その事件が発生したのは先程の事だった
ナマエと鷹村が揉めるのは会長と鷹村の次によくあることであり、周りは普段からば気にしないのだが今回は流石に違った
ナマエの怒号がジム内に響き渡るほどであり、やってきたジム生達は次々の二人を囲んだ

30分程前にやってきた女性記者は鷹村守の記事についての確認や鴨川ジムの女性トレーナーであるナマエについてインタビューをしていた
普段ならば会長の仕事ではあるが本日は不在のためナマエがそれを承っていた、高いハイヒールにスーツ姿が良く似合う女性でナマエよりも年上のようで美しく色気も感じられナマエは少なからず同じ女性としても魅力を感じられる

「では鷹村選手にも少しインタビューよろしいですか?」
「えぇ、呼んできますね」

席を立ったナマエがドアを開ければ案の定聞き耳を立てる大男が1人、じとり…とナマエのなんとも言えぬ視線を受けたかと思えば鷹村は部屋に入る、そして記者をジロジロとみたかと思いきや明らかに鼻を膨らませておりその表情に苛立ちを覚えつつ

「10分で戻ります、変なことされたら声あげてくださいね」
「馬鹿野郎、するわけねぇだろうが」
「守さんに言ってませんから、くれぐれも変なことしないでくださいよ」

はぁ…とため息を深くこぼしてナマエはドアを開けっぱなしにして部屋から出た、その後10分程自身の担当する生徒たちの筋トレの手伝いをしていた時だった戻ろうと思えばドアが閉まっていた
そして近くには幕之内含む生徒達が聞き耳を立てているような、顔を青白くさせて立っていた

「どうしたの?というかドア開けてったはずなのにあの人っもしかして!」

案の定ナマエの悪い予感は当たったようにドアにはしっかりと鍵がかけられていた、そして奥から女の甘い声と男のすけべな声が聞こえナマエは慌てて事務所から鍵を取りに走り開けた途端2人はソファに寝そべっていた
女の服は少し乱れ、鷹村は上半身裸であった、それをみた者は全員絶句しナマエをみつめた約5秒ほどで点火された爆弾は大爆発を巻き起こし記者は「失礼しました!」といい逃げ帰って言ったがナマエは収まる訳もなく鷹村も責め立てていた時だった、それまで黙って聞いていた男も点火し爆発した

「ゴタゴタうるせぇ!」

大きくジム内に響き渡るほどに叫んだ鷹村に思わずナマエも言葉を詰まらせた、こうなればやつのターンになる
彼女の言葉が詰まったことにより鷹村は強くいった

「俺様はそもそもナマエみたいな女じゃなくて、もっと大人でセクシーで色気があって乳もでかくて口うるさくねぇ女が好きなんだよ」
「・・・な」
「それに鷹村さんが好き♡っていうから仕方なく付き合ってのにこんなに口うるさく言われりゃあうざったらしい」
「・・・っ」
「俺様の女なら黙ってりゃあいいだろうが!それとも何だ彼女だから縛る権利があるってか!?面倒臭いんだよそういう乳臭いガキの恋愛ゴッコ」
「・・・」
「さっきから返事もしねぇ、聞こえてんのか?ちいせぇから俺様の言葉もちょっとしか聞こえねぇのか」
「た、鷹村くん流石に」

流石の言い分に近くにいた八木も鷹村に注意しようとしたが八木を制したのはナマエだった、彼女の顔は初めこそ泣きそうだったがそんな表情を微塵も感じさせずに無の真顔を極めていた
まるで絶対零度の瞳に全員が固まったがナマエは一言だけ告げた

「わかりました、じゃあ別れます」

これには鷹村含め全員が絶句してしまう、ついに…いよいよ…やってしまったのかと
だがしかし伝えられた本人は原因を作っているはずなのに同じように真顔で怒りを収められない顔をしており、酷く低い声を出して威嚇した

「あ?」
「今までありがとございました、皆さんもこんな場所で騒ぎ立てて申し訳ございませんでした、練習に戻ってください」
「なんだよしっぽ巻いて逃げるのか?これだからおこちゃまは」
「八木さん私仕事残ってるので事務所戻りますね、申し訳ないですがトレーニング代わりにお願いします」
「お、おい」
「い、いいのかい?ナマエちゃん」
「何がですか?あっ…"鷹村"さん居られたんですね、部屋の片付けしたら早く練習行った方がいいですよ」

