幸セナ時間ヲ過ス
アレからしばらく経った。いや、なんでこんなに経つの早い。最も私がここ数日遠征へと行ってたことが大きい。その間に中也は帰ってきているし、太宰だって逃げたし!!なんかもうやだ。それに、芥樋見れなかったじゃないかああああああああああ!!!!!
鳴野っち曰く、与謝野さんとの買い物で敦くんは着せ替え人形と化していたそうだ。とても見たかった。あの腑抜け共許すまじ。
「兄人と姐さんいい雰囲気だよな~」
あ、黒蜥蜴の人達だ。広津さんもいるわ。広津さんイケメンだわ。あの人、尊敬してるんですよ私。私が出会い頭から出てきたのを見て黒蜥蜴は軽く会釈してきた。私は、手を上げ近付くと一行に加わった。
「で、で?芥川と樋口はどんな感じなのかな?とっても気になる」
私がそう言うと、黒蜥蜴達の雰囲気は少し和やかになった。人なんですねとか冗談を交わらせながら、本部の廊下を歩いていた。その時間が堪らなく幸せに感じた。
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