それから、時は流れ
悠馬と別れました。
それは、工藤家と親しくなり家族当然となった頃、高2の秋でした。
電話で告げました
「ねぇ…悠馬。」
『ん?』
グッと唇を噛み締め涙をこらえる
「今までたくさんの思い出をありがとう」
『急になんで…』
「私ね…こっちで好きな人が出来たんだ〜
国境を超えた恋っていいよね〜」
『嘘だろ?』
「ほんと…だからね別れてほしいの
今まで本当にありがとう!幸せになってね」
私から別れを一方的に告げ、電話を切った
そして、堪えてたのにどんどん涙が出てきた
「ごめんね…でもね、私は悠馬には自由でいてほしいの……ごめんね」
そこに、お母さんがきた
たまたま、泊まりに来てたのだ
「どうしたの?」
「悠馬と別れた」
「えっ…どうして」
「悩んだよ…でもね、悠馬を縛りたくない」
「 沙織。」
別れを告げた理由を母に伝える
「私ね…_____。」
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