SKIT
「ミトスくんはユグドラシル、なんだよね。なんだか不思議な感じがするね。いつもナギサからお話を聞いてたからかなあ」
「そう……かな。そうかも。わたしも全然結びつけなかったし、印象、変わった……かも」
「そっか……あれ?」
「どうしたの?」
「うん。あのね、私……もしかしたら、ユグドラシルの顔、覚えてないかもって」
「あ……あ〜……そうだね。前に会った時、コレットは天使になってたから、覚えてなくても当然かも。この後、塔に行って会えたら、それが初対面みたいなものだね」
「そだね。ねえ、私とユグドラシルって似てるの? 前にミトスくんと髪の色がすごく似てるって言ってたよね」
「う、うん。そうだね。髪の色はミトスくんに似てるし、笑った顔がマーテルさんによく似てて……あ」
「ナギサ?」
「……よく考えたら、わたしもユグドラシルのこと、ちゃんと見えなかったから、今もそっくりなのかわからないや……」
「そっかあ。じゃあ、これから会えたら、いっぱい驚きがあるから、楽しみだね」
「……うん」
「会えたら嬉しいって、思っていいんだよ」
「コレット……」
「四千年も経って、今は違う場所にいても。大好きな人なんだもん。会えたら嬉しいって、思っていいんだよ」
「うん。……ありがとう」