それじゃあ私仕事するんで。そう言い残してナマエは静かに取り囲んでいた男達の間を通り過ぎて事務所に引っ込んで行った、鷹村がドアを開けようとするがしっかりと鍵が掛けられており入られずそれを見ていた八木と幕之内は流石に今回も鷹村が悪いと思い眉を顰めて、少し時間を置こうとアドバイスをした

それからもいうもののナマエは中々に頑固であり鷹村のことを下の名前で呼ばないのはもちろん彼と関わらないように過ごした
声をかけても事務的な返事のみ、電話をかければ「用事がないんでしたら失礼します」といい切ってしまい、帰り道に待っていても無視される、流石にそうなればその男は我慢ならずに他の女に逃げ込んだ
そのさまを見ているジムの仲間達は当然ナマエの味方である、会長に関してもジム内で事を始めようとした話を聞けば当然激昂し事件の発端の男を杖で殴り倒していた

「貴様は!ここまで大事にしてくれてるナマエに失礼だと思わんのか!」
「うるせぇな、俺様たちの関係なんだから他人がとやかく言うんじゃねぇ」
「女を泣かせる奴など他人だろうが関係ないわい!この大馬鹿者が」

孫のようにナマエを可愛がる会長からしてみれば当然の行いだ、鷹村と交際を始めたナマエの嬉しそうな顔を覚えている、相手に泣かされるのが目に見えていると分かっていながら付き合い彼女が散々ゴシップに泣かされてきたことも知っている
それでも耐えてきたのは目の前で見た事がなかったからだろう、健気な娘だった、その娘が耐えられないというのだから簡単に許せることでもないのだ

「ったくアイツもいつまでも根に持ちやがって」
「鷹村さんが謝らないからですよ」
「電話掛けてもすぐ切るからだろ」
「そもそもそういうことするのがダメなんすよ」

彼のボヤキを拾ったいつもの後輩達は揃って鷹村が悪いという
あれから3ヶ月がたってもナマエが鷹村を許すことはなく他人行儀な対応をした、ふと帰り際に見た彼女は普段よりめかしこんでいていて柄にもなく可愛いじゃないかと口には出さないが褒めてやった
だがしかしその姿を誰に見せるつもりなんだと思えば何故か異様に胸がざわついた、自身もあがる時間だと思いシャワーに入れば隣に木村が立っていた

「おい、あいつ今日えらくめかしこんでやがったな」
「ナマエちゃんですか?あー確かに」
「何か知ってんのか」
「…い、いや?」

明らかに知った顔をしているというのに木村はシャワーから上がろうとした、嫌な予感がして鷹村は木村の頭を強く握った、その時彼は頭の中で鷹村がリンゴを簡単に粉砕していた姿を思い出してしまいぞっとしてしまう

「ナマエちゃん合コンらしいっすよ」
「なんだと」
「人数合わせで呼ばれたって言ってましたけど」

人数合わせでいく人間がする格好なのか…と内心思いながらも鷹村は頭を掴んでいた手を離して、素っ気なく返事をしてシャワー室を後にした
青木の店で夕飯を食べて自宅に帰るも胸の内にあるモヤモヤとしたものが消える気配は無い、モヤモヤが苛立ちに変わった鷹村は自宅の電話から木村の携帯を鳴らした

うざったらしい
面倒臭い
乳臭い恋愛ゴッコ

彼の言葉を聞いた時イヤに冷静になった、好きになったのは自分からでアピールも自分からだった、彼は来る者拒まず去るもの追わず精神の人間だ、自分と交際してくれたのもたまたま彼女になりたいと言ったからだろう
特別な存在だと浮かれたのは最初だけで、雑誌に彼の悪い話が乗る度に自分は決して特別では無いただ"彼女"という名前がついただけのそこらの女と変わらない存在だと気付いた
気が向けばセックスをして、キスをして、ただ彼女という肩書きがついただけのセフレだったのだと察してもそのポジションから抜けたくはなかった、いつか自分が彼にとっての特別になれるかもしれないと僅かな期待が抜けなかったのだ

「ナマエちゃんグラス空っぽだね、新しいの頼んどいたからこっち飲もうよ」
「ありがとうございます」

隣に座る男性から渡されたビールに口をつける、別にお酒は得意では無いが少しでもあの人への気持ちが薄れるならまぁいいか…と不慣れな苦味を口に含んだ

彼氏と別れたと伝えれば友達が慰めると同時に「新しい出会いとかどう?」といい始めた、いやいらないし今は傷心中だと言いたかったが人が来れないため人数合わせでいい、お金もいらないから、と強く言われてしまえば断る理由にもならないかと仕方なく了承してしまう
普段よりも手の込んだメイクとあまり着なくなったワンピースでジムから出ようとすれば木村くんに声をかけられる

