のひらが、本当におっぱいを出させるためにマッサージするように、下から上へ持ち上げて、円を描いて一度離す。
 ぷるん、と少しだけ揺れる振動が、手のひら全体に転がされる乳首にも刺激となって広がる。もちろん吸われている方は、この間にもおっぱいをせがまれて、ちろちろとさきっぽをくじられていた。
 元より乳首だけで達するように仕込まれた身体はずっと甘くイキ続けて、きゅんきゅんと胎をふるわせている。足をすり合わせて耐えようとしているが、射精しないかわりにおもらししたように我慢汁があふれていた。
「ふ、ぅぅぅ……♡♡♡」
 膝枕に似た体勢で密着しているから、たぶん、全部バレている。乳首をいじられるたびに足も腰もかくかく揺れて、ママになってやる、なんて言ったのに、口と指の両方で乳首をきゅうぅぅ……と強く引っ張られて『赤ちゃん』にイカされてしまう。
 甘イキより強く、絶頂というには物足りない。それでもぴくぴくぴゅるぴゅると新しくカウパーが吹き出して、胎がきゅうきゅうとちんこをねだる。
 ママなのに……♡なんてすっかり頭の沸いたごっこ遊びにのめりこんで、あとで絶対恥ずかしくなるのに、乳首がきもちよくてふわふわして、とろ、とまぶたが落ちていく。
 いやらしく茹だりきった頭ととけた視界に、ふ、と入りこんだものがあった。窮屈そうにテントを張った『赤ちゃん』とは思えない、ふくらみ。自分がきもちよくて気づかなかっただけで、ぐ、ぐ、と身をよじって耐えていたのだ。
 吸われはじめてから顔はほとんど隠れてしまうし、いつもはいじわるなことを言う口はふさがっているし、きもちいいのか不安だった。自分ばかり、なんて言ったら怒られてしまうけれど、今日は仕方ないだろう。だってずっと乳首を吸われていじられているだけなのだ。『ママ』である前に『恋人』だ。何か、したい。
「ん……っ♡」
 おっぱいをあげたまま動くのは骨が折れたけれど、今は『ママ』なのだ。ぱんぱんに張りつめたちんこーいや、おちんちんをすっきりさせてあげなくてはいけない。
 チャックを下げようと手を伸ばすと、ビク、と一瞬硬直した。嫌なのかと思って、頭を撫でながら、ママがきもちよくしてやるよ……♡と言うと、身体の力を抜いてちゅう、と乳首を吸われた。
 抵抗されないし、いいということなのだろう。片手でもたつきながらも下げきると、ぶるん、と全然おちんちんなんてものではない御立派なイチモツが飛び出した。
「赤ちゃんなのにグロいおちんちん……♡」
 む、と熱気を放つおちんちんは、触れるとびっくりするくらい熱くて硬い。赤黒く張り出た亀頭は先走りで濡れててらてらと光っている。上向きに軽く反って血管の浮いた肉茎を優しくふんわりと握って、根本からさきっぽへとしごくと、精子を貯めこんだきんたまが重そうにゆれた。
 手の中でびくびくと脈打つおちんちんに、胎がますます興奮してきゅうぅぅ……♡と締まってしまう。先走りのぬめりを借りて上下に動かすたび、ぬちぬちといやらしい水音が立って、両足で挟んで押さえても、ちんこがぷし、と先走りをもらす。
 おちんちんをいじりはじめてから乳首への刺激がまばらになってきた。きもちいいところをくすぐると、息をつめて動きが止まる。それでもおっぱいにはちゅうちゅうと吸いついて、揉み続けているのがかわいく見えるのは母性というやつなのか。
「かわいい赤ちゃんおちんちん……っ♡ママのおててにいっぱい、びゅ〜っ♡ってしよぉな……♡♡♡」
 おちんちんをゆっくりしごきながら、おっぱいを吸う『赤ちゃん』の耳元でこしょこしょ、と伝えると、おちんちんがさらにぐぐ、と力を増した。きんたまもぐぅ、と持ち上がっている。
「まだだぁめ♡」
