毎朝電車は嫌というほど人に溢れている。九両編成の電車だというのにどの車両も人が押しつぶされるかのように詰め込まれ、いつもの様に人混みの中に押し潰されてしまう。
今週の仕事は忙しかった、残業も週五日のうち三日はしていた。会議の資料を用意しろと言われて提出すれば違うと却下され、大した修正もしていないものを時間を空けて持っていくとすんなりと受け入れられ、上司の機嫌をとったり、くだらない職場の同僚の愚痴にランチタイムを潰されたり。
今も斜め前のサラリーマンは汗をかき続けていて不快感があり、そこまで身長が高くないせいで埋まり気味になる自分はそのまま潰れて死ぬのではないかと思う時。

ふと、視線に止まったのは学生服を着た青年のような子だった。
身長はそれなりに高くてガッシリした体格、短く立ち上がった黒髪、太くてつり上がった眉と目が特徴的なその相手に目を奪われる。
片手には鞄を、片手にはつり革をしっかり握っているその相手は見るからに真面目そうだった。自分の学生時代とは正反対な彼は目の前で背中を向けて立っていた。
ちょうどその時、電車は急カーブして、人混みが大きく揺れる、彼女も彼もだった。小さな身体はつり革を持つことも出来ずに思わず目の前の彼の足を掴んでしまう。正確にいえば太ももに悪気もなく触れてしまったのだ。

「すみません」
「いっ、いえ、大丈夫です」

声までいいらしい。
そう思う間に駅に着いて人混みがまた出入りを激しくしてしまい、彼女は彼に身をぐっと寄せてしまう。立襟の昔ながらの厳格な学ランといえるようなソレが良く似合う彼は学生だろうが、少年というよりもずっと立派な体格をした男性だった。
気付けばドア付近に行ってしまうと、彼は「よければこちら側へどうぞ」と言って彼女をドア側へ立たせた。平均的な身長だと自負するが人混みの中では女性は埋もれがちだ。彼女も例外ではないため彼の思いやりに助けられる。

その時ちょうど急カーブにより背後をドンを強く押された彼が身体を彼女に押しやった。胸が互いに触れて形を変えた。彼はすぐに気付いて顔を真っ赤にさせると「すみません!!」と大きな声を出すが、早朝の電車で全員の視線が彼に小さく向けられる。
───かわいい子だ、と感じるのも無理はない。
少し胸が当たった程度で真っ赤になるだなんてかわいい、さっき足に当たった時もそういえば赤くなっていた。そう思うと次々とイタズラ心が沸き上がり、こっそりと指先が動いて彼の足に触れる。人混みの中であるため対して気付かないだろう。
その上、男が女にされているなど思いもよらないはずだ、そう思えば大胆になり、太もも掴むようにすると、少年は彼女を見つめた。真っ赤な瞳は見ているとおかしくなってしまいそうだった。

「なっ、なっ、あなっ…なに…」

シーッと小さく呟いた。
ここで騒いでいいの?というように告げて足を撫でていくと彼は耐えるようだった。また電車が大きく揺れると彼の股間が手に当たる。仕方ないと思った、健全な学生さんであるのだからと思わず人差し指で刺激すると肩を震わせる。
そうして何も言わずに真っ赤になる彼に反して身体を触り続けた。ドア付近で向かい合っていること、すぐ隣の座席には大きな衝立があるため見えないこと、そんなものが相まって手が大胆に動き回っていると職場の最寄り駅の名が聞こえた。名残惜しいがもう終わりかと思いつつ撫で回してかわいいその子を満喫したあと、直ぐに到着した駅で背後のドアが開き降りる。

いい朝だったと人混みを少し抜けてホームを歩いていると手首を掴まれる。
先程の学生さんだった。真っ赤な顔で何かを言いたげだがすぐに蒼白になる。この子は多分通報するだろうと思った。周りは朝の通勤通学の忙しさに目を向けることはない。

