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香水

眠れない私が随分と顔色が悪かったのか、燈矢くんが自分の香水を吹きかけたタオルを一枚私に投げた。おまえソレ好きだろ、と投げやりに言われて。そのタオルを抱えるようにして目を閉じると驚くほどに眠れ、悪夢も見なかった。

ありがとう、とそう言った私に、彼は何も言わずに頭を撫でてくれた。
2021/10/22 - 00:53

空腹

睡眠欲が満たされたからか、空腹感。燈矢くんは特にお腹すいてなさそうだからどうしようか迷う。食べたい物があるわけでもないから、中々言葉にしにくい。
某アクション映画が観たい、カラオケで大声を出したい。考えることは多々あれど、食欲すら満たす気分になれない。今の燈矢くんの気分はなんだろう。
2021/10/20 - 15:51

安眠

燈矢くんの背中に顔を押し付けて大人しく目を瞑って、心音だけ聞いていたら久しぶりに五時間程眠れた。途中起きてしまっていたのかもしれないけれど、記憶にない。まだ頭がぼんやりしている感覚はあるけれど、スッキリした。

起きてから、燈矢くんが私のことを抱き締めて寝てくれてた事に気が付く。暑かっただろうに、何時間と前に起きてたのに。こんなのズルい。
2021/10/20 - 13:18

寝顔

ちょっと寝苦しそうな燈矢くんの寝顔。何か嫌な夢を見ているのなら、私も返したいと思って軽く揺さぶったら暑い、の一言。
燈矢くんは暑がりなのに、私が寒がりで暖房付けさせてくれてるから暑いよね。暖房消そうか、と提案するも別に良いって。

ただでさえ寝れないんだから寝やすい環境で良い、早く寝ろとだけ言ってまた寝ちゃった。

そういうところが、すごく好きだよ。
2021/10/20 - 05:01

深夜

眠気はあるものの、寝付けない。燈矢くんが眠い中、眠れない私の背中を撫でて髪にキスしてくれて。優しい優しいキミの愛。少しでもキミに返せると良い。

幸福や愛は目に見えない。目に見えるならキミだなんてそんなことは言わない。それでも、きっとキミと同じ輪郭を描いている。
2021/10/20 - 02:13

徒然

手持ち無沙汰、取り急ぎ冬服を洗濯した。燈矢くんの服を干しているのは何となく幸せで、ぬるくなったココアを飲んでる彼を見るのも幸せ。

冷たい物と甘い物が好きな燈矢くん、温かい物と辛い物が好きな私。正反対だね。でも、違う物が好きなのも楽しくて、新しくていいね。
2021/10/19 - 17:56

吐露

与えられる暴力的なまでの愛情も、甘やかで優しさの塊みたいな愛情も、キミがくれるのなら一等美しく尊いものなのだと思う。
2021/10/19 - 09:39

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