 先走りに白いものが混じりだしているのに気づいてきゅっと根本を締めると、呻きを飲み込むように喉を鳴らした。
 射精を止められて、苦しそうに尿道口をぱくぱくするのがかわいそうで、かわいくて、たくさんきもちよくびゅ〜っ♡とさせてあげたい。こんなことならお尻にびゅ〜〜〜っ♡とできるようにしておいたのに……♡と想像して、それだけでまた甘イキしてしまう。
 限界まで押し留めた指をおもむろに離すと、おちんちんみるくが先走りと混じってぴゅ、と吹き出す。放っておいてもびゅ、びゅ、と小刻みに出ているが『ママ』だから、きもちよくおちんちんをすっきりさせてあげなきゃいけない。
 おちんちんみるくでずっしりとしたきんたまを優しくこねて、根本から茎をやわやわとしごく。上に上に行くように、何度もちゅこちゅこと撫でていると、おっぱいがきゅう、と強く吸われた。
「ふ、あんッ♡……ママのおっぱいだぁいすきなひとやくん♡♡♡ぱんぱんの赤ちゃんおちんちんびゅびゅ〜っ♡ってしたいよなぁ?いいぜ♡♡♡ママのおててにいっぱい♡い〜〜〜っぱい♡赤ちゃんおちんちんみるく、びゅぅ〜〜〜っ♡♡♡ってしよぉな♡♡♡」
 もう一度、まだまだたっぷりと貯めこんだきんたまから搾り出すように、手のひらで揉む。張りつめてもどこかふにふにとしたふくらみを上へと押すたびに、限界が近いのか腰がびくびくと跳ねだした。
 きゅっと上を向くきんたまがかわいくて、指でぷるん、とゆらすと、ちゅうっと乳首を強く吸って、腰がびくんと反り返る。おちんちんみるくもびゅびゅっと飛び出したものの、ちゃんとしこしこされなきゃイヤだと言わんばかりに薄い上澄みだけが手を濡らした。
「赤ちゃんきんたまぷにぷに〜っ♡ってされてびゅ〜っ♡ってしたくないんだぁ♡♡♡だしていいのに♡びゅ〜っ♡ってママのおててにい〜っぱい♡だしちゃって……♡♡♡……ごめんね♡ママ、ひとやくんがいっしょうけんめいでかわいくて♡いじわるしちゃった……♡♡♡」
 もぞもぞと動いて我慢していたのはわかっていたけれど、抱えた頭が、触れた場所がどんどん熱くなる。腰をへこへことゆらしながら、顔を隠すようにおっぱいにうずもれて、ちゅ、ちゅう、ちゅぅぅぅ〜……と乳首を吸った。
 おちんちんみるくでぬめぬめとするのを少しだけ強く握ってちゅこちゅことしごいてやると、腰の動きが激しく変わり、ぬめりが増していく。じゅこじゅこと尻を犯されるときと同じ動きで筒状にした手を貫かれ、口も手もおっぱいにぎゅう〜とすがるようにくっついて、発情しきった乳首と胎がきゅうきゅうきゅんきゅんとイッてしまった。
「ひゃ、は♡ひとやくんわるいこだなぁ……♡ママずぅ〜とひとやくんにおっぱいちゅぅ〜っ♡ってされてえっちなおもらししてるのに……♡♡♡わる〜いひとやくんの♡わる〜い赤ちゃんおちんちん♡びゅびゅ〜〜〜っ♡ってした〜い♡ってびくびく〜っ♡ってしてるねぇ♡♡♡ママのおててきもちいいねぇ♡じょうずにびゅ〜っ♡ってして♡ママのおててえっちなみるくでまっしろにしようね♡♡♡……でもきづいてるかなぁ……♡ママもうしこしこ♡ってしてないの♡♡♡さっきからず〜っと♡ひとやくん♡ママのおてて♡オナホにして……♡赤ちゃんおちんちんみるくびゅ〜〜〜っ♡ってしたい♡ってひとりでしこしこ♡してんの……♡♡♡」
 より赤く、熱を帯びた耳元に、赤ちゃんなのにひとりでおちんちんしこしこ♡できてえらいね♡とささやいて、ぶる……っとふるえるおちんちんをきゅっと握りこむ。ヤケクソなのか限界なのか、腰をさらに激しくふりたくり、ぢゅっぢゅぽぉ……ぢゅっ、とねばった水音をたてはじめた。
 へこへこしこしこと一生懸命に上下するおちんちんが可愛くて、そんなにママのおててオナホ♡きもちぃんだ……♡ママのナカ……♡とどっちがきもちぃのかな……♡と煽り立てると、腰が止まり、かぷ、と吸っていた乳首を甘噛みされる。
