第四話
数年の時が過ぎ。
リッカたちはアカデミー卒業の日を迎えた。
「えー次…第二班!」
教壇で担任だったイルカが、卒業生の名簿を読み上げる。
「轟コウライ。」
「!!」
自分の名を呼ばれたコウライが、祈るように手を組んで念じ始める。
「嵐イブキ。」
「はい。」
「ハアァ!?」
続いて名を呼ばれたイブキが涼しい顔で返事をすると、コウライは悲鳴のような声を上げてがっくりと項垂れた。
「お前と一緒かよ!!勘弁しろよ全く…」
「こっちのセリフ。」
「はたけリッカ!」
「はい。」
「えっ!!!よっしゃー!!」
そして最後にリッカの名前が呼ばれると、急に元気を取り戻してガッツポーズを掲げるコウライに、イブキも元クラスメイト達も冷ややかに呆れた視線を向けた。
「リッカちゃんと一緒♪リッカちゃんと一緒〜♪」
「コウライうるせぇよ。」
浮かれるコウライと鬱陶しそうなイブキとリッカは連れ立って、担当上忍が来るという演習場前へ移動した。
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