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2016/12/27 16:20

年の瀬が迫ってきたなぁ…近頃はよく冷える。襟巻だけじゃ足りんくらいだ。
そんな時期に少しばかりの遠出をしてきた。

数日間、また彼と過ごす事が出来たって訳でな。まぁ俺としてはこれだけでも充分に嬉しい事だ。
生物を見て触れて癒されたり、のんびりと公園の中を散歩したり、楽しくも下らんような話で笑い合ったり…と、楽しんだものは上げ始めたら切りが無い。
幾つもくりすますぷれせんとを貰ってしまったが、俺から渡させてくれなかった事は暫く根に持ちたいくらいだ。旅の始まりからずっと何が良いだろうかと悩んでいた時間は意味が無くなってしまったじゃないか、…なんてな。言う程怒っている訳でもない。
とは言え栗鼠や月の飾りも、とても気に入った。共に文へ認める事も案外楽しかったしな…次の機会にって事で、一先ずは多目に見てやろう。
どちらの飾りも確と身に付けているぜ、旅の日に引き続き勿論これを記している今日も。そうしていると多少なりとも君を近くに感じるかもしれないだろう?万一にも無くしてしまわんよう気を付けるさ。

寒さも中々悪いもんじゃないぜ、君の手を取る口実になる。
帳面を選ぶ事は勿論だが、共に文を認めるってのも案外楽しかったぜ。揃いの物が増えていく、君のその発言で気付いたってところだ。いやいや…頬が緩んでしまいそうだな。小さな事の積み重ねだとして、それで喜んでくれる君が愛らしい。…いや俺も嬉しがっているんだが、な。

そう言えば俺も君と同様、この旅が今までで一番笑っていたような気がする。それの主は大した話じゃないかもしれんが、君となら何だって。
記憶に濃く残ったのはやはりあれだよなぁ…え、えれ、…まぁよく分からん可笑しな横文字だ。
次の約束までが遠くてなぁ…こりゃあちと寂しい気分だ。君も同じ気分であったなら嬉しいねえ。
まだ行ってみたい場所が幾つかある。決めた場所でなくとも、愛しい者と一緒に居られるならどんな場所でも楽しい時間に出来るだろうな。君が言っていたように、手を取って並んで歩くだけでも落ち着く相手は何時までも君なんだろう。
その前に、もう直一年を迎えるんだな。それもまた待ち遠しいもんだ。
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2016/12/09 12:03

楽しんでるぜ。紙を前にして筆を持つ、紙面に筆先を滑らせる。一字一字それらに想いを込め…られているかどうか定かじゃあないが、俺にとってはこの時間もとても楽しいものだ。
先日暇が出来た頃に散歩へ出たんだが、偶々そこで美しい紙を見付けてな…あぁいや探しに出ていた訳じゃないぜ。つい貰ってきてしまった。
美しい君へ贈るには、美しい紙が似合いだろう?……ん、やはり中々だ。
この紙へ記す為に君から貰った筆を使おうか、なんて密かに思っていたんだがなぁ…これを箱から取り出せる日は遠そうだ。記す前にまだ暫く、葛藤でもしてみようか。

一人で達磨を作ったり兎を作ったり、と勝手に遊んではいたんだが次は誰かと雪へ触れたいねえ。
二人で入れる程の大きさのかまくらでも作るかい?あの中が案外暖かい事くらいは知ってるぜ。なぁ、そこの君。
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2016/11/26 15:00

あと一ヶ月も寝ない内にくりすます、という華やかな祭事があるらしいぜ。ほんの少し前に紅葉を見たと思っていたんだが、気付けば大分時が経っていたようだ。

その日は樹を飾り付けたり、真っ赤な衣に身を包んだ者が玩具や菓子を届けたり、愛しい者へ白い物を贈ったり…と、まぁ諸説あるが君ならどれが良いだろうか。
改めて贈り物を選ぶってのはちと照れ臭いような気分になってしまうなぁ…。予め、君が何が欲しいのか探っておくべきか?最近は彼に刀剣男士として見られていないような気もしてなぁ…勿論楽しい意味で、なんだが。そろそろ惚れ直させる何かが必要だろう?…という訳でな、覚悟しておいてくれ。
上手く探り出せなければこの身一つで我慢して貰おうか…なんてな、っはは。
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2016/11/21 16:18

またしても随分と間が空いてしまったなぁ。
念願と言えば上手く伝わるのやら…どうだろうか、数日の旅へ出てみた。ほんの数日、されど数日、あの時間は短く感じたもんだ。

賑やかな場所へ足を運んだり、この時期一度は見てみたいと思っていた紅葉も見る事が出来た。紅葉と呼ぶにはちと時期が早かったかもしれんが……ま、葉が色付いて見上げる者の瞳を奪った事には変わりないだろう。
鮮やかな緑色、黄色、朱色。それらの枯葉が降る中、君の手を取ってのんびりと歩くのも悪くない。紅葉の美しさによる影響と言うよりも、俺にとっては君と共に在る事の方が倍は嬉しいんでな。
庭園には割と人々が多かったが、その分そこを住処とする鳥達も多く見かけたな。人も動物も、各々が元気な姿を見せていたような気がするぜ。

数日の内一晩、花火を見た夜がある。夜空へ打ち上げられるそれを見る事に夢中で居たんだが…あの時君の目を見れば、そこに花火が浮かび上がるようで綺麗だったんだろうな。
君の隣に居させて貰える事は俺だって嬉しいのさ。また君の手を握りたいねえ…何れ重なる刻があれば、共に。
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2016/11/08 22:50

今宵も冷えるねえ…誰かと共に団子でも頂こうと思ったんだが、流石にここまで風が冷たいんじゃ食べ終える頃には身体の芯まで確と冷え切ってしまいそうだ、ははは。
縁側で月見をしながら、ってのは諦めよう。

…そうだ、今しがた一軒の縁を加えさせて貰った。
あぁ未だ伝えちゃいないんだ、ひっそりとだぜ。っはは、おっと…口を噤みな(堪えていたものの思わず口許緩ませて笑み浮かべつつ、直ぐ様立てた人差し指を唇へ添え)
それじゃ、俺は共に団子を楽しんでくれる奴を探しに向かうとしようか。
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