「あっ♡ぁんっ♡あぁっ♡♡♡おっぱい♡かんじゃだめ♡♡♡ママのちくびとれちゃぅ……ッ♡♡♡イッちゃうぅ……ッ♡♡♡」
 ぷしゃっ、とちんこが急な刺激に潮を吹いた。乳首ではナカイキしかできない。最初に乱された胸元以外、どこも肌をさらしていないのに、下着もパンツもびしょびしょになった股間の真ん中で、精を出す気配のないまま勃起している。
 すっかりおちんちんしこしこに夢中で、おっぱいは咥えるだけみたいになっていたのに。さすがに煽りすぎたのかもしれない。あとが怖くなってきたが、ここまできたら恥ずかしいのはお互いさまだ。
「……っ♡赤ちゃんなのにママのこといっぱい♡いっぱい♡えっちにして……♡♡♡ほんとにひとやくんわるいこだなぁ……♡ママのおててオナホ♡でひとりでしこしこ♡びゅ〜〜〜っ♡ってできるいいこだとおもったのになぁ……♡すご〜くわるぅい赤ちゃんおちんちん♡やだ♡っていっても赤ちゃんきんたまからっぽになるまでびゅ〜〜〜っ♡びゅ〜〜〜っ♡ってしてやるよ……♡♡♡」
 からっぽ、あたりでびくん、とちんこが反応して、少しだけびゅ、と精子を吐き出した。顔は依然として埋もれるようにして隠れているが、ちらりと覗く目は切羽詰まった色をしている。
 普段抱かれているとき、獄がどうなっているかなんて見る余裕はほとんどない。何もかもとけあうようにきもちよくて、本当にたまに自分とおんなじなんだと思うだけだ。
 だから丸めただけの手を心底よさそうにへこへこしこしことされるのに、どうしようもなく興奮した。こんなふうに自分に食らいついて、みっともないくらい求められているのだと、ふられる腰の激しさにつられてゆれるほどに。
 思えばお互い、こんなバカみたいなごっこ遊びに萎えるどころか興奮しまくっているのだ。間違いなく相性はいい。もちろん良い意味で。
 いよいよ限界なのか、抑えても抑えきれない、と小刻みにゆれるちんこを、きゅうぅ……と優しく包みこむ。
「ひとやくん♡♡♡ママに赤ちゃんおちんちん♡しこしこ♡してもらえるのうれしいね♡♡♡あまえんぼで♡えっちで♡わるぅい♡赤ちゃんおちんちん♡い〜〜〜っぱい♡しこしこして♡びゅびゅぅ〜〜〜っ♡ってた〜〜〜〜〜くさん♡赤ちゃんおちんちんみるく♡だそぉなぁ♡♡♡……はやくひとりでしこしこびゅ〜〜〜っ♡ってできるお兄ちゃんおちんちんになって……♡♡♡ママのナカのおちんちんほしい〜っ♡ってしてるえっちなところ……♡♡♡いっぱいい〜っぱい……♡かっこいい〜♡お兄ちゃんおちんちんで♡びゅぅ〜〜〜っ♡ってたねつけ♡しようねぇ……っ♡♡♡」
 何度も我慢を重ね、寸止めを食らい、ぱんぱんに張りつめたちんこを一息に根本からさきっぽへと搾り上げる。くすぐるとよがる尿道や裏筋を意識して指の腹で擦ると、全身をびくつかせながら、喉奥をふるわせて喘ぐ。
 おっぱいをしゃぶったままの音の無い嬌声は、口内をぶるぶるとゆらし、制御をなくした舌がめちゃくちゃに乳首を舐め回した。噛みつくまいとがくがくとする歯列がかすめると、舌とは違う固さで敏感になった頂を刺激する。
「……っ♡まぁたママにえっちないたずらしたぁ♡ひとやくんわるいんだぁ♡ママのナカにびゅびゅ〜〜〜っ♡ってたねつけ♡するお兄ちゃんじゃなくて♡ず〜っとママにしこしこびゅ〜〜〜っ♡してもらう赤ちゃんがいいんだぁ♡♡♡」
 こちらだって似たようなものだ。甘イキばかり繰り返し、結局、真から達するには触れられて、挿入れられて、獄しか知らない奥まで満たされないとダメだと突きつけられている。
 手じゃなくて、びしょぬれの下着の中できゅんきゅんうずく尻を、ひとやのちんこがほしくてえっちになってるところを、あたまがばかになるくらいずぼずぼされてイキたいのに。
