天才科学者ニコラ・テスラにとって一般論は不要だった。
男と女の愛というものが決まった一方になるというのを彼は認めない、男が上、女が下、そんなくだらない方程式はナンセンス、愛あればこそ互いを受け入れるのが当然。
例え彼が一九〇センチ近い身長に科学者の中でも体躯がよく、女性がその美貌と知性と肉体に心打たれても、彼は愛する者に抱いて抱かれる関係を心から歓喜(よろこ)んだ。

「ああっ♡すばらっ、し、ぃ♡♡」
「テスラ様、今日も美しいですわ、ここがお好きですよね?」
「あ"ッ♡♡ナマエっ……それ、は」

狭いシングルベッドの上でテスラは助手(パートナー)であるレディ・ナマエに抱かれていた。彼女の日中テスラを支える手は今や腰を打ち付けられる度に揺れる彼の男としての主張を表すモノを優しく包んで撫でられて、彼は四つん這いになり彼女の腰に巻かれたバンドの中心部につけられた技術性具(ディルド)に己のナカをえぐられて、その声を上げていた。

「かわいいテスラ様♡気持ちよくなりましょうね♡」

本来はテスラの腕の中に収まるような彼女に背後から抱きとめられ、右手で男のモノを、左手で彼の胸の小さな突起を弾かれて、そして耳元で甘く囁かれて、彼の弱い場所を責め立てる彼女にテスラはいよいよ耐えかねて震えながら振り向くと彼女は日中と変わらない彼を支える聖母(パートナー)の笑みを浮かべてテスラに電流よりも甘く強い刺激を与えたのだった。

「ぁ……♡ぁ……♡ナマエ……♡」
「ンッ、電流のように美しかったですよテスラ様、お疲れですからおやすみなさいませ」

そうして彼女に抱かれる日はテスラは常に研究や開発に向けて働くはずの脳が何も出来なくなり、ぐったりとベッドで横になってしまう。しかし彼女が密かに満たされないように見えてしまうと彼は普段より些かぼんやりとする意識の中で考えた。

一方的な愛ほど希望も光も無い。
テスラが彼女を抱く時、それは双方満たされるものであるが、彼女がテスラを抱く時は違う。彼はその人類の希望の詰まった頭で真剣に親愛なる助手(パートナー)に向けてどうすればいいのか。

「テスラ様?今日は遅くまでですか?」
「ああすまないが今晩は一人で考えさせてくれ、なに心配はいらない、この発明が成功する時、それは私と君の未来を彩る光となるのだから」
「まぁ素敵、でしたら楽しみにしています、どうぞご無理なさらないでくださいませ」

同じ屋根の下で生活をする二人は同じベッドで眠るものの、日付が変わってもテスラの研究用の私室から出てこないことに不安を覚えたものの、彼女はテスラの希望の光のような声に微笑みを返して、二人は唇を優しく重ねると挨拶を済ませて互いの時間へと戻った。

誰が想像しただろうか。
あの人類を最も神に近づけたとされる魔法使いと呼ばれた科学者ニコラ・テスラが自身のデスクの上に蛍光ピンクの無機質な夜の道具を置いて睨みつけていることを。
真剣に研究対象を眺めてはその紙の上にいくつもの図や数字を並べることを、きっとそんな姿は誰も想像しない、というよりもできない。彼自身きっとレディに出会わなければ一人の人間を愛することも触れることも出来なかったのだから。

「No.Non.Nein.この一見ただの"棒"これを如何にして私とレディの間を繋ぐ変換器に変えるかだが……」

そしてテスラは愛する助手(レディ)の為にと他の全てを放棄して一晩……いや一日かけて編み出した──究極の共感覚デバイス──を……
朝になっても、昼になっても、出てこないテスラに彼女は不安を思いつつも、珍しく入口に『危険・立ち入り禁止』と札が立てられていたことに仕方なく食事だけでもと置いておけば一応は下がっていることに安堵しつつ、寝ているのだろうかと心配になりながら夕飯の仕込みをしていた頃、大きな音を立ててドアが開いた。

