その沈黙を破ったのは入店音だ
「美沙」
こないだ車の中からみた彼女と歩いてた男だ
彼は彼女の元にきて、封筒を差し出す
彼女は手紙を読む
10分後、彼女は涙を流した
紙を握りしめくしゃくしゃになっている
彼は彼女の頭を撫でる
「その手紙に何が書いてあったの?」
コナンくんはまた好奇心から聞き出す
しかし、彼女は反応しない
「毛利さん…依頼終了です。ありがとうございました」
彼女は鞄の中から通帳を取り出した
「どうしてまた…」
「亡くなっていることがわかりました」
「その手紙ですか?」
「はい…」
毛利先生は、通帳を開き金額を確認する
「美沙さん!多いですよ!!」
「ですが…」
彼は彼女に視線をうつす
彼女もまた彼に視線をあわし、瞬きをした
「気にしなくていいですよ
僕達の1ヶ月分の給料の3分の1ですから」
「ですが…ん?僕達の?」
「すみません、紹介が遅れました
妻がお世話になってます
旦那の赤羽業です。」
え…?旦那……結婚していたのか
俺はかなりショックを受けていた
「騙しててすみません
私は日野美沙ではなく、赤羽美沙です。」
「あ、旧姓でしたか」
「いいえ、旧姓でもありません
私の戸籍を調べられると面倒だったので日野美沙さんにお願いしお名前をお借りしていました」
名前を借りていた?
じゃあ、あの戸籍もうそ?
「私の旧姓は、諸伏です。」
彼女は俺に目をあわせ、そういった
思わずめをひらいた
「安室さんの親友…諸伏景光は、私の兄です」
まさか彼女は俺の正体も気付いて…
「私は安室さん、貴方の口から兄のことを知りたくて近付きました」
まさか、ハニートラップ?
いや、そんなこと一般人に出来るか?
まんまと引っかかる程のハニートラップを。
「兄が言ってましたから、私は安室さんの好みだと
あまり話さなければ仕草で落ちるだろうと思っていました」
思わず固まってしまう
「そうでしたか…僕の負けですね」
「コナンくんだったわね?
私はただのOLと言ったけど
文部科学省で務めてるわ」
「只者ではないでしょ?美沙は」
文部科学省…キャリアか……。
凄い妹がいるんだな、ヒロは。
「ちなみにカルマも官僚
エリート夫婦っていうわけよ」
綺羅々さんがそう言う
「安室さん、兄のこちらでの生活の話し今度聞かせてもらえませんか?」
俺は思わず瞬きをしてしまう
「喜んで…いつでもお越しください」
「ありがとうございます」
俺が惚れた彼女の微笑み
この恋は暫く忘れることは出来なさそうだ。
end