 もう二度とママなんてやらない。やってられるか。
 本当なら自分の胎をぐちゃぐちゃに犯していたはずのちんこをぢゅぼぢゅぼと勢いよく上下に擦り上げる。ぢゅっぢゅっとねばついた濃い精液がぶっ、ぶちゅ、と吐き出され、指にからみついた。
 もう手は止まらない。ぢゅっぢゅぼおぉっぢゅぅっと貯めこんだ精子を根こそぎ搾り尽くそうと、亀頭に優しく爪を立てる。張り出した亀頭のさきっぽ、白濁にまみれた尿道口をくりくり〜とほじると、ひときわ激しく腰がゆらされた。
「さきっぽいいこいいこ♡されるのきもちぃよなぁ♡ママのナカのえっちなところ♡にもぐりぐり〜♡ってして♡びゅ〜〜〜♡ってするもんなぁ〜♡ひゃは♡おててオナホ♡いまだけゆびでさきっぽ♡ぎゅ〜♡ってしてやるから♡ママのナカだとおもってぜぇ〜〜〜んぶ♡だしな……♡♡♡」
 肉茎をしごいていた手でさきっぽを握りこみ、下から上へ打ちつけるようにふられる腰の動きを受けとめる。ぶちゅ、どちゅ、と尻にされるのと同じ動きと音で犯されて、ふぅふぅと鼻息荒く乳首を吸われ揉まれて舐められて、頭がトビそうになるのをこらえた。
「ふぁ……♡しこしこじょ〜ず♡しこしこじょ〜ず♡赤ちゃんなのにしこしこ♡オナホたねつけ♡できてえらいなぁ♡♡♡すっごいこくて♡ねと〜っ♡ってしてて♡ママのおててオナホ♡ひとやくんにはらまされちゃう……♡♡♡……ママのナカ……♡ほんばんたねつけびゅぅ〜〜〜っ♡ってするときも♡おんなじくらいこゆ〜い♡♡♡おちんぽみるく……♡だせよ……♡♡♡」
 ナカに出されたくて発情しきった声を隠さず、きゅうぅ、と指をまるめて射精を促すと、どちゅん、と突き破らんばかりに叩きつけられる。
 手のひらの中でびくん、びくん、と脈打ちながら、びゅくん、びゅるるる……、びゅ、びゅる……と絶え間なく子種を放たれる。指の隙間からぶぶ……と泡立ちながらあふれるねばついた白濁にぞくぞくと背がふるえ、挿入られてもないのに胎が絶頂を迎えた。
「あっ♡あっ♡あっ♡はぁぁぁ……♡♡♡……ママ♡ひとやくんに♡おててオナホに♡びゅ〜っ♡って♡たねつけ♡されて……本気イキ♡……しちゃったぁ……♡♡♡おしり♡ひくひく〜っ♡って♡おちんぽはいってないのに……っ♡♡♡赤ちゃんおちんちん♡しこしこ♡おてつだい♡しただけなのに……っ♡♡♡」
 尿道の残滓まで出しきるようにかくかく動いた腰がようやく止まり、へにゃ、としたちんこが子種まみれの手から抜け落ちる。ほぼ同時に乳首に吸いついていた口と手も剥がれた。
 あらためてむわりと独特の匂いと熱を放つ手のひらを見ると、貯めこまれた欲を思い知る。乳首はどちらもぽってりとして、いじられ続けたせいか解放されても勃起したままだった。吸われていた方はぬめぬめとテカり、本当に何か出ていたかのように見える。
 そして自分から言い出した『赤ちゃん』ー恋人といえば、両手で頭を抱えて落ち込んでいた。
「……何してんだよ。だいたい獄がやれっつぅからはじめたんだろうが。いまさら恥ずかしがってんじゃねえぞ」
「……クソエロガキ……覚えてろよ……」
「ひとやくんがママのおててオナホにへこへこ腰ふっておちんちんみるくしこしこびゅ〜〜〜ってしたことを?」
「……あー……クソ……そうだなお前はそういうやつだよな……下品で恥知らずで……」
「めちゃくちゃヨカッたくせに」
 実のところ貯めこんだ、にしても尋常ではない量に、ごっこあそび以上に驚いている。ストレス社会で戦う恋人は想像よりも疲れていて、甘やかされて優しくされたいのかもしれない。
 証左のように黙ってしまった口に、触れるだけのくちづけを落とす。いつもより赤い、腫れたくちびるは、『ママ』の乳首をしゃぶってばかりで『恋人』にキスをしてくれていないのだ。
