だいさんしけんの塔




「リーリェ起きて」

そういわれ優しく揺さぶられ薄っすらと目をあければ、ゴンがみえた
どうして彼がこんなに近くなのだろうかと思ったが数時間前を思い出し、あぁ一緒に寝てしあっていたのかと思い出し起き上がる、飛行船の中にはもうじき着くらしく外があわただしい様子だった
起き上がり服を整えようとすれば、ゴンの手が伸び髪の毛に触れた

「寝ぐせついてる」

おかしそうに笑った彼に悪気はなくても、少しばかり恥ずかしくなり小さく感謝の言葉を述べる、止まったのを確認して外に出ていくみんなをみてそれについていく
誰もいない円形の場所に高い場所だが何処かはよくわからずに全員がざわついていれば、最初の札をくれたビーンズが立っていた、説明を簡単にしてくれた彼曰く第三試験の内容はこのトリックタワーと呼ばれるタワーの下に降りること
それも「生きて出ること」「72時間以内」という条件付きである、そう言われここは大変危険な場所なのだと認識する、72時間すなわち三日間の期限があるがそこまで時間のかかるものなのだろうか..と思ってしまうものなのだろう

残り人数47名のスタートとなった今、最初に誰が動き出すのかと全員が思わず見てしまう
だが一人の男が得意げに塔の端に行き、外側から降りようとしたがそう簡単なわけもなく...大きな悲鳴が響いた、ということは別の方法でいくしかないのかと理解をしてから時間は着々とするんだと気に気づく

「ねぇ、あれ」

「あ...へぇあぁなってんだ」

ゴンとキルアとあたりを見渡していた時にふと、隠し扉から消えていく人間をみた
足でそれを確認して、地面に落ちていくのをみて、そういったわけかと三人して理解をする、そうなれば後は報告して六人で無事に落ちるというわけなのだが

「扉いっぱいだね」

「うん、もしかしたら全員違うルートかも」

「ありえそうだな、取り合えずあの二人に言おうぜ」

すぐにクラピカ、レオリオにいってどうするかと作戦を練るが、下がどうなっているかはわからなかった
リーリェはキルアの隣の扉の上に立っていた

「オレたちはこの中のひとつをそれぞれ選ぶことに決めた」

「罠にかかっても恨みっこなし」

「二人はどうする?」

そういって話をしても時間は確実に減っていっていた、そして全員でじゃんけんという単純なもので決めて扉の上に立って顔を見合う
もし自分以外全員が次に会う時いないかもしれない、そうマイナスな考えを思わずすればゴンと目が合い真っ直ぐに彼は笑った
チクリと胸が痛むのはその真っ直ぐさに羨む自分がいるからだろう。


「地上でまたあおうぜ」

「あぁ」

1、2の、3

そういって足に力を入れてトラップを作動させたと同時に一気に薄暗い場所に移動する、予想通り一人きりになった場所で深呼吸をする
ここからはようやく一人での戦いになるというわけなのだと理解し、緊張感にかられるほかの五人もバラバラなのだろうか、と心配になっていればパネルが設置されていた


『君はこれから試練を受けてもらう、そこにあるチョーカーをつけなさい』

そう書かれたパネルの前には一つの黒いチョーカーがあった
おとなしく指示に従いそのチョーカーを首に嵌めて、みれば砂嵐のような音が聞こえる

「やぁこんにちは、66番..君がここにきてくれるだなんて光栄だ」

「..はあ」

「君には今から道順にいってもらう、そしてそこでチョーカーの解除キーを持つ者を探して入手してくれ、ちなみにそのチョーカーは爆弾になっているから気を付けて、では検討を祈るよ」

そういった後に扉は開き足を踏み入れた途端に地面から天井まですべてが鏡となっていた、万華鏡のように回るそこは視界の邪魔になって仕方がない、壁に手をついて歩けばわかる、迷路と同じようなものであるのならば簡単だった

『こんな簡単なもんかよ』

「どうだろね」

ここからが困難な道なのだろうと思いながらも足を進めてソレの言う通りの道を進めばすぐに出された、時計を見れば時間はまだ二時間ちょっとだったそれに対して道は短いのだろうか?と思う
それからの道も簡単であり、結局は二人での攻略といっても過言ではないそれに最後の大きな扉の前に立つ、ところどころ宝箱や隠し扉などをみつけたが、解除キーはみつからなかったということは、最後の扉の中にしかないのだろうと察する

「きた..か」

「お待たせしました」

「解除キーを取りに来たんだろ」

背の高い大柄な男が一人真ん中に立っていた、首にはおなじものがはめられており、今までとは違うことだろうと思えた

「子供を殺したくはねぇんだよ」

「なら、キーだけ渡してくれればいいよ」

「興奮するだろ?子供でしかも女だ..」

そういった男に何も思うことはなくリーリェはあくびしたあとに男に声を掛ける

「ねぇ、あなたのこととルールが知りたいな」

「死んだほうがキーをもらえる、俺のことなんてどうでもいいだろう」

下品に笑う男が近づいてきた途端にリーリェはそこに座り込む、まるで映画をみるようにリラックスをして自分は傍観者というように
だがその通りだった、男の背後には大きな黒い影が迫っていた、それに気づくときには男はソレに喰らいつくされた

「キーは頂戴ね」

『あぁ、わかってる、こいつまずいぞ』

「うん、早く食べてねキルアちゃんたちに早く会いたいの」

そういって目を閉じていれば歪な音が響いてチョーカーが自動的に落ちた、奥の扉が開いたのを見て瞳を開けて餌を喰らうそれを置いてリーリェは歩き出した


「66番リーリェ、三次試験通過、所要時間11時間09分」

そう大きなアナウンスと共に入ればそこには二人の男が立っていた、一人はいつも通りの奇術師を自称する怪しい男ヒソカ
そしてもう一人、予想もしなかった人物だった