決勝リーグ
つまりは正邦とは真逆の超攻撃型チーム」
「ええ、そうね」
負けるわけにはいかない
そして、ボールはまたしても桜井に渡り
「スイマセン!!」
クイックモーションの3P
「(くっそーブロックしづれー!!跳んだと同時に放ってくる…つーか謝るくらいなら打つな!!)」
「ぐっ…(しかしコイツら…)」
桜井のシュートはリングに当たりゴールから零れる
「あぁ!スイマセン!!」
リバウンドには火神と水戸部が向かったがボールは諏佐の手から入れられる
しかし、味方のケアは最小限で譲り合うような連携は全くしてない。
OFもDFもとにかく1体1。
自分でボールを取りに行って自分で決める…個人技でひたすら決めに来る。
私たちと同じ攻撃型チームだけど…私たちは全員一丸での攻撃
「個人では敵わなくてもチームなら…きっと」
ドライブで今吉さんを抜く伊月先輩、それを止めようとする今吉さんに火神がスクリーンをかける。
そこからパスを繋ぎボールは日向先輩へ。
「1体1の勝負はともかく…試合まで負ける気はねーぞ。
主将にもそう言っとけ誤りキノコ!!」
放たれたシュートは弧を描きゴールへ突き刺さる。
「(まぁ…聞いてたとおりやわ。)」
noside
盛り上がる体育館内、そして客席には目立つ黄色の髪
「ありゃ、まーた遅刻っスわ。しかもまた負けてる…ん??」
とある人物に目をつける黄瀬。
「…緑間っち?てか…誰だあんた!?」
そこには似合わぬ大きめのサングラスをかけた緑間の姿
「黄瀬!?なぜ気づいたのだよ!!」
「あほっスか!?サングラスって!そして恥ずかしいからすぐ外して欲しいっス!!」
「何ぃ!?」
「あれっスか?見たくないとか周りには言ってたけど結局来ちゃったんスか?」
「適当なことを言うな。近くを通っただけなのだよ。」
「家逆方向じゃないっスか…。で、試合はどーなんスか?」
「どうもこうもない。話にならないのだよ。
青峰がいないようだが…それでもついて行くのでやっとだ。」
「青峰っちいないんスか。
まぁ…あの2人がいればこれからっスよ。」
「忘れたか黄瀬、桐皇には桃井がいるのだよ。」
「!!」
「アイツはただのマネージャーではないだろう。中学時代何度も助けられたのだよ。」
「…つまりは、敵になるとこの上なく厄介ってことっスね。
でも誠凛にも優秀なマネージャーはいるっスよ」
「ああ…しかし、桃井と櫻のマネージャー対決で強いのは、おそらく」
冷静な視線でコートを見つめる桃井。
その手に握られたファイルは後に誠凛の脅威となる。
「桃井なのだよ」