決勝リーグ

観客席でマネージャーを取り上げられてる中
コートでは向上させたドリブルで桜井を抜こうとする日向先輩、
しかし…

「知ってますよー。そう成長すると思ったから。」

初めてのパターンにも完璧に対応してみせる桜井

「…」

疑惑から確信に変わる
選手だけじゃない、成長したのは

「情報にない手で来た場合、普通なら対応はできません。  
ですが…さつきは集めた情報を分析してその後相手がどう成長するかまで読んできます。

その人の身長、体重、長所・短所、性格や癖…
全部集めて解析、分析そして絞込み最後の秘訣は本人曰く女のカン。
その上、予測に磨きがかかっています。」

誠凛メンバー全員の動き、そして成長分全てを知られている。
攻め上がるのはそう簡単ではない。
他の学校であれば、実績のないうちをそこまで調べ上げることも対策もしないだろう。
でも、彼女は好きな人のまわりを調べるに決まっている
そして、他よりも熱意も。

「でも…このままでいくわ。」

「リコ先輩」

「もちろん理由はあるわよ、1つはさっき言った通りよ。もう1つはもっと単純なつまりそれは…女のカンよ!」

リコ先輩の視線の先にはある選手が。

「そうですね。確彼なら女のカンでもわからない…ですね」

再び日向先輩に渡ったボール、先ほどと同じくドリブルで抜こうとし、ターンした桜井に何かがぶつかる。

「(スクリーン!?えぇえ!?)」

スクリーンをかけたのはテツ君
そのままボールは火神の手でゴールへ押し込まれる。

「やっぱ、彼は一筋縄では行きませんね。」

「大丈夫ですよ。彼は相変わらず読めませんけど…こうなるとも思ってましたから。」

第1Q終了時点でスコアは25-21と桐皇が優勢。
そんな桐皇のベンチでは

「桃井のデータだけで充分勝てんぜあれなら。
青峰来ても必要ねーよ。」

「ダメですよ、彼は出します。油断禁物なんて当たり前の事言わせないでください。
それにこれからはあの2人中心に来るでしょうから。」

「はい…間違いなく。」


その頃、誠凛ベンチは

「ここからは火神君と黒子君中心に攻めるわよ。多分読まれてるけど!」

「は?じゃあなんで…」

「情報ってのは多いほど精度が上がるものよ。日向君たち2年生は1年分多く研究されてるわ。

その点、黒子君は予測困難、火神君は発展途上。
桃井の裏をかける可能性があるとしたら君たち2人」

リコ先輩は2人の背中を叩きコートに送り出す。

「暴れろルーキ!」

相変わらずこの先輩はかっこいい

私はさつきにマネージャーとして勝つことはできない。
ここまでの予測も女の勘も持ってない。
私は只のマネージャーにすぎない。

「すみません…」

「え?なにが?」

私はリコ先輩にニッコリと微笑み、直ぐに真顔に戻りコートの集中する