「待ちたまえ!話がある!!」

先程の電車とは比べ物にならない大きな声だった。
思わず耳を塞ぎたくなるが出来ない。そもそも待てというが彼は手首を握っていた。思わず怖くなり相手の手を払おうとするが力は強かった。

「先程のことについて話をさせて欲しい」
「え…と、その、あの…それは、どこ、で」
「駅長室でもどこでも構いません、あそこに駅員さんがいるな、丁度いい」
「ちょっと!ちょっと待って!何いうつもり!?」
「あなたに触られたと」
「いやそんなね?証拠も何もないし、変な言いがか……り」

証拠ならこれがある、といって見せつけてきたのはカバンの中にあったらしいカメラだった。彼は別に盗撮目的ではなく、以前にも電車で痴漢されたことがあったのだという(その時は男性だった)
そのため、普段から念の為に持ち歩いているが正面だったこともあり、下品な顔で彼に触れている自分がしっかりと見えた。不味い……と感じた、この事が会社にバレれば即懲戒解雇、そもそも逮捕案件で刑務所。すぐに頭の中に浮かんでは消える、泣きそうだった。

「あの…えっと……その、なっ、名前は?あなたのお名前」
「石丸清多夏です」
「石丸くん…ね、あの、向こうで話そう?ちょっと人も多いしさ」

ホームは常に人が行き来をしているが改札を出るとすぐに人はガラガラだ。みんな目的地に向けて足を運んでいるのだから無理もない。
人の少ない自販機の前で彼女はお茶を買って彼に差し出した。そして財布の中から一万円札を取り出して一緒に渡す。

「ごめんなさい、本当に疲れてたから、これでどうか」
「なんですかこれ!僕はお金なんて欲しくないです!!」
「ドー!ドー!落ち着いて!お願いだから!!」

本当に最悪だと泣きたい気持ちを抑えて慌ててお金を返してもらう。
どうすればいいのか分からず、兎に角通報はやめてください、警察も困りますと加害者の癖に被害者ヅラをする彼女に石丸清多夏と名乗った彼は「身分証明書はありますか?」と聞いてくる。警察官だろうかと思いつつ運転免許証を手渡すと彼はスマホを持っていたようで写真を撮る。
何かあればという意味なのだろうと思いつつ、どうなるのか分からずにいれば「少し話そう」といわれてしまい頷くと手を取られて歩き出される。

身長も百八十センチはある高身長で、体格もしっかりしている。
石丸はすっかりと成人男性と変わらないようで彼は電車をおりたからかカバンの中に入れていたジャケットを羽織り、駅から離れた場所に行く。
飲み屋街を抜けたそこは静かでホテル街となっている。それも普通のホテル街ではなくカップル向けの場所で驚いている間に彼は一つのホテルに入る。
入口は無人で彼は少し驚いたように見渡すがタッチパネルを見て「これが……」と感心するように部屋を押すと、部屋番号の書かれたルームキーが降りてきて、彼女は何も言えないまま部屋に連れ込まれてしまう。

「ミョウジナマエさんだったか」
「…そう、です…あの、ここ」
「ラブホテルだ、僕とあなたはセックスをするためにここに来たんだ」
「え?ぁ…いや、なんで」
「あなたが僕に触ったからだ、僕だって触る権利はあるだろう」

ある訳ないと言いたいが、反対に彼女だって車内で彼に触れる権利はなかった。彼はスマホで撮った運転免許証の写真を撮り出す。

「あなたは僕よりも年上だ、あんなことをするのがダメなことくらい分かっていたんじゃないのか」

厳しい物言いはまるで先生などに叱られている気分になる。
狭い部屋で立ち尽くしていると手を引かれてラブホテルらしく大きなベッドとソファとローテーブルがセットされただけ。
彼は荷物をソファにおくと「通報されるか、このままここで触れられるか、どちらがいい?」といいながら服を脱ぎ始める。こんな相手だと思わなかったと思いつつ、社会的には死にたくないと思う彼女はスーツのジャケットを脱いだ。


