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2016/11/07 11:14

のんびりと過ごす事は好きだぜ、それに変わりは無いんだが…最近は些かのんびりとし過ぎな気がするなぁ…漸く自覚してきたやもしれん。いい加減身体が鈍ってしまいそうだな。

何時の日か、本丸から離れた地へ遠出でもしてみたいもんだ。
この時期に外へ出るならば何処が良いかねえ…どうやら日中は暖かいらしいんだが、朝晩は冷え込むな。
君等も、風邪なんて引いてくれるなよ。

ATTENTION


 ・流血描写
 ・人間殺害
 ・刀剣破壊
 ・拳銃使用
 ・長文(字数1500程)

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1107

2016/11/01 11:25

手紙を、書く事が好きだ。
ははは、唐突かい?何かを想いながら帳面と筆を用意した後は、想いのままそこに筆先を滑らせるだけだ。
何者かに渡す訳でもなく記す事もあれば、渡す物としてもまた同義だ。故に、渡す物として書いた分も含めそれらを暴かれるのは些か耐え難いものがあるだろうなぁ…っはは。

予想ならば的中、ってか?困った事にその大半が帳面何十枚と続く物でな。多少なりとも纏められないもんか、と日々苦労しているのさ。
そして今、俺は正に筆を持っている真っ只中の訳だが…それを踏まえれば中々書き進める事が出来ん。筆を滑らせるより早くに眠くなってしまうなぁ…未だ宛てる一人の名を書いたまでしか進んでいないな。やれやれ…これを書き終える日は遠そうだぜ。
1101

2016/10/21 12:23

あぁ大丈夫だ、ちゃんと働いてるぜ。最近じゃ内番でほんの少しばかり慌ただしくしている程度でな。
とは言え、もう少し此処へ記すだけの余裕をくれても良いと思うんだが、なぁ…。記したい事なら山程に。
畑当番、洗濯、炊事、馬当番…さてと、次はどんなトンチキな仕事をさせるつもりだい?ま、任されたものは確と熟してみせようじゃないか。

そうだなぁ…近況でも。
最近彼と酒を飲み合ったんだが、普段俺に然程耐性が無い所為もあって見る機会が無かったが…一言で簡潔に言えば、酔っ払った君を初めて見たが、あれはとても愛らしい。
また何れ、俺も強い酒を用意しておこう。勿論潰れん程度にな。誰かのように眠ってしまわれちゃ残された方は退屈だろうしな、ははは。君の瞳やその存在自体で、共に話してくれるだけでも充分な肴と呼べるだろう。全く…どうしてくれるんだ、君と過ごせる毎日が本当に楽しくて仕方が無い。
1021

2016/10/04 12:13

年寄りってのは昔話が好きでな。俺もまた、その内一振って訳だ。
さて、今日は何を語ろうかね。
そうだなぁ…もう随分と共に居るような感覚をくれる、愛しい者の事を。

今でも疑問に思う事が多々あるんだぜ。あの時確かに君へ尊敬の意を向けていた…いや、それは今とて同じ事か。そんな君と俺が、何故今こうした関係を結べているのかってな。
俺の見た君の姿は、出陣や遠征に慌ただしく過ごしながらも本丸の皆と本当に楽しそうに笑い合っていた。君と話している奴等も心底楽しんでいる、そういう表情をしていたんだ。そこに俺も交ぜてほしくなった、それが本丸へ行く事になる切っ掛けだな。
君を見掛けたのは偶然散歩していた時だったか…あの刻には我ながら感謝しておきたいくらいさ。
そこに交ぜて貰えてから暫く、俺がこの身で顕現して以来味わった事の無い体験を幾つもさせて貰った覚えがあるぜ。
君と話せていた期間としては然程長くないのかもしれんな。長期の遠征で本丸を出て行った君が帰城した日の感情は未だ薄れる事無く俺の芯に残っている。
それからは…まぁ何だ、何となく君がまた何処かへ出て行きそうな予感があったんでな。突然君の部屋の障子を破ってみたり幾つか悪戯を仕掛けたんだったか?
当時は随分と宵っ張りの君、そして夜に眠る事を嫌う俺、二振で何でもない事を話し合ったり互いに夜を更かしたり…と、あの刻限を楽しむ事が出来たのも久々だったぜ。君との信頼関係を築いていく事に、そう時間はかからなかったな。
あの頃は俺の思考がどうにかしていたからなぁ…それによって君を悩ませた事もそうだが、早く君の言う通りにしておけば良かったと今でも後悔が付いてくるくらいさ。

心を表す言葉を欲した時の、君の困った顔も忘れられんなぁ…告げて貰えて、告げる事が出来て良かった。
今でもやはり夜が得意じゃないってのは変わらんが、傍に君の存在があるならばそれだけでも確かに当時とは違う感情だ。
君が在るからこそ、この俺が付喪神として存在し、他の仲間も含め共に幸福を感じる事が出来ている。世界の見方が少し変わったようなもんだ。
日々への小さな感謝は忘れたくなくてな。これからも何時だって君に感謝している事を覚えていてくれるかい。

昔話だけに収まらず、今でも君が仲間と話す光景に目を奪われる事は知っているか?あの頃の君と、今の君の姿は変わらないままだぜ。あぁ勿論他意は無いんだ。
皆の前では普段通り美しく振る舞う君が時折俺に見せてくれる愛らしさ、まぁ伝える度に否定されたり首を傾げられたり、挙句その言葉自体の無視をされる始末だが。出来れば、愛らしさを見せるのは俺だけにしてほしいねえ。

そんな何気無い日常だって、とても好いているものの内一つさ。時にはふざけながら、時には真面目に話を聞いてくれる君を頼りにしてるんだ。俺の自慢の、愛し一振。
これからも俺の一等は、君だけに。
1004

2016/10/02 18:41

涼しいと思えば急に暑くなったり、陽が沈めば寒くなったりと…この身で感じる気温ってのは慌ただしいもんだな。人々がこれで身を壊し易いという点にも頷ける気がするぜ。
何はともあれ、君等がそうなっていなけりゃ充分なんだが。
…俺かい?あぁ元気さ、だから心配しなさんな。付喪神はある程度頑丈なんでな、その気持ちは有難く受け取っておくが先ず自分の心配をしないといけないぜ。
未だ暑いとされる時期が過ぎ行く前に、後は何をしてやろうかと…そんな事ばかり考えているなぁ。お陰で、一日や時間の経過がとても早く感じるのさ。
1002
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