「レディ!!ようやく完成したぞ!!これはまさに私と君の愛の傑作(発明)だ!!」
「え、と、あの……テスラ様、その手の中のものは」

突如彼女の前に現れた元気いっぱいのテスラはいつもの様に自分の発明が完成したあと、すぐにでも見てほしいと願う純粋な眼差しと声なのだが、如何せんその手の中にあるものはその表情とは全く不釣り合いなもので。
淑女であるレディだが、それが二人を繋ぐ愛の道具であることを知っているため少しだけ顔を赤くさせながら戸惑いつつも声をかけるとテスラは満面の笑みを浮かべた。

「これは"テスラ&レディラブマシーン"だ!」
「相変わらずのセンスでございますね」
「ありがとうレディ。それはさておき以前から私は君に抱かれる際に考えていたんだ。私がコネクタ(挿入)側の場合、私と君は強いパルスによるエクスタシーを感じ合えるが、君がコネクタ側の場合、レセプター(挿入される)側のみしかエクスタシーによる幸福指数が上がっていないということに、そこで……」

テスラは一時間半かけて彼女に説明した。
つまりレディがテスラを抱く際に彼女は心は満たされていたとしても身体は満たされていないということについて彼は以前から気になっていたということだ。
彼女はテスラの長話を聞いては素直に自分を想ってくれる彼に気恥ずかしくも感謝しつつ、取り敢えず夕飯にしようというものの、テスラの手は既に彼女の手首を掴んだ。

「最終テストだ、助手(レディ)」

こんな早い時間からこんなことをするだなんてと思いつつもレディはテスラに求められることは嬉しかった。
互いに狭いシングルベッドの上で生まれたままの姿になると、それだけで興奮してしまっているのは分かるが、テスラはそれ以上に目の前の発明品のテストに夢中で生まれた姿のままでありながらも早速といくつかの機械に使う為の道具を取り出した。

「まず簡単に説明をしよう。このテスラ&レディラブマシーンは感覚共有を主とする電磁パルス機だ」
「感覚共有……電磁パルス……?電気を送るのでしょうか」
「この小さなシールは私とレディの感覚を共有する電極パッチで、これを互いのこの辺り(子宮)に貼る、そしてこの特殊なシリコンタイプのディルドの内部には私が仕込んだ特殊な電圧とセンサーが搭載されていて、私が君の手で快楽を味わう君のココ(パッチを貼った子宮)に直接届き、ポルチオやGスポットなどを刺激するという作りになっている」

テスラの大きな手でへその下に小さな電極パッチを貼られた彼女は半分ほどしかわからなかったが、とにかく普段のように抱くと互いに気持ちよくなるという意味なのかと理解した。
テスラはいつもの様に説明をしていたかったのだろうが互いに服を脱いだままのため、少し肌寒さに彼女がくしゃみをすると説明はやめて実施テストだと告げた。電気を体内に通すことは恐ろしいことではあるもののテスラの発明であれば安心だと思い手を握り互いの目を見つめた。

「さぁ共に未来を見よう」

そういって重ねられた唇に彼女は目を伏せた。
テスラの大きな口に支配されるように唇を貪られて、テスラの舌が割り込んで彼女の小さな口内を支配すると互いの手が双方の身体を撫でて、いつものようにと流れていく。

「テスラ様、今日もかわいいお姿を見せてくださいませ」
「あ、あぁ……ッ♡」
「期待した顔をしましてもちゃんと挿入れて差し上げますからね」
「あぁ頼むよ……レデ、ィ♡」

決して彼女もテスラもそのような趣味があるという訳では無い。
テスラはいつもの様に彼女が触りやすいようにとその巨体をベッドの上で四つん這いにさせると、自分よりも小さいはずの華奢な女性に対して、その大きな尻を見せつけた。
顔も身体も整ったテスラの臀部の割れ目の中心部、本来は触るべき場所ではなく、当初の彼はレディに触れられることに困惑した。しかし彼女が人肌ほどに温めたローションを彼に落とすと期待したように小さく彼の身体が揺れて、彼女が「かわいいニコラ様」とまるで女をかわいがるように呟くとそのまま小さな狭い穴の線を一つずつ黒いニトリルの手袋をはめた細い指先で撫でて、ヒクヒクと期待したような彼の未開の門を押すように触れると、それは運命の相手だけを受け入れるように簡単に手袋をはめた指が沈んでしまう。

