
クラリネス王国 王城ウィスタル 薬室
「薬室長!タンバルンより白雪戻りました
本日よりまたよろしくお願いします」
クラリネス王国宮廷薬剤師見習い 白雪
彼女はタンバルンが出身国としているようだが違うようだ
この国の第二王子であるゼンの友人という異色をもち、そのゼンさえ知らない
ことが貿易を担当しているサクと仲がいいこと以外にもあるようだ
「久しぶり!白雪くん
イナザ殿下に帰城報告は済ませたの?」
薬室長ガラク 白雪の上司である
「はい 昨日のうちに
”ご苦労様”と一言頂いて...あとは後日だそうです」
「そう
長旅だったし暫く仕事は軽めに
...と言いたいところだけどそうもいかないのよね」
「そのようですね」
「まずは薬棚の期限と在庫確認よろしく!」
白雪は薬棚の前にたつ
「シカラスの種 ココ草は要採取...
うん城に戻ってきた実感がわく」
「あ 白雪さんがいる」
リュウにいることを気がつかないほど白雪は集中した仕事を進める
一方、ゼンの執務室では
「王城開放日?そうかもうすぐだったな」
「はい 数年に一度市民に王城の一画を開放する行事です」
ミツヒデは一声加える
「いくつか催しがあるそうですよ」
「恒例騎馬行進...劇団招致」
ゼンは渡された書類に目を通し口に出した
「ゼン殿下にもお役目がございます」
「ああ
わかった下がっていいぞ」
伝達にきていた役人は部屋を出た
「...当日は王子然としといてくれよ
開放場所は限られているがゼンも行動範囲を狭めるように」
ミツヒデが少し圧をかけながらいう
「む
わかってる オビ!」
オビはすぐさま、バルコニーの柵に立つ
「おまえこの行事知らないだろ
目を通しておけ」
「はい 主」
オビは書類を見終えると気になった部分があったようでゼンに伝える
「これ大変なのは見張りの衛兵ですね」
「そうだな...当日の夜に差し入れの手配でもしておくか」
その頃薬室でも王城開放日の話しをしていた
「市民が城を見学しにくると言っても
まあ我々薬室は通常業務だから」
「わかりました
ゼン王子が好きそうな行事ですね」
「ああ あの方はそうね」