哀しいことを気づいてしまった
園子さんには私の他に好きな人がいた
彼と話してる時の嬉しそうな表情
彼が行ってしまったときの哀しそうな表情
恋に鈍い私でも
愛する人のことには気づいた
彼女、園子さんは彼に恋をしている
私の失恋ですね
園子さんには幸せになってもらいたい
彼と結ばれることを願いたい
「想いを伝えてきたらどうですか?」
「えっ……真さん?」
涙をためた美しい瞳が大きく開いた。
彼女は私のことを既に忘れていたかもしれない
「彼、工藤新一君にです。
私は園子さんのこと愛してます
愛おしい人には幸せになってほしいんです
私は構いません。」
ほんとうは、そんなとこない。
出来るなら、自身で愛する人を幸せにしたい。
けど、彼女の想いを知ってしまった以上縛ることもできない。
「真さん……ごめんなさい…ありがとう。」
園子さんは走って彼の元へと向かった
私は壁にもたれた
私の気持ちを表すかのように雨が降ってきた
雨雲を抑え静かに立っていた。
愛してます、園子さん。