「あ"ッッ♡♡あ"〜〜ッ♡♡や、だぁ♡♡いやぁっ♡♡いし、まるく♡やめて♡♡やめっ、お"ッ♡♡」
「ナマエさんはスゴいな、こんなもので何回イクんだ」

服を中途半端に脱がされて足を大きく広げられ、後ろから羽交い締めにされたかと思えばもう何分も部屋に備え付けの電動マッサージ器、通称電マをクリトリスに押さえつけられイかされた。
スーツのスカートを捲られて、薄いストッキングと下着の上から無機質な機械の音が響く。性感帯を強く刺激されて息を乱す彼女を眺めて石丸は離してやると、下着はすっかりと色を変えており、彼の無骨な指が下着の上から濡れたその場所を撫でる。

「クリトリスの形がくっきりみえるほどとは、相当変態なんだなナマエさんは」
「ちが…ぁ♡」
「違わないだろう、学生服を着た僕に痴漢などといった下卑た真似をして、その上こんな場所で足を広げてイッてる」
「〜ッ」

こんな人だったら絶対に手を出さなかった。
もっと真面目で初心で女性に手を出されても何も出来ないような子だと思っていたナマエにとっては予想外の自体だ。
だが石丸は気にせずに彼女のシャツのボタンを外してインナー下にずらして、出てきた真っ赤なレースの大人のブラジャーを見て喉を鳴らした。

「今日は仕事なのに、こんな下着を着ているのか、ハレンチだと思わないのか」
「下着くらい、好きなの着るでしょ……」
「パンティもよくみせてもらおうか、フム……エッチだ!!」

これはダメだ!と興奮気味にいう彼のテンションが全くわからないが学生には刺激が強いようで少し赤くなっていた。
かわいい下着を着けると気分が良くなる。そんな理由だけで少しいい下着を着ていたのに、そんなことを思われるなどと彼女は理不尽に感じるが、石丸はブラジャーをカップをずらして彼女の乳首を明るい部屋の中に晒した。

「硬くなっているようだな」
「……っ♡♡」
「元からでは無さそうだ、どうなんですかナマエさん」
「…ぁ…♡」
「これは元からですか?」

責めるように乳輪を撫でられ思わず口を閉ざしていればキュッと指先で乳首を摘まれると腰が跳ね上がる。質問には応えろという石丸の圧を感じて「かた、く♡なりっました…ぁ♡♡」と告げると彼は短い返事をしてナマエの背中から向かいに来ると赤子のように左の胸に吸い付いて、右の胸をいじめた。
年下の学生であろう彼が何故こんなに巧みなのか。見た目だけで本当は遊び人なのかと思わず快楽から逃げたくなり腰を引かせると叱るように乳首を噛まれる。

「ひゃんっ♡♡」

声を上げていくと石丸は目を見ながら胸を吸い付いたのを離して胸元や首筋にまるで自分がしたのだと教えるようにキスマークを残していく。
こんなものをつけられたら困るとナマエが彼の胸を押すが石丸は気にせずにナマエの足を抱えた。

「仕事前の大の女性がこんな格好で、こんな下着を付けて、異性に触れるなどあってはならないことではないのか」
「その、通りです」
「こんなにも艶めかしい姿、あなたは人を惑わせる気だったんだろう」
「そんなことなっっ〜ッッ♡♡」

ビリッと音を立ててストッキングを破られると石丸の手が下着をずらして指をイキすぎて濡れたソコに沈めて激しく責め立てる。分かりきったようにナマエのGスポットを入念に指で撫でると彼女は思わず足の指先を丸くして、腰を逃がそうとするが石丸の身体は彼女の上にあり逃すことはない。
反対に胸を突き上げる彼女に彼は赤子のように吸い付いて、もう片手で乳首を引っ張ったり弾いたりとした。

「あ"ッ♡♡ああ"ッ♡♡だえ"ッッ♡♡いし、まるくっ♡♡イグッ♡イグか、ら""ッ♡♡」
「イッてばかりでたるんでる!全くそれが大人の女性なのか、あぉいや……ナマエさんは僕のような人を痴漢したがる"変態"だったか!」

