SKIT
「うーん……」
「どうした? シオリ、そんなにあの積み木が気になるのか?」
「積み木で遊びたがるなんて、シオリもまだまだ子供だな」
「違うってば、そうじゃないよ。懐かしいな〜って思っただけ。昔は積み木で作った小さな世界が凄い楽しかったんだよなぁって」
「確かに昔はよく遊んだな。いつの間にか目もくれなくなって、気付けばこんな年になって……」
「本当、時の流れって残酷ですよね……楽しい時は笑うって教えて貰ったことも懐かしい……あれ?」
「シオリ?」
「あ、いや……そんな事あったっけ?」
「俺に聞かれても困るんだが……」
「あれー……やだ、本当に年取った気分。マリクさんどうしましょう」
「いや、お前なんかまだ若いぞ大丈夫だ」
「なんか、近所のお年寄りの集会みたいだな……」