名前には、其の時に抱えている案件が片付いたら結婚しようと言ってくれている異性が居た。けれど、其の案件が片付く頃に彼は此の世を去った。得られる全ての情報を合わせてみると死なずに済んだ筈だった。けれど、其の場合は彼の教え子が死んでいたのだろうと思えるだけに、誰も責められぬ苦しさに涙を呑み、淡々と事後処理等の仕事をこなして母国で有る日本へひっそりと戻った。
戻っても仕事は無くなら無い。とは言えど、長期の任務の後は多少は気を利かせて貰える。新たな仕事は顔を知られて居ない事を利用して非魔法側の公安に協力する事になった。