意地悪く笑う彼の方がよっぽど性格が悪いと思いつつも彼女は「イッグッッ♡♡」と声を出すと、ついには潮まで吹き出して、石丸の制服のスラックスを汚してしまう。
それでも彼の手は止まることはなくナマエを責め立てて、気付けばシーツの色も変わり、ナマエは足を痙攣させているのを石丸は見下ろした。身動きの取れない彼女を見て、石丸は服を脱いで綺麗に畳みソファにおいて、ナマエのカバンと自分のカバンの中を漁ると戻ってくる。

「ぇ……ぁ♡いし、まるくん?」
「〇‪✕‬‪‪証券、僕でも知ってる大手企業だ、そこの社員だったのか、フム…これからは見る目が変わりそうだな」
「なに、してるの?」
「そろそろ僕も限界だから挿入しようと思って」
「その、だけど、それ…なに……」

名刺を呼んだ石丸はナマエの腹の上に名刺を置いてスマホを向けた。
動画だろうと赤いランプが灯る訳ではないため、何をされてるかはわからなかったが、石丸は平然とした顔で彼女を見下ろして自分のペニスを彼女の入口に押し当てる。
ゴムもつけていない彼に本気でなのかと怯えて逃げようとするが彼は片手で押さえ込んだ、もう既に石丸の先端は入りかけている。それはナマエ自身分かっていた。

「電車の動画、会社に送るとどうなるんだろうか?僕には分からないんだ」
「……っ」
「ナマエさんのことが好きなんだ、分かってくれるか?」

この状況下で告白をされても分かるものかと彼女は思いつつも彼の言いたいことは分かる。ナマエは諦めたように頷いた。一度こうしてしまえばもう黙っててくれるだろうとも思ったからだ。その反応に喜んだ彼は嬉しそうな顔をする。無垢なかわいい笑顔とは裏腹の男の肉体、彼のモノはすっかりと大きくなっており、入口で擦り付けられるだけでゾクゾクとしてしまう。

「清多夏と呼んで、ちゃんと僕を受け入れてほしい、わかるか?」

ナマエは泣きそうな気持ちになりながら頷いた。
彼は「誠意を見せて欲しい」と告げるため、ナマエは自ら足を掴んで下着をずらした、少しズレた清多夏のものを自ら案内してやり入口に触れさせると、彼が興奮してるのがわかる。

「清多夏…くんの、おちんぽ……わたしの、なかに、くださッッお"ぉ""♡♡♡♡」
「ダメだ!こんなの無理だ!!」
「お"ッ♡お"ンッ"♡♡お、ぐッ♡♡」
「分かってるのか!あなたは痴漢による不同意わいせつ罪!同意があろうといま、僕とセックスしてる!つまり青少年保護育成条例違反!さらに痴漢した際に示談で済まそうとしたが、あれは紛れもなく児童買春罪だ!!」

彼の話は全くナマエの中には入ってきていなかった。
石丸のペニスは簡単に彼女の子宮まで叩きつけてきては彼女が大人であろうが雄には勝てないことを教えられるようだった。
情けない敗北者の雌の声を出すしかない彼女の足を掴んで身を寄せるなり石丸は彼女の唇を奪って激しく舌を絡めては、ぺニスをさらに奥に押しやって、自分の存在を教えてやった。

「つまり僕らは結婚するしかない!婚約関係であれば問題はない!わかったか!!」
「お"ッ♡♡お"ッ♡♡」
「返事は!!」
「はひっ♡♡ 清多夏く、んのお嫁さん、ッ♡な。ましゅ♡♡」

許してくださいとナマエは騒がしく音を立てるベッドの上で泣いても石丸は止めなかった。本気で孕ませるというように彼女の足を持ち上げると真上から子宮に届くように腰を打ち付けると二人の肌の音が激しく音を立てた。
快楽に抗えきれずにナマエが潮を吹こうが、絶頂していようが石丸は止めることはなくあらゆる形で彼女を抱いた。