「ママとしては二度と御免被るけど、恋人として甘やかしてやるのはやぶさかじゃあないぜ?」
「そんなの俺だってそうだよ……」
 赤ちゃんあつかいは我慢ならん、と起き上がった身体に抱きしめられる。お互い服を着たまま汗だのなんだのにまみれてべちょべちょで、肌はいまだに熱く、抱き合った形から動けない。とくとくと落ち着いた鼓動が心地良くて、身をゆだねるようにすり寄る。
 なるほど、これは『赤ちゃん』には無理だ。





「お前まだイッてないだろ」
「イヤってほどイッたわ」
 軽く身を整えて、ぼちぼち風呂でも入るか、とソファーから降りようとして後ろから引き止められた。
 身体を重ね、肌を合わせていくうちに、すっかり拓き尽くされてしまい、本来なら性器ではない場所が性器よりイイ、なんてことになっている。
 たしかにちんこは勃起したままなのだが、他でさんざんイッて疲れきっているのだ。そのうち適当におさまるだろうし、そうでなくとも風呂か便所で片付けるつもりだった。
「……さっきまでお世話になっちまったからなあ……」
「自分が恥ずかしいからって人を道連れにしようとすんな」
「そんなまさか」
「目がこええんだよ!!」
 赤ちゃんあつかいしたのがおかんむりらしい恋人の目は、色めいたものではない欲に染まっている。自分もノリノリだったのだからいいだろうに。というか自業自得だ。
 だとしてもこの状態で頭ごなしに拒否したり、下手な反論や抵抗をすると後でグチグチ言われたり、忘れた頃にもっとえらいめに合わされかねない。先ほどまでいいようにちんこをいじってはいたが、普段はそのちんこで頭と胎が真っ白になるまで犯されているのだ。
 今日は尻の用意をしていないから、そこには手を出されない。もし準備万端だったならば『赤ちゃん』と弄んだ相手に『赤ちゃんに中出しされてイくエッチなママ』とか言われていただろうし、今を逃したら後々やられかねないのが容易に想像がつく。
 お互い様、という対等さは大事だ。
 べちょべちょのまま、胸元に背中から飛び込む。萎えないままの股間は先走りと潮でびしょびしょで、気持ち悪いから下着ごと脱ぎ捨てた。一糸纏わぬ濡れた場所がよく見えるように両足を大きく開いて、お好きに、と身を委ねる。
「……拙僧も悪ノリしすぎたけど、言い出しっぺは獄だからな」



 普段は生臭もいいところだが、ときおり菩薩もかくや、という顔をして微笑むことがあるのだ。
「ホンットかわいいなあ……なんだよ腹減ってんのか?拙僧のおっぱい飲むか?でねえけど!」
 ヒャハハ、と笑う声だけが凶悪で、目はとけたバターのようにやわらかであたたかなものだった。
 慈しみをたたえる金色は、ほとんど自分には向けられない。宝石のような瞳の奥は、いつだって苛烈な熱と欲と情が燃え盛っている。
 恋焦がれて身も世もなく求められているのだと感じる目が嫌なわけではない。自分にしか向けられない輝きにはどうしようもない独占欲と優越感がある。
 だから別に、となれたらよかった。
「あ♡あ〜♡あっ♡」
 自分で膝裏を抱えるように開き直させた足の間。勃起だけして射精をし損ねたちんこをしゅこしゅことしごくと、また先走りをとぷとぷをこぼす。
 全身の性感帯を拓かれて尻でイく方がよくなってしまった恋人の性器は、体格相応ではあるものの修行だのなんだのでロクに自慰も知らないまま、本来の役割を果たさないことになった。用足しや風呂ではなんともないクセに、ひとたび色を帯びた触れ方をすると簡単にとろけてしまう。
 凛とした眼差しの整った顔立ちと、小柄でも鍛えられた体。クセはあっても気持ちのいい性格で、老若男女問わずモテる。モテるくせに『自分には獄がいるから』と無警戒で無防備なのだ。なまじ口も腕もたつからか、余計に拍車がかかる。
