LLクルー


その日のスワーブスのカウンター席は大盛り上がりを極めていた
バーテンダーであるはずのスワーブも仕事そっちのけで話に混じるほどには楽しい会話をしていたらしくスキッズは彼らの輪に混ざった

「なんだなんだ何盛り上がってるんだよ」

楽しそうなら混ぜてくれ と彼がいう前に小さなホロ映像をリワインドとクロームドームが流していた、その映像にはこの船に乗るちいさな人間の女の子がいた。
映像の中の彼女はリワインドに気付いていないらしく廊下をホバーボードに乗りながら楽しそうに歌をうたっていた、それのまぁなんとかわいらしいことか
案の定映像を見ていた連中は彼女にもう夢中になって仲の良いリワインドとクロームドームは自慢げに「生で聞いたんだよな」といった、映像の彼女は2人に気付くなり恥ずかしそうな顔をしていた

『いっいたなら言ってよもう・・・聞いちゃったりした?』
『そりゃあもう』
『すごく素敵な歌声だった』
『音痴だから聞かれたくなかったや、みんなには内緒にしててね?』

拗ねたような子供の顔をした彼女に2人は流れるように二つ返事をしたがそんな約束は簡単に流れてしまったらしい
彼らだけの特別な彼女に嫉妬心を湧かせたのは何もひとりではなく皆がみんな自分の知る自分だけの彼女を自慢しはじめた

「俺っちはあの子の歌声フルで持ってるもんね」
「それなら俺は2人でヴィサージュで話した時のデータあるけどな」
「あんたらがどんなに頑張ってもこの店にはあの子専用グラスがあるんだよな」

カウンター席でいがみ合いを始める彼らの話に次に入ってきたのはロディマスとドリフトであり彼らは話を聞くなり自慢げな顔をした

「それならオレなんて着替えデータあるけどな」
「なに?ロディマスそれは聞いてなかったぞ」
「言ってねぇもん、そういうドリフトこそオレが知らねぇやつもってるだろ」
「言ってはなかったが寝相が悪くて服が捲れた写真がある」

レベルが違うヤツらが入ってきたなと近くで聞いていたが輪に入らなかった連中は思いつつも彼女を特別に見てる彼らは殴り合いの喧嘩でもはじめそうなほど盛り上がりをみせはじめた
そして次に入ってきたのは到底こんな話には混ぜられないウルトラマグナスが疲れた顔をしてきた、彼がエンジェックスを煽ることは無いだろうがどうやらロディマスに呼ばれたらしい

「マグナスなんて空になったトイレットペーパーの芯ずっと集めてるんだぜ」
「くそっそれは考えになかった」
「悔しすぎる」
「賢すぎるだろうが」

馬鹿だろう。と誰かがいったがその言葉は誰の視聴センサーにも入らなかったようだが次にドアが開いた時に現れたのは3人の医者たちが真面目な話をしつつカウンター席に近付いた
彼らならば安心だろうと見ていれば彼らはその話を聞いたあと真面目な顔をしてため息をこぼした

「僕彼女の月経周期把握してるんで」

ファーストエイドは至って真面目にそういった、場は固まったが小さく彼は「まじか」「羨ましすぎる」なんていいだした、そしてそんな問題児の横にいた比較的まともな不憫足のアンブロンは彼女の毎日の基礎体温測定をしているというもので全員に肩を殴られて塗装がまた禿げたが彼は満更でもなさげな顔をしていた
じゃあラチェットは・・・と全員が思わず彼を見つめた

「私が彼女にそんなことするわけないだろう」

ほっと胸を撫で下ろすそりゃあ神の手を持つ常識人なあの医者がこんな連中と同じなわけが無い

「使用した生理ナプキンを保存してるだけだ」

この船を降りなければならないと遠くで聞いていたラングは思った、早くお医者さんを連れてきて彼らの大脳ブレインをみてもらわねばと考えるもその医者は彼らだった
もうこうなれば警察しか頼れないな。と思ったがプロールも確か彼女に対してはおかしな感情を持っていたなと思い出した、不憫なあの子に今度お菓子でもあげようとラングは優しく考えるがその考えがまた戦争を招くとは思わなかった




因みに
ファルマは使用済みおりものシート
マックスは彼女の下着(自身で使用済)
とかもってる


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