「あ……♡ん……♡」
「私の為に頑張ってくれたテスラ様には沢山気持ちよくなっていただきましょうね」
「んぅ♡レ、ディ……♡♡今日は、程々に……して、くれ♡♡」
「はい、分かってます♡でもテスラ様ったら私の指をこんなに食べちゃって♡」
「あ""ッッ♡♡そ、こは♡♡ダメだ♡レディッ♡♡」
「解すだけですからね♡大丈夫です、私はあなたの助手です、ちゃんと分かっていますからね♡」

あなたが気持ちいいところも全部♡
そういってテスラの耳を甘噛みしては指で狭い場所を切り開いていく彼女に翻弄されるテスラは身体を甘い微弱電流で震わせ続け、すっかりと彼女の手袋がローションと彼の愛蜜で汚れ切ってしまうとようやく外して、テスラの用意してくれたアタッチメント(改造ディルド)をベルトに装着させると二人の電極パッチにコネクトされたのか小さく控えめに光る。

すっかり熟した果実のようなテスラの大きな彼の尻に手を這わせて彼女が彼の尻肉を開くと、桃色の彼女のためのテスラの雌穴が期待したように広がっており、彼女は極りと唾を飲むと「さぁ頼むよ」と実験を楽しむテスラの声に彼女は「はい」と返事をして、ソレをテスラのナカに沈めたと同時だった。

「ッッ〜♡♡あっ……こ、れ♡♡テスラさ、ま♡♡」
「お"ッッ♡♡あぁレディ♡」

いつもの通りにと彼女は余裕綽々に先程のようにテスラの美しい顔を崩すつもりで挿入したが、それは彼女の脳には重量過多の未知なる快楽による感覚を与えた。

テスラの中に沈めた途端にまるで火花のように彼女の下腹部に激しい電気が流れた。一息深くついて腰をゆっくりと引いて、そしてテスラの尻にぶつけると彼女は手足を震わせた。

「あ"あ"っ♡♡♡な、に、こぇ……♡♡おか、しっぃ♡♡」
「いい声をしているようだ…ね♡少し君の電極パッチのエクスタシーを得る部分を調整したが……っ正解のようだ」
「ぁ……ぅ♡ごめ、なさ♡ぁ…きも、ちぃ……♡だめ♡テスラさまっ……♡あっ、きも、ちよくしなきゃ♡♡」

あくまでもテスラを満足させる為のつもりの彼女にとってまるでそれは直接子宮やGスポットを殴られるような感覚なのだろう。
テスラから送られる快楽の周波数はとても強く、腰を揺らす度にまるで自分で自分の首を締めるような感覚に落とされて、彼女は次第に腰を抜かしたようにテスラの背中に落ちてしまうのをテスラは喜んだ。

「どうやら成功らしいね、あぉでも私達はもっと互いに理解し合わせねばならないんだよナマエ、ほらこちらを向いて君の顔を見せてくれ」

身体を横に向けるテスラに彼女は「ぁ……♡」と声を漏らしつつもゆっくり抜いて、うつ伏せで尻を向けていたテスラがまるで聖母のように、普段のレディのように両手を広げるため、彼女は快楽に支配されそうになりながらも求められることに応じて、もう一度彼の深淵に沈みこませては真正面から舌を絡めて互いの快楽を貪った。

「ん"ッ♡う"ッ♡」
「はぁ♡あぁ♡とてもいいっ、美しい顔だレディ」

強い快楽に涙を浮かべながらも彼女はテスラな丸太のように分厚い足を持ちながら腰を打つと、彼が「ああ♡♡イイッ♡♡」と声をあげるが、その反面彼女は声にも出せないほどの快楽が全員をしびれさせる。
まるでテスラが10の快楽を得るなら彼女は100に返されるようで、これではどちらが挿入しているのかと思えてしまうが、泣きながらもテスラのために腰を揺らす健気な彼女が愛らしくて、テスラは頬を掴んでやると濃厚なキスをした。
力も抜けて腰も動かせないダメなレディをみつめてはテスラは普段と違う妖艶な表情で笑いつつ、デバイスを抜いてやり、彼女をベッドの仰向けに寝かせるとシリコンのソレは変わらずにそこにあった。