 せめて、と相手がモーションをかける前にーなんて言ってもわかってるんだかわかってないんだかー「恋人がいる」と言うように躾けた。なんなら名刺も出していいと何枚か渡している。弁護士の肩書に怯むような雑魚が大半で助かる反面、そんなていどの覚悟で寄ってくる相手の根性のなさにイラついた。
「い、た……あっんぅ……っ♡」
 拙僧がカレピがいるっつっても退かねえけど、名刺見せるとだいたいは血相変えて逃げ出すぜ?ーくふくふと笑いながら名刺の補充を求める恋人への苛立ちも思い出して、手元が狂う。強く握りすぎたのをゆるめて、詫びも兼ねて亀頭をくりゅくりゅと撫でれば、びくびくとふるえ、じわ……と白濁まじりの先走りがにじんだ。
 恋人がいる、と言っても退かれない。つまりそれだけ付け入る隙があると思われているということだ。外見のせいなのか言動のせいなのか。どちらにしろ簡単にコマせると舐められている。
 許されるなら見えるところにマーキングをして、あの凶悪な美人には肌を許す相手がいるのだと、話しかけるどころか近寄ることさえ躊躇わせたい。名刺を見せてもただ専属弁護士がいると受け取られて、恋人とは思われていないだろう。
 なのにちっともわかってくれないまま、今日も無警戒で無防備だ。
 なにも赤ん坊だけに妬いたわけではない。服の上でも下でも、触れて、舐めて、いやらしく感じるようにしたのは自分だけで、そこまで許されたのも自分だけだ。そりゃ本当に赤ん坊に乳首を吸わせたら嫌だがそれが全部ではない。
 開かれた寺の中、いたのは件の檀家一家だけではなく、五百年の由緒ある寺の観光客だのも山ほどいたのだ。DRBの件もあって空却を観に来る輩も増えた。
 雑誌だのネットだので取り上げられる写真や記事は脚色も多い。派手で野卑なチンピラ僧侶を期待していた連中にとって、赤ん坊を抱いてあやしながら、かわいいと穏やかに微笑む姿なんて、ギャップが強烈すぎるのだ。
「ん……っ♡」
「ちんこ気持ちいいか?」
「ん……♡きもちぃ……っ♡」
 ちゅこちゅことしごくたびに、見せつけるようにのけ反って、足が大きく開いていく。腰もへこへことゆれはじめ、握った手の下のきんたまもぷるんと持ち上がった。
「ナカにちんぽ挿入れられるのとどっちがいい?」
「そん、なぁ♡ぇらべない♡どっちも……♡」
 ナカ、という言葉に反応して、胎と尻がひくつく。ちんこも小さくふるえて、新しく先走りがもれた。はぁ、と吐き出す息は熱く、甘く達していると言っているようなものだ。
「ウソつけ、今ナカって言われてイッただろ」
「ひっ♡いったけど♡いったけどぉ……ッ♡」
「けど?」
 こんなのはナカでイく方が多くなった身体にはほとんど意味のない質問で、こちらの気持ちを全然わかってくれない恋人への当て擦りでしかない。咎めるようにちんこの根本をきゅっ、と締めると、びく、とはねた。
「ひとやだから……っ♡♡♡」
 喘ぎながらの証言は途切れ、ふるふると身をよじって感じ入る。尿道口の雫がぷし、と弾けたのは名前を呼ばれてうっかり手を離したせいだ。
 続く言葉はおそらく「どっちもいい」で、なんにもわかっちゃくれないくせに絶対にほしいものだけは当たり前みたいな顔をして全部捧げてくれる。
 かわいいつむじと鼻先ばかりがよく見えて、どろどろにとろけた目が、はくはくと甘い吐息と喘ぎをもらすくちびるが、見えない。
「ん、あ……?」
 もう一息でイケる、そんな状態のちんこから手を離すと、不満げな声をあげた。すかさず身体を向かい合うようにぐるんと動かすと、とろんとした目がわずかに瞠目する。そのままの勢いで腕を首に、足を腰に回すように誘導し、ぴたりと真正面から抱き合った。