「そっか、どこ飲みに行くの?」
「駅前の居酒屋でね、掘りごたつがあるんだって言ってた」
「あー、あそこかぁお酒の種類も多いし人気だもんね」
「そうそう、木村くん詳しいね」
「1回女の子と行ったことあるから」

彼はスマートだから確かにそういったデートも少なくはないだろうと安易に想像がついた、遠目に見える鷹村の背中を見てジムから出て駅まで歩く
このワンピース昔鷹村さんが褒めてくれたんだよなと思い出しては別れた男をいつまでも想うのは未練たらしくて仕方がないと自分を笑ってしまった
合コンの中に1人身長もガタイもよく、話を聞けば学生時代はラグビーをしていたという男性がいた、鷹村と同い年で少し長い髪はあげたらリーゼントが出来そうだと思えた気付けばそれぞれ男女が隣同士になりいい雰囲気になっていた


なんでもないのに無駄に走ったと息切れもない鷹村は思った、苛立ちながら店のドアを開ければ驚いたスタッフに声をかけられ合コンをしてるであろう男女の席はどこだと問いかければ奥の個室だと言われる
大股でそこに向かえば今にもおっぱじめるのか?と聞きたくなるほどの男女の群れにナマエがいた、そしてその隣には男が鼻の下を酷く伸ばしてなれない酒を飲ませてスカートから覗く黒いタイツを纏った太ももを撫でていた

「ね、ナマエちゃん抜け出そうよ」

男の猫なで声に気持ち悪さを感じて近付いてナマエを見下ろすが気付きもせずに酒を飲んでいた

「おい、ナマエ帰るぞ」
「…まもるさん?」

とろんとした甘い女の瞳、俺様だけに向けられるはずの目をこいつらに向けたのかと思うと腹が立って仕方がない
隣の男が何だと声をかけてくるのがうるさくてたまらない

「こいつは俺様の女なんだよ!」


鷹村さんにお姫様抱っこされてる、夢みたい、こんなことしてくれた事ないくせに…多分夢だなと思ってほっぺにちゅうしたら彼は眉間に皺を寄せてなにか言いたそうな顔をした
うん、やっぱり鷹村さんのこと好きだな、外の風が心地よくて夢でもいいかと思えてしまい彼の髪を撫でたりキスをした「キサマ…」という小さな唸り声が聞こえたがそれさえ何だか気分が良くなって笑ってしまう

無理やり抜け出すために珍しく横抱きしてやったら調子に乗ったこの女はあろうことか俺様にキスしまくった、だから酒を飲むんじゃないと言ってきたのにこの女は聞きもしない
いや…別れるという前はいうことを聞いていた、ということは本格的にこいつはやっぱり別れる気なのかと妙な焦りを感じる、そのくせに触れてくる手や唇は俺様を好きだという、抱くか

見慣れたアパートの文字を見つめたナマエはぎゅっと鷹村の胸元に顔を寄せた、上がり慣れた錆び付いた古い階段を上がって
鍵もせず出てきた鷹村は音を立てて玄関のドアを開けて靴を自分とナマエのものを投げ捨てて彼女が来なくなってから汚くなった部屋の布団に寝かしてワンピースの裾に手を入れようとすればそれは小さな手に阻まれる

「だめ」

ダメだと?俺様の家ここに来てやることは決まってるだろうが、正直もう俺様の息子はバッキバキに勃起している、そりゃあ3ヶ月も抱いてねぇんだから当然だわな
手を払い除けて無理やりずらせば薄いタイツ越しに赤いパンツがみえる、これで男誘おうとしやがったのか?俺様がいながらか?

「しない」
「家に来といてやらねぇなんざガキじゃねぇんだ」
「鷹村さんは、誰でもいいだろうけど私は嫌だもん」

誰でもいいわけねぇよ、好みがあんだろうが、帰り道に崩された前髪が邪魔で自分の髪の毛をまとめあげて改めてナマエをみれば布団の上で乱されて涙を溜めた瞳は今にもこぼれ落ちそうだった
苛立ちか罪悪感か興奮か分かりもしない感情が込み上げてきてしまう、キスをしようと顔を近付けたら即座に口元を隠されて拒絶されるのが気に食わなく細いその腕を掴んで布団に押付けてあと1mmというところで涙がこぼれた

「そんなにしたくねぇのかよ」


付き合う前彼女は好きだとよく言った、その言葉に返事もせずに冗談のように流してその言葉を受け取っていた
頬を赤らめて嬉しそうに「好き」という彼女の言葉はそこらの女の喘ぎ声より自分を昂らせる、ある日の帰り道に

