あべこべ(3)

せっしょうまるのケッカイって、たしかとてもつよかったような…

「ねぇ、どうしてじゅつにかかったのかな?」
「…本当じゃ……殺生丸様の結界はどんな者でも破れんはず…」
「………、…」
「あぁ?なら身内の奴がやったってか?」
「そう…なるわね?だって殺す前はきっと結界もあっただろうし。」
「じゃあいったい…だれが……」
「……お、俺は知らねーぞ。」
「私もそんなことしないわ。」
「わしもそんな力はない。」
「この邪見、殺生丸様を裏切るような事は致しておりませぬ!」
「りんも悪戯でこんなことしないよ?」
「わ、私もそんなこと企んだりしないよ。」

順に睨みを利かしたが、無意味であるのは分かっている。
後は…法師どもか…


「な、何なのさ?」
「これ、犬夜叉……おっと客人でしたか。」
「客人?………何か見た事のある奴らばかりじゃのう。」
「よし、揃ったな。今から元凶を突き止めるぞ。」
「じゃあ私がもう1度…」

後から来た者達にも成り行きを語る。
退治屋は…違うな。ならば、法師か子狐か…

「義兄さん、その事件が起こった時間は分かる?」
「深更辺りだ、月が最も高い時間…」
「月が一番高い時…皆は何してた?」
「俺とかごめは寝てた、朔夜だったしな。」
「あたしも寝てたよ。」
「私も寝てましたね。」
「おらも雲母と寝ておった…」
「あ、でも夜明け前にあたし一度起きたんだけど…」
「珊瑚ちゃん、何かあったの?」
「何かって言うよりは…法師様がひんやりしてたかな。用足しにしては冷たかったかも。」
「ほう……それは面白いな。」
「や、嫌ですね〜珊瑚〜!外の空気が吸いたくなって…」
「ご、ごめんなさい!」
「「「「「「「えっ?」」」」」」」
「げっ……」
「お、おらが妖術の手助けを弥勒に頼んだんじゃ…そしたら弥勒が…」

子狐の話では、妖術検定昇級の修行として隠密行動があるという。
それを法師に伝えた所…私達を的に稽古をしようと…

「ご、ごめんなのじゃ!おらはこんな大事になるとは思ってなくて…」