SKIT
「ボクも剣とか、覚えようかな」
「どうしたの、急に」
「だって、いつもナギサが前に出て守ってくれるけど、その分怪我をしがちでしょ。怪我、してほしくないし……ボクがもっと強くなれたらいいのになって」
「わたしは結構、二人の役に立ててる! って感じで今の状況も嬉しいんだけど……そうだねえ。誰か、剣の達人、みたいな人と会えたら、教わってみるのもいいかもね」
「教えてくれるかな?」
「教えてくれるよ。達人の人だってこの技を伝承させたいとか、弟子がほしいとか思ってるかもしれないし。意欲があって、誠実でいれば大丈夫じゃないかな」
「もう。ナギサって結構控えめっていうか、心配性なとこあるけど、変なところ雑だよね」
「う。いいじゃん、ずっと控えめだとそれはそれで疲れちゃうし。たまには適当にしたって」
「うん、いいと思うよ。……そういうとこ、ボクは好きだな」