「じゃあ付き合うか?」

なんて何となしに言葉に出せば彼女は目を輝かせて鷹村をみつめた、いいんですか?私ですよ?なんてそれまで好きだと言ってた女のくせに酷く自信なさげにいうものだから

「俺様の"彼女"になりたくねぇのかよ」

といえば「なりたいです!」と間髪入れずに興奮気味に返事をされる、20数年"恋人"という関係は初めてだった、セフレやワンナイトはいくらでも居た、そいつらのいう「好き」とこいつのいう「好き」の重みも違いも分からないのにただこの女から発される言葉だけはどこまでも気持ちが良かった
敬語が抜けて、下の名前で呼んで、ゴシップ記事に乗る度に眉を下げて、全てがどうでもいいと片付けられるものが片付けられなかった


「"彼女"じゃないから…セフレとかいやだ、もう鷹村さんに振り回されたくない」

振り回してんのはテメェもだろうが、俺様がどんな想いで迎えにいったかも知らねぇくせに、こんな格好してこんなにかわいくしてこんなに俺様を駆りたてるくせに、何も分かっちゃいねぇ

「別れてねぇよ」
「別れました、3ヶ月前に」
「俺様は同意してねぇよ」
「してます」
「どこで」
「他の女の人を触れた時に」

ならお前はどうなんだよ、いつだって男の中にいて今日だって男に好きかってベタベタ触られて、そう言いたいのに言葉が出ないのは自分らしくは無いが罪悪感があるからだろう
付き合ってる時こいつは男と遊ぶことなんてなかった、いつだって俺様を優先した

「それはまぁ…悪かった、でもお前だけだ」
「今更そんなの嬉しくない」
「じゃあなんだよ、何したらいいんだよ」

もう分からねぇ、女心は難しいというが難しいというレベルじゃない
頭が痛くなってきたしちんぽも熱が冷めていく、全く嫌な女だと思っていれば自分の下で小さくナマエが呟いた

「好きって言って、ちゅうしてくれたらいい」

本当はこの人じゃなきゃダメってわかってる、だけど嫌だったこのままの関係じゃ私はずっと潰されてしまうのだ
我慢して泣いてそして爆発するんだ、いい女でいたいと願う反面都合の"いい"女にはなりたくないと思った、この人からそんな甘い言葉聞いた事なんてない、嘘でもいい、嘘でも好きと言ってくれたらセフレでもなんでも戻ってやると思った
この人が絶対に言わない言葉だから

「ナマエ好きだ」

なのに、どうして、簡単に言うのかな?
唇が重ねられて離れた、子供みたいなキスだと思っていれば

「好きだ」

何度もそう言って彼は私にキスをした、額に頬に耳に目尻に顎に鼻先にして、そして最後に目を見て

「好きだ」

あぁらしくねぇ、俺様じゃねぇ、こんなことこっぱずかしくて堪らねぇんだよ、なのにされた本人は嬉しそうな顔をするものだから悪くねぇと思えてつい何度も好きだと言ってキスをする
なんか胸がほわほわしてきちまう、言葉の力ってやつか?
とろんとしたナマエの唇にキスをして、少しだけ開いた隙間から舌を伸ばせば自然と受け入れられる

ふわふわする、好きと言われる度に気持ちが良くてお腹の下の女の部分がきゅんとする、抱かれたい
彼女じゃなくていいからやっぱりこの人が好きだから
自分よりも大きくて分厚い舌を甘噛みしたり吸ったりすれば足を撫でられる、もうどういう関係でもいい、惚れた方が負けなんだと言い聞かせて呟いた

「抱いて」

鷹村さんにキスをされるとそれだけで頭の中が真っ白になって何も考えられなくなる、別にこの人だけが全てではなく過去にも男性はいたのに全部簡単に塗り替えられてしまう
昔褒めくれたワンピースなんて褒めてもくれずに脱がされて乱暴にその辺に投げ捨てられて、タイツも破れそうなほど乱暴に脱がされる

「今日のためか」
「…たまたまだよ」
「そーかよ」

鷹村さんは確かこういうの好きだったもんな、私は派手なデザインや色は好きじゃないのにいつの間にかクローゼットの下着の棚は赤や黒や紫など派手なもので埋まっていた
小さい面白みも無いおっぱいに触れてきて、少しだけ顔を背ける
大きい方が好きなくせに私のなんて所詮子供だから何も興奮しないくせにと睨みつけたら目が合ってしまう

