1人でいることに恐怖を感じたことはなかった
幼い頃からいつも1人だった彼にとって、孤独を感じる瞬間は他の誰とも違っていた
あえて言葉にするならば、1人が通常で大勢と居ることが普通ではなかった
それは神羅に入ってからも変わらず、友達と呼べるほどに仲が良かったのは1人だけで、その唯一の友人も今は居ない
単独行動を好んでいたわけではなかったが、他人と同じ空間を過ごす事は嫌いではなかった
自分の気持ちを言葉にする事が苦手だった彼はあまり話さなかったこともあってか、1人を好む人物として周囲に認識されていたようだ
なんであんなに不器用だったんだろうな…
ため息と共に、喜ばしいとは感じられない過去の自分へ向けての感想はクラウドの持つ明かりに照らされた神羅のシンボルマークの看板の先で止まった
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