リン(別バージョン)/ユウが伝道者してるやつ
ユウ、そうしてリンはナイトレイブンカレッジのオンボロ寮に暮らし、様々な出来事に遭遇しては解決してきた。
しかしユウは16歳、リンは24歳と少し歳の差があった。2人とも地球という惑星出身な事は一致していた。だから、ユウはリンが違う地球出身だとは思ってもみなかった。
それが露呈したのは、リンがワーカーホリック気味に学園長の書類整理や、他の先生方の手伝いに励んでいる間に、ユウが布教したとある作品のコックピット式のゲームがあったと至言した事で、イグニハイドを中心に作られた戦場の絆、SEEDエディションのお披露目として、布教されていた人々と共にリンも友達として呼ばれた時だった。

「見てよ!これ、コックピットに乗り込んで戦えるんだよ!」

ストーリーモードと対戦モードがあるらしく、2つのコックピットが並んでいた。

「へえ、最近楽しそうにしていたのは、これを作っていたのか。」

「何だ、何も聞いてなかったのか?」

「知らなかった。」

対戦モードでちょっと誰かやってみようと言うことになり、制作に携わったイデアが一つに乗り込んだ。

「私がやってみても構いませんか?」
コックピットの中を覗き込んでいたリンが言った言葉に、まさか彼女がこう言ったモノに興味があるとは誰も知らなかった為、一瞬時が止まる。
「あら、いけないの?」
首をかしげるリンにユウは慌てて否定する。
「とんでもない!まさか興味があるとは思わなくて!あ、乗り込んだ時のパイロットスーツも選べるんです。好きな物をイメージしてハッチを開けたら魔法で変化してくれるようになってます!」
魔法のお陰でなりきってゲームが出来る。
「へえ、面白いわ。じゃあ、いつもの格好で良いかな。」
そう言ったリンがハッチに手伸ばす。
いつもの格好と言うことはそのままか、と皆が思っていた。
「へえ、本当にあの頃のまま。」
そう言ってスルリとコックピットへ乗り込んだ。
「はぇ?いつものって?!」
ざわつくものの、説明も未だなのに、2つのコックピットの間に置かれたモニターには、2人の顔とゲーム画面が表示された。
「え!リンさんってばプロヴィデンス選ぶの?!白服で?!」
発進シークエンスがアナウンスされ、リンが静かに宣言した。
『リン・キャンベルだ。プロヴィデンス出るぞ。』
国際チャンネルを開かなければ互いの声は聞こえない。
『どんなものかお手なみ拝見させてもらいますぞ』
イデアがフリーダムで発進した。
『ふ、これはこれは……しかしその武装なら……ん、このドラグーン、ベースで自動化されているのか。自動化解除……これだな。あの男に扱えて私に扱えぬはずがない』
ゲームとして自動化ドラグーンを基本にしてあった。それをリンは解除し辺りを飛び交う連合のMAやMSを次々と撃墜して行く。
あっけなくイデアの機体はドラグーンに蜂の巣にされた。
『ああ、ふふ……わざわざ私が出て負ける訳がない。しかしこのシュミレーターは面白い。』
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