「なんだ、焦れってぇのか?」
「大きい方が好きなくせに」
「拗ねてんのか?やっぱりガキじゃねぇか」
「違うってば、ぁ♡っ…ふぅ♡」
「デカい方が何だっていいだろうが、けどよお前のは誰かさんのお陰で随分感度良くなっちまったからなぁ」

乳首を摘んでやればおーおーかわいく鳴きやがること、俺様の前にいた恋人なんざ忘れるほど調教したかいがある
目にハートを浮かべて生意気を言う姿も正直ちんぽに来る、素直な女が好きだがこいつは別格だ、素直じゃないところを落としてドロドロにしてやるのが最高に可愛くてたまらない

「ひぅっっ、や、ら♡♡」
「嫌な割には腰振りやがって」

逃げたいと動く腰を彼は挑発的だと思っているらしい
鷹村さんの手の中で形を変えられるおっぱいは彼これもう2年近くされてるのに一向に大きくならないのはこの人がこうしてえっちな触り方をしてくるせいだろう
べーっと舌を見せつけてきてかぷりっ♡と先端を食べられる、彼の口から覗く舌とか歯が私を恐怖心か気持ちよさか分からない何かで支配する、左を口で遊ばれて右を指先でくりくり♡と意地悪される、あんなに大きな手や指先でどうして器用なことができるんだといつでも思わされて、ちらりと視線がまじり合えば鷹村さんは意地悪な顔をして笑った

「やっ♡やだっ♡」
「好きだろ?」
「っ〜〜♡♡」

じゅうぅ〜♡♡っとおっぱいを強く吸われてキュッ♡と乳首を引っ張られたら馬鹿な私はそれだけでイッてしまう
ビクビク痙攣するおまんこに意識を持っていかれそうになって足かピンっと指先まで伸びてしまう、恥ずかしくてたまらない

「お?イッちまいやがったか」
「っ♡ハァッ…♡ぁ…♡…ちがぁ♡♡」
「よーしよし、下も脱ごうな♡おらっ、糸引きやがってこのドスケベ♡俺様以外にもこうやって誘ってんのか?」
「そん、なこと♡しなっ♡♡〜〜ッッ♡」

あぐらをかいた鷹村さんの膝に背中を預けるように乗せられたかと思いきやパンツを投げ捨てられクリトリスをぐりぃっ♡と押しつぶされる、えっちなお汁でグズグズになっているのをいい事にクリを大きな人差し指が潰すように動いてぐちゃぐちゃにされる

「イッた♡イッた♡ばっ、かなの♡♡」
「メスガキのナマエにはクリ扱かれるのが1番気持ちいいよなぁ?」
「がき…じゃ♡なっ、お"っンン♡い♡」
「クリオナばっかしてやがったからこんなにでかくなってんじゃねぇのか?」

耳元で低い声に汚い言葉で罵倒される、酷い言葉なのにそれさえ何故か気持ちよさに変えられてしまいナマエはどろりと濃い汁を溢れさせる、ナマエの顔を後ろに向かせては何度もキスをして窒息しそうな彼女のことなど気にせずにクリをゴシゴシ指で磨いてやればびゅうっ♡と音を立てて愛液が飛び出して布団を汚した
それをみた鷹村はまた1層意地悪な顔をしてナマエを四つん這いにさせて汚したその付近に顔を押し付けさせた

「ヒクヒクさせやがって♡大人のやり方を教えてやったのにな」
「ぁ♡…あ♡」

何度イカされたのか分からずに女豹のポーズのように腰を高々とあげさせられたナマエは鷹村の眼前によわよわのおまんこを晒していた
太ももを掴んだ鷹村がそこに顔を寄せればナマエは暴れても逃げられるわけがなかった

「だめ♡やっ、きたな♡ぃ♡」

鷹村の顔が埋められ、ナマエのおまんこにキスをする、べろりと大きな舌を伸ばして下から上になぞるだけで2つの穴が震えていた

食べてくださいと言ってるようなもんだろうが、と鷹村はニヤケ面を抑えながら彼女のそこに顔を埋めて音を立てて舐めてやる
れろぉ♡くちょっ♡ぺろっ♡と様々な水音が奏でられて、それと同時に反対側で

「お"っん♡♡ひぅっ♡ぁう…っん♡」

と喘ぎ声が聞こえて耐えるように必死に敷布団を掴んでいる姿に頬が緩む

「らめ♡そこっ"、ぃあ♡♡」

腟内に舌をねじ込んで狭く畝る女臭いその場所を堪能して、一点をレロレロレロォ♡とたっぷり舌で愛撫すれば逃げたいと願うナマエの足が力強く敷布団を蹴るものの鷹村の腕からは逃れられずにいじめられ何度目かの絶頂を与えられた