「あぁッ、そろそろ射精しそうだ、ナマエさん中でもいいな?」
「だ、めっ♡♡ぁ、お"ッ♡あか、ちゃ…っんで、きる♡♡」
「君は僕のお嫁さんなんだろう!?じゃあ問題ないな!!よし中出しするぞ!!」」

ダメだと嘆いても石丸は止まる気はなく、そのまま腰を強く打ち付けてナマエは耐えきれずに何度目かの絶頂を迎えると、石丸も彼女の最奥に欲を注いで薄く開いた彼女の唇に深いキスをした。まるで本物の恋人のように……。


「……清多夏くんがこんな変態だと思いませんでした」
「……すまない」

昼過ぎ頃、ラブホテルのベッドの上でナマエは呆れた顔で恋人──性格には婚約者の石丸清多夏を見つめた。
二人は初対面でもなければ、未成年の少年と社会人のOLなどではない。れっきとした成人済みの大人同士で仲のいい恋人同士である。

問題は確かにナマエからだった。彼女が偶然、石丸の希望ヶ峰学園の時の写真をみつけ、その上で制服姿にときめきを抱き、電車通学の話を聞き、少し遊ばないか?という話だった。
本来は電車の中だけで終わるはずだったが、あれ以降ホテルに連れてこられるのも全てアドリブで、ナマエは何が何だか本気で分からなかったがどうやら火がついたらしい石丸に乗った。
昔は嘘のひとつもできなかった男だったのにと感心していると真っ赤になった彼が「……動画で見て…つい」というものだから、どんなもの?と聞くと素直に渡されたスマホの中にはわざわざ買ったらしい痴漢系アダルトビデオがあり、それはほとんど今回の流れに似ていた。

「……清多夏くんのえっち!ハレンチ!こんなのがよく超高校級の風紀委員だったなんて!むっつり!!大和田くんに告げ口しちゃうんだから!」
「待ってくれ!兄弟は関係ない!!これを送ってきたのはそもそも兄弟だったんだ!!」
「はい?」

しまった…と青ざめた顔の石丸にナマエはますますなんてことをと思った。
軽く学生服の清多夏くんに触ってみたい。といったあと、彼は真剣に考えてくれた為、わざわざそれっぽい制服を用意した(でなければ希望ヶ峰学園の制服は目立つからだ)ナマエの名刺ももちろん本来務める会社とは違う、架空のものだったが、プレイをリアルにする為にと大真面目に石丸が考えてくれたものだ。
元々年上のナマエが学生の石丸に手を出す。というストーリー構成は彼女のちょっとしたお遊びだったが、あんなに本格的になるとはと関心さえしてしまう。

「す、すまなかったナマエ」
「フーン、むっつり清多夏くんなんて知らないよ」
「……でも、その、すごく興奮した。下着もとても素敵だった……僕の色だろう?」

こういう所はずるいと感じてしまう。
新しく買ったばかりで石丸が好きそうだと思ったが彼は照れくさくも真剣に褒めてくれるため、肩の力が抜ける。
すっかり朝から楽しんでしまったと思いつつ、隣を見ると怒られた犬のような顔をする石丸がいた。彼も集中すると周りが見えなくなるタイプだ、嘘はつけないが、演劇などではのめり込みやすいタイプなのだろう。
ナマエは少し考えたあと時計を見ると朝のフリータイムの終了時間まであと一時間半はあった、思わず石丸の肩を押して跨ると驚いた彼のかわいい鼻先にキスをする。

「今からは学生の清多夏くんじゃなくて、恋人の清多夏くんと私でしようよ」
「……!ああもちろん!」

せっかくここまで来たんだから楽しもうといってもう一度ベッドに沈んで深く愛し合った。不器用で熱がこもりやすい彼も、自分同様に案外スケベだと思いながら今度は恋人としてベッドに時間いっぱいまで沈むのだった。


2026.02.23