「ひとや……?」
 快感でふわふわとしていたところを流されて、甘えたな体勢にされたのが恥ずかしいのか、もぞもぞとしている。
 密着を解こうとするのを、ぱちん、と尻を叩くことで制すると、ん……っ♡といやらしく喘いでイッた。腹の間でぷるり、とゆれていたちんこから、とぷとぷとはしたない汁がこぼれる。隠すようにぎゅう、と強く抱きついて胸元に顔を埋め、腰がかくかくと小さく上下した。
「顔」
「ゃ、だぁ……っ♡」
「イくならやらしい顔見せな」
「ゃらしくねぇ、よ……♡あ♡やぁ♡ばか♡」
 腹に擦りつけていたちんこを再び手で包み、ちゅこちゅことしごく。さきっぽからぴゅる、ぷちゅ、と薄く精子が吹き出した。
「……『赤ちゃん』にちんこしごかれてイくやらしい『ママ』のイき顔、見せろよ」
「ひっ♡ゃだぁ……っ♡」
「じゃあイカせねえ」
 ぐ、と強く根本をおさえると、ぱんぱんに腫れたちんこが苦しげにふるえる。いくら出したくてイきたくてしょうがないと訴えられても離す気はない。
「まま、ゃだ……っ」
「やだ、でやめられるもんじゃねえよ。ちゃんと『赤ちゃん』にミルクよこしな」
「……へんたい……っ!」
 罵りながら、それでも上げられた顔は、羞恥と快感でぐちゃぐちゃで、形だけ睨みつけた目にはイきたい、としか書いていなかった。への字に曲がった口も、気を抜けばすぐにだらしなくよだれと嬌声がもれ出てしまうのだろう。くちびるがぷるぷると一生懸命に引き結ばれていた。
「……どの口で言ってんだか」
 はしたなく、いやらしい期待を隠せていないのに、否定する。こんなのもうとっくにイき顔だ。言い訳も逃げ道も奪いとろうと、ぬれそぼったちんこをしごく。
「はっ♡あぅっ♡ゃぁ……っ♡」
「ほら、『ママ』だろ?」
 『赤ちゃん』がミルクほしいって待ってるぞ、と真っ赤な耳にささやくと、ぴゅっぴゅ、と少しだけねばついた白濁が吹き出した。全て出し切ったわけでもないのに、くったりとした四肢は力なく貼りついて、取り繕うことすら出来なくなった目はうるんでとけ落ちそうになっている。
「……ひとやくん♡ほんとにわるいこだぁ……♡♡♡」
 たどたどしい、快感でしびれて回らぬ舌が甘くなじり、わずかに口角を吊り上げた。
 恥ずかしがる方が余計に恥ずかしくなる、というやつか、勃起したままの乳首を擦りつけるようにさらに身を寄せる。
「おっぱいでないのに♡ひとやくんがずぅ〜〜〜っと♡ままのちくび♡ちゅう〜っ♡っておしゃぶりするから……♡♡♡ちくびいき♡しても♡おちんちんみるく♡でないのに♡ひとやくんがずぅ〜〜〜〜〜っと♡ままのちくび♡いじわるするから……っ♡♡♡♡♡まま♡ちくび♡すりすり〜っ♡ってしないと……っ♡♡♡あ♡あ♡あっ……♡♡♡♡♡」
 絶頂に身を投じた金色はうつろに妖しくゆらめき、自らも煽るように淫猥なセリフを放つくちびるは、よだれでぬれて艶めいた。
 こりこりとした粒が胸元で転がるたび、まだ小さくて感度も低かったときを思い出してしまう。指で触れてもなんともなさそうにしていたのに、今では服に擦れるだけでいやらしいおもらしをして、サイズも少し大きくなった。
 握ったままのちんこはよほど乳首が気持ちいいのかどぷどぷと白濁まじりの先走りを垂れ流す。
「『ママ』はちんこより乳首がよさそうだな?」
「……ひとやくんが……♡ままのおしりをえっちにして……♡ちくびも……♡みみも……♡からだぜぇんぶ……♡おちんちんよりきもちよ〜く♡したんだぜ……?」
 喘ぎながら乳首を擦りたくり、だんだんとその動きが大きく、激しくなっていく。へたっていた四肢に力が戻り、しっかりと首に縋り、腰に巻きついて、全身を上下に振り乱した。