「ぁ…は…♡…ぃ、あ♡」
「よーしよし、最後の仕上げにしーっかりほぐしてやろうな♡」
「も、い…ぃ♡いれ、て♡」
「ダメだ、しっかりほぐさなきゃ痛いのはお前だろうが」
「だいじょ、ぶ♡らから…も、や…っお""♡♡」
「ンー?そう言いながらも好き好き♡って俺様の指咥えてんじゃねぇか、気持ちいいか?よしよし可愛いヤツめ」

こんな時ばかりねちっこく愛撫をされてぐちゃぐちゃにされる♡いつもだったら程々にぶち込むくせに、これじゃあ反対にイキ地獄だ♡♡
鷹村さんの長くて太い指がおまんこの中に入ってくるけど完全に私の弱い部分を撫でる、クリトリスの裏をごーしごし♡と丁寧に石を磨くように撫でられる、おかしくなる♡おかしくなる♡馬鹿になったおまんこがぴゅっ♡と潮を吹いて敷布団をまた汚した、これじゃあこんばんはここじゃ鷹村さん寝れなくなっちゃうよ♡♡

「ふぅ、うぅ♡あ♡あ♡」
「気持ちよさそーな顔してるじゃねぇか、あと3回イッたら俺様のぶち込んでやるからな♡」
「し"ぬ"♡し、じゃう♡♡」

鷹村さんの言葉は嘘じゃない、本気でそうしてくるのがわかってる、そうこういってる間に頭の中にバチチっと大きな電流が流れてどろぉ♡と鷹村さんの指を汚すのが嫌でもわかる、やだ♡もうイキたくない♡普段こんなえっちしないくせに♡

恨めしそうに睨んでくるナマエが可愛くてたまらない、俺様の指をふやかしそうな程ドロドロにしたまんこがぎゅぅぅ♡と強く締め付ける、はー早くぶち込んでやりたい、俺様のマグナムをぶちこんで泣かせてやりてぇ
だがしかし3ヶ月分の寂しさもまだ解消しきれてない、俺様はガラスの心の持ち主だからな、あんな態度を取られたらそりゃあもう悲しくてたまらなかった…というのはまぁ言い訳だが3ヶ月抱けなかったのは純粋にムカつきやがる、ドロドロにして誰のものか教える必要があるからな、そうこう考える間にまた足をピンッと張った、足をつる原因になるから足ピンイキはやめておけといってるのに困ったもんだ

「ふぅ…♡ふぅ…っ♡も、や…イケな…ぃ♡」
「何言ってやがるんだ、俺様の彼女が情けねぇな.、ほらあと2回がんばれ♡」

彼女っていっただけできゅう♡とまた強く締め付ける、そんなに俺様の恋人がよかったなら別れるとか適当言ってんじゃねぇよ。とでも言うように鷹村はぐりぃっとクリを親指の爪でカリカリっ♡とかいてやりながら腟内の中に沈められた指でクリの裏側にあるGスポットをトン♡トン♡トン♡と叩けばまるでおもちゃのように腰が逃げようとするが後ろから抱きしめる彼の腕からは到底逃げられるはずは無い

「やぁ♡むい♡もっし"ぬ♡♡イッ〜〜〜ッ♡

ガクッとナマエの顔が上にのけぞれば鷹村は楽しそうに彼女が赤子のようなヨダレを垂らした唇に噛み付いて舌をねじ込む
その小さな舌を彼の丈夫な歯が甘く噛んで優しく吸われて絡め取られて何分間されたのか分からないほどドロドロにされて唇が離れれば互いの唾液がどちらのか分からないほど混じりあっていた
それでも鷹村は止めずに指を動かせばナマエは白目を剥きそうなほどにぐちゃぐちゃにされ、呆気なく彼のいう通りイかされた

「あ…ぁ♡…ふ、ぅ…♡」
「あーぁ、俺様の足も布団もべちゃべちゃじゃねぇか、今日寝れねぇな」
「ごめ♡…なさ、い♡」
「掃除しろってうるせぇんだから、してくれるよな?」

自身の膝の上で余韻に身体を震わせる小さなナマエはまるで捕食されるために生きている小動物のようだった
そんなかわいい弱い生き物の口元にべっとりと透明の液がついた指を持っていけば彼女は丁寧に舐める、ちろちろと伸びる舌はまるで子供のようで力のないその様が鷹村を興奮させる

