Chapter5 〜遊戯〜
同刻。
狛村を引きつけながら鬼ごっこをしていた玲は、いい加減飽きが来て、手にしていた骨つき肉を思い切り遠くへと投げやった。
「は!何て事を!」
犬宜しく肉を追い掛けて消える狛村に、捻くれたその創造体はふと考える。
―次会ったら、ポチか太郎…かな。
その思考を離れた場所で読み取った玲は、本気でそう呼ばない様、必死に狛村の名を繰り返し口にしていた。
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