 当然、手のひらの中のびしょぬれのちんこも、ねばついた水音を立てながら射精にむけて硬くなる。
 ほとんどオナニーじゃねえか、と思いながらも、滅多にない痴態から目が離せない。
「あ♡ああ♡あん……っ♡♡♡ままなのに……っ♡ひとやくんに♡ちくびすりすり♡ってして♡ちんこも♡しこしこ♡ってしてもらって♡♡♡ままなのに♡ままなのに♡またあかちゃんにいかされちゃう……っ♡♡♡♡♡」
 口先だけの恥じらいの奥にはまぎれもない歓喜があって、びくん!と一際激しく腰が突き立てられると、ふうふうと呻りながらびゅくびゅくと精液をぶちまけた。余さず搾りきろうとしごいてやると、腰をへこへこと振って、ぴゅっぴゅ、と残滓を吐き出す。
「ん……♡ままのおちんちんみるく……♡ひとやくんのおかげでいっぱい……♡」
 おもむろに視線を下へ向け、たっぷりと吐き出された精液を確認すると、はぁ……とまだ甘さの残る息をこぼした。ちんこも身体も搾り切ったようで、大儀そうに向き直ると、とろん、ととろけきった淫奔な笑みを浮かべ、ちゅ、とくちびるにくちづける。
「……やっぱ『恋人』がいい……」
 たまにはこういうアソビもいいけど、と付け加える顔は熱と色を残しながらも、二度目はない、と言ったときと同じ目をしていた。
 今度こそ恋人と風呂に入って、リビングの惨状を片付けなくてはならない。
 そう思うのに、力尽きたはずの恋人が「ひとやのちんこ、また勃ってる……♡」などと股間を撫でさすり、うっとりとしながら「いいこいいこ♡」「おっきいかちかちおちんちん♡かっこいいね♡」「もっかいおちんちんミルクぴゅっぴゅ♡する……?」なんて誘惑する。
 なんのかんの言っても面倒見がいいからハマり役だったのか、『ママ』とは言わないものの子供にするような話し方がクセになったらしい。
「いいから風呂行くぞ」
 このままだとリビングですごすのがさらにキツくなる。ただでさえ赤ちゃんだのママだのやらかしたのだ。空却にとっては恋人の家の居間でも、獄にとっては自宅の居間で、一人でいるときに倒錯的なプレイを思い出すのはあらゆる意味で避けたい。
 そう思って乗っかった身体に手をかけると、ぁん……♡と甘い喘ぎを上げる。どうやら服ごと掴んだ拍子にあらぬ部位を刺激したらしい。足の間にじわ、と濡れた感触が広がった。悪い、と手を離すと、はあ、と熱のこもった息を吐いて、もじもじと両足をすり合わせる。
 考えなくとも際限なくイキ続けるナカでずっと達しているのだ。いまさら射精で一度イッても半端に火をつけ直されるようなものだろう。
 現に、目の前の恋人は、片手は獄のちんぽをしっかりと握り、もう片手は自分の出した精液を指にからめて、尻の方へと持っていった。
 くちゅ、と見えない場所から響くいやらしい水音に、握られたちんぽがぴく、と反応してしまう。
「……おふろでおしり……♡じゅんびするから……♡ひとやの♡おちんちんで♡ほんばんたねつけびゅ〜〜〜っ♡って♡して……♡♡♡」
 恋人に尻をくちゅくちゅといじりながら、いやらしい言葉でちんぽをねだられて断る理由があるだろうか。
 握られたままのちんぽがまた一回り大きくなり、あ……♡なんて嬉しそうに喘がれて断る理由があるだろうか。
 とりあえず風呂に行く。あとのことはそれから考える。





 ー当然ヤったわけだが、それからしばらく赤ちゃん言葉めいた淫語で煽られ喘がれるハメになった。
 うっかり外でぽろ、とこぼし、その場の空気が凍ってようやく気をつけよう、という運びになったが、完全にやめたかというのは秘匿する。
+EX

2021/05/18


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