「鷹村さん」

甘い吐息とともに呼ばれた自分の名前に彼は酷く眉間に皺を寄せていた、問いかけに反応しない彼に不安に思ってかナマエはもう一度拙い声で呼べば

「ちげぇだろ」
「いっ♡♡」
「俺様はそんな呼び方教えてねぇぞ」
「だぁ、…って♡♡」

彼女じゃないのにそう呼びたくなんかない、ぎゅぅっ♡と乳首をつままれて引っ張られる、痛いのに痛くなくて頭がおかしくなる♡耳元に顔が寄せられて彼の低い声が脳に響く

「呼べよ、俺様のことを」
「やっ♡ぁ♡たか、むらさ」
「なんでそんなに他人行儀なんだ、本気で嫌いになってんのか」
「ちが…ぁ」

いじめてくる指が離れたかと思えば鷹村はナマエの向きを変えて向かい合うようにして顔を覗き込んだ、その顔はまるで置いていかれた子供のようだ

「どうして呼ばねぇんだ」
「…彼女じゃないから」

3ヶ月前のあの日に別れると告げてからこの人は元に戻ろうなんて一言も言わなかった、いまこの行為をしていても恋人ではないと言われたら納得してしまう、セフレだといわれても不思議じゃない、自分と彼にとっての恋人という価値観はあまりにも違いすぎるのが辛いのだ

「彼女だろうが、俺様の恋人だろうが」
「じゃあ浮気しないっていえるの?」
「浮気じゃねぇ」
「どこが」
「性欲を発散させるのはあるかもしれねぇけど、ソコにお前に対して以上の情なんざあるわけねぇだろ」

例えどんなに好きでも、どんなに愛していても
ナマエ相手にすべてをぶつけるわけにはいかない、自分の欲望はとめどなく相手を簡単に潰す未来しか見えない、ナマエは案外硬派な女だからこそ簡単にできないのだ、鷹村はそう思っても言葉には出さずその代わりにほかの女に手を出し続けた

「じゃあ、私に全部ぶつけてほしい…頑張るから、たくさんするから……捨てないで」

目の前で小さく身体を震わせて泣く子供のような女に胸が熱くなるな、自分がここまでドSだとは思わなかったがここまで人に愛されるのは気持ちがいいのだから仕方がない
結局こいつはどれだけ冷たく突き放す素振りをみせても好きでたまらないのだ、不安でたまらないのか、愛おしくてたまらない

「いいぜ、全部ぶつけてやる…俺様だけの物にしてやるしされてやるよ、だから呼べよ」

お前のその口から俺様の名を

「守さん」

噛み付くように唇を奪われて深く深くキスをした、呼吸が辛くて逃げ出すナマエの背中と頭をしっかり抱いて鷹村は彼女の口の中を支配した
そして軽く抱き上げて、濡れそぼったそこに彼のブツが穿いた

「ひっ♡…っあ♡♡」
「挿入れた途端にイキやがって♡このすけべ♡」
「ちぁ…う♡」

自分の体重が全てかかり、まるで道具のように彼に何度も腰と尻を抱かれ動かされ、なすすべも無く傷跡のある胸に顔を寄せる

「まもっ♡ふさ♡ふっぅ♡ぁ♡」
「散々焦らしやがって」
「して、な♡いっ…う、あ♡♡」
「俺様がこの3ヶ月っ、どんな気持ちだった、わかるか?」
「うぅっ♡お"っ、はーぁ♡んぅっ♡♡」

バチュンッ♡バチュンッ♡と人と人の肌がぶつかる音が部屋に響いた、それが余計に自分を駆り立てた
この3ヶ月、どんなに地獄だったかお前は知らねぇだろう、減量なんかよりもっと苦しい、惚れた女が俺様に笑いもせず、他人行儀に名前を呼んで、まるで初めて出会った頃にまる戻りだ
耐えてきただけあったのか3ヶ月ぶりに味わう肉がこんなに美味いなんて思いもよらなかった

「ハァッ、俺様のオナ禁歴に更新かかったんだぞっっ!責任取りやがれッッ!!」
「あ"♡ぁあ〜〜♡♡」

ぎゅう♡ぎゅう♡と締め付ける、まるで大好き♡♡って言ってるのと一緒だ、今日だけで何回イかせたのかも分かりゃあしない、濁ったドロドロのその瞳に自分を映し出す、他の誰でもない俺様だけを映せ
にしても気持ちよすぎるっ、堪らねぇな、好きなやつとヤることがこんなに気持ちいいだなんて若いオレは知りもしねぇからな、いや少し前の俺様か…

