名前は月経の蒸れや、それに伴う痒み等の軽減の為であったり、水着を着るために、アンダーヘアの手入れは日本人としてはしている女だった。形は何となく一番自然に感じた逆三角形に短めに整えて、他の体毛も頭髪と眉以外は処理の時間と手間に嫌気が差して全身の永久脱毛だって時間を掛けて施術を受けていた。
だからこそ、ハデスとしては驚くこともなく名前を見てその滑らかな肌に指を沿わせて
「ああ、女性としても嫌だろう?俺としてもコンプレックスなんだが、生まれ持った物だ。仕方ないんだよ。」
名前は知識欲のある女だった故に、古代ギリシャでの価値観も凡そ知っていた。
「ハデス様、私の故郷では大きい方が持て囃されていましたよ。故郷の男性が見たら羨むわ!其れに大丈夫です、日本人男性の物はギリシャ人男性の物より堅いのです。だから…しっかり前戯して慣らせば問題有りませんよ?」
そう言いながらハデスの男根に指を這わせて身を屈めて其れを見ている名前の声は嘘を言っているとは思えない。
「本気か?お前の手首よりも大きくなってしまっているんだぞ?」
ハデスのその体格に合う大きさの男根は、確かに人間には無いサイズで、男性経験の無い自分で無くとも前戯無しでは…いや、余程馴染まなければ痛いだろうと名前は分かっていた。
「良いですか?私は貴方と一緒になりたいと思っています。2人だけのエリシュオンに連れて行っては下さらないの?」
その表現にハデスは息を呑んだ。
「俺と一緒になる事がエリシュオンに行くような心地になると言いたいのか?そこまで言わせてしまって、俺のコンプレックスを気にして手を出さないのは失礼だな。」
誰もが死した後に望むであろうエリシュオンの事を持ち出されて、ハデスは名前の体に再び手のひらを寄せた。