サッカー

あれから久遠さんから事情を聞き
今は、豪炎寺の部屋の前にいる
ノックをした

「はい?」

ジャージ姿の豪炎寺が不思議そうに出てきた

「ちょっと来てくれないか?
久遠さんには許可とってる」

「はい。」

俺と彩の思い出の場所である鉄塔広場

「コーチって地元の人ですか?」

「あー、ここを知ってるからか?
まあ、そうだが」

「雷門中出身……ってことはありませんよね?」

「あー、それは違う」

「そうですか…」

「彩は、雷門中出身だぜ?」

豪炎寺は吃驚してた

「如月さんのことですよね?」

「ああ。俺は大学の時から稲妻町に住んでるだけだ」

「そうでしたか……
あの…今日はどうして俺をここに?」

「サッカー辞めるんだって?」

「はい。俺はあいつらを世界へ連れて行って辞めます」

「……俺も一時期やめたことがある」

「えっ?」

「そんとき言われたんだ」

「あんたのサッカーへの愛はその程度だったのね
やめて正解よ」

俺は流石に怒った

「お前に何が分かるんだよっ!」

「何で辞めたわけ?辞めて辛くないの?
辛くないならその程度ってことよ!
私は辛いっ!」

「っ……お前、やめてたのかよっ
だったら、そんなこと言う筋ねぇだろ!」

「今も…これからもね」

「えっ?」

「サッカーが出来ない身体になったのよっ! 
あんたはサッカー出来るでしょう?
なのにっ!やめないでよっ!
奏人にやめてほしくない

サッカーから逃げないでっ!」

「っ……」

「サッカーが大好きなのに…やりたいのに…サッカーからはならないでっ!

サッカーを楽しんでよ…」


「サッカーが大好きなのに…やりたいのに…サッカーからはなれないで 楽しんでってな」

「ですが……俺は」

「俺にとったら、吹っ切れたよ
そいつの分までサッカーを楽しもと思ったからな」

「分までですか?」

「サッカーをやりたいのに出来な人からしたら、サッカーが好きで辞める人は許せないんだろうな 理由が何かあったとしても」

「その人は……」

「ああ、サッカーが出来ない
能力的にじゃない 身体がな」