守さんと呼ぶと嬉しそうに彼は頬を緩める、そんなに喜ぶならいくらでも呼んであげるのに、なのに…頭の中はバカになって気持ちいい♡もっとしてほしい♡ってことばかり考える
守さんが私を変えたせいだ、元彼とのえっちなんて何も思わなかったのにこの人とのえっちは野性的で気持ちよくてそれでもって胸がいっぱいになる、おしりを掴まれてばちゅっ♡ばちゅつ♡といやらしい音が狭い和室に広がって聞こえる♡恥ずかしいのに気持ちが良くてふと前をしっかりとみたら髪の毛の乱れた余裕のなさそうな守さんがいた

「すき♡まもるさ、すき♡」

馬鹿みたいに抱き締めてきては甘い声でそういってきやがるナマエに焦りが出る、やめろ…俺様はソレに弱いんだよ、お前が抱きついてくるのも好きだと言うのも全部何故かダメだ
ナマエはもう何度もイかされて息もたえたえなのは分かっているが射精したくねぇ、なのにこの野郎キスまでしてきて頭を撫でてへにゃりと笑う

「すき」

もう知らねぇよ

守さんに好きといえば嬉しそうにするせいでつい調子に乗ったのかもしれない

「お"っ♡おっ♡だ、め♡ぁっ♡うぅ…ふ♡♡」
「調子乗りやがって♡」

布団に押し付けられて足を彼の肩に乗せられる、ずんっ♡ずんっ♡どちゅんっ♡ばちゅんっ♡と溢れんばかりのえっちな音が部屋に響いた
身体も耳も頭も目も全てが犯される
鷹村の睾丸がナマエの臀部にぱち♡ぱち♡とあたって音を立てる、大男に乗られることによる圧迫感と深いところに当たる彼のものが心地よく頭の中に電流が何度も流れる

「ナマエ、射精すからなっ」
「うっ♡ぁ、あ♡んっ、あ♡んっ〜♡♡♡」
「ッ…」

びゅうぅ♡と長い熱が奥に注がれるのが分かる、薄ぼんやりする意識の中で守さんを見れば汗を少しかいていて、落ちた髪の毛を邪魔そうに後ろになでる
その手が私に降ってきて、柔らかく髪を撫でて頬を撫でて酷くやさしいキスをするから、この人こんなちゅうできるんだ…なんて初めて知った、そしてゆっくりと肩に顔を添えて

「離れんじゃねぇよ」

この言葉はこの人なりの「好き」や「愛してる」の一種なんだと知った、そっと彼の髪の毛を撫でればもっとと強請るように頭を寄せられるものだからなんだか小さく声を出して笑えば小さく見えた彼の耳は赤く染っていた




「鷹村選手にもインタビューよろしいですか?」

スポーツ雑誌の記者である女性がそういった、派手な髪色とメイクに服越しに分かる大きな胸と甘い香りは男性を虜にしていた
トレーナーとして話をされていたナマエは立ち上がりドアを開ければ聞き耳を立てる大男がいる

「守さんインタビューですけど、いいですか?」
「まかせろ」
「じゃあ私トレーニング手伝ってくるので終わったらまた声掛けてくださいね」

女性記者が甘い声で返事をしてナマエはそのままトレーニングルームのジム生のもとに行ってしまう、3ヶ月前同じようなことで大喧嘩をしたはずの2人がいつの間にか仲直りをしていることも驚きだが同じような状態で互いに何も気にした素振りもなく鷹村と女性記者2人の部屋に全員が覗き見てしまう

「鷹村さんのお身体素敵ですね」

自分の魅力を知らないわけが無い、下心に満ちた女の目が向けられるのは悪い気はしない、ナマエとは違うその女の手が伸びて身体に触れるのも悪かない

「悪ぃな、生憎嫉妬深い"彼女"がいるから遊べねぇよ」

そういえば女はつまらなさそうな顔をしたあと仕事の顔に戻る、どうせ業界では有名になったから来たような輩だろう、名刺に手書きの個人の電話番号を残して帰って行った背中を見ていれば隣に立つナマエが見上げていた

「なんだ惚れ直したか?」

なんて軽く言ってやればこいつは顔を背けて小さく言ったが俺様の耳は地獄耳だから聞こえちまう

「…とっくに」

思わずにやけるのを隠さずに肩を抱けば、ナマエは鷹村を睨みつけ低い声を出した

「それはそうと…その名刺捨ててよね!!」
「畜生!バレてやがったか」

ポケットに隠していた女の名刺を目敏くみつけたナマエに鷹村は叫び逃げるように走りに出る彼の背中を追いかける、きっとこの先もこの人のこういう部分も含めて好きなのだと感じながらその大きな背中をみつめるのだった。