テスラはシングルベッドの上で寝そべった彼女の上に跨るとまるでインキュバスのように淫らに彼女の上に男としてではなく、女のような姿勢をみせて、そのまま彼女を見下ろして微笑む。
ナマエはすっかり快楽に怯えきって、当初のテスラを責めていた姿などもう分からないほどに首を横に振ったが、テスラは「Non」と笑った。

「No.Non.Neitッッ♡♡あっぁ♡♡ナマエっ……君と私の感覚がッ♡♡共有されているッ♡♡」
「あ"あ"あ"ッッ♡♡だめっ♡だめっ♡♡挿入ってないのにっィ♡さわ、られてなおのにっっ♡♡お"がじぐなりゅっっっ♡♡♡♡」

まるでそれはテスラによる彼女への逆レイプのような姿だった。
ナマエは背中を反らしてポルチオとGスポットで味わう電圧による絶頂を味わったが、テスラはそれを見ても恍惚とした表情で腰を揺らして彼女を道具のようにするが、彼が気持ちよくなればなるだけ、その電磁パルスは彼女を支配した。

「おおっ!レディ……あぁこんなにシーツを濡らしてまで電気(快楽)をあじわっているのか♡♡ブラボー!素晴らしい♡♡っあぁ私もっ、そろそろっ♡♡果てそうだっぁ♡♡」
「ぁ"♡ゃ、ぁ♡♡……ゆ、る、して♡♡おか、し♡なりゅ……♡♡」
「ナマエッ♡♡ナマエッ♡♡私のレディ♡♡」

テスラはまるで女の子のように彼女の首筋に抱きついて腰を揺らして求めては快楽の果てに彼女の腹の上で剥き出しのソレが白濁の愛を吐き出した頃、彼女はただ感じたことの無い快楽の中に壊されて身体を震わせながらもテスラを満たすことの幸福感と、自分に与えられた快楽を味わいながらテスラと舌を絡ませて、優しく抱きしめあった。

「いやはや大成功だった!!」
「しっ静かに食べてください」
「何故だレディ、先程のテストはまさに大成功!パッチのデータによると君のあの時の絶頂の回数は……」
「ご飯中です!!おやめください!!」

随分遅い夕飯となってしまったというのにテスラは楽しそうに実験結果を語り、いつものようにするのだが、流石に今回ばかりはまともな顔で見れないと彼女はテスラを静止するが残念ながら研究オタクとも呼ばれるテスラはすっかり考えがそちらに向いてしまった。

全くと思いながら彼女は空になったテスラの皿を貰っておかわりのスープを入れる頃、普段と違う行為だったが自分を思ってくれたことや行為自体は悪くなかったと密かに思う頃、背後から優しく抱き締められて腹を労わるように撫でられる。

「怒っているのかい私のレディ?」
「怒っていません……少し慣れないだけで」
「そうか、次回からゆっくり慣れればいい!私もその為に調整しておくし、そうだな次は振動も大切だし、いや物理的にナカへの感覚も……」
「もっもう!ご飯食べてくださいよテスラ様!!」

怒られた大型犬のようなテスラだが彼女が素直な言葉を口にすると彼はまたいつもの科学者としての彼に戻って嬉しそうにするため、恥ずかしさはあるものの、自分のためならと怒れなくなってしまう自分の甘さにも困りつつも、今日の行為も悪くはないが自分の下で乱れているテスラも魅力的だし。

「……ニコラ様ったら、小悪魔的です」

自分の上に股がって求められる。
それが男の喜びだなんて聞いたことはあるけれど、少しだけ理解できてしまった自分が恥ずかしいと思いつつ、快楽の中にしっかりと目に焼き付いて離れなかったテスラの様々な表情を思い出し、彼女はため息を零しつつ席に座ると、研究し始めるテスラに文句もいえずに程々に……と思いながら夕飯を食べるのだった。


2026.03.24