「え?触れたものを全て砂に?とても素晴らしいユニーク魔法じゃあないですか!」
そう言ったのは異世界からNRCの闇の鏡に選ばれて、知らぬ間に馬車に乗って世界すら越えてしまったらしい同い年の1年生である女子生徒だった。
「は?ふざけてんのか!?」
レオナはいくら相手が女とは言え、こればかりは苛立ちを隠す気も無かった。
「私の故郷は、わざわざ砂を海外から買ってるんですよね…河川の治水工事の為だったり、水害時の土嚢袋に詰める為だったり、建材用だったり…なかなかに使うので輸入に結構頼ってますし…後は、そうですね、処理し難い廃棄物を全て砂に出来たなら、輸入に頼らずに済みますし…最高じゃあないですか。後はそうだな…水がない場所だと、消火に使えるでしょう?」
つらつらと述べられる彼女にとっての利点に、レオナは固まって、ただアキを見た。
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