☆。+3+。☆

「……………」
「……」

目を覚ますと控えめになる金属音と衣擦れ。
体はポカポカとしていて、暖かい。
痛みもなく、起き上がる。

「……ん…?起きたんだね。」
「…ぷッ、口にケチャプ付いてる。」
「おや、それは恥ずかしいね…」

自分の顔で指さしながら指摘をすると、軽く笑いながら人差し指で拭う。
もう晩ご飯の時間だったなんて…

「調子はどうかな?食欲があれば、食べられる分だけ食べた方がいい。」
「楽になったよ、ありがとう。」

椅子にかけてあった毛布を羽織って、まだ湯気の立つご飯に手をつける。

「今度の遠出までには元気になれそうかな?」
「うん、その日までには終わってるだろうし。」
「明日のゲームも代役を入れたからね。」
「…!ジョゼフって仕事が早いよね…」
「そうかな…?まぁ慣れはしたよ。」

半分程食べ進めた所で今日のゲームの結果が広げられる。
代役を受け持った人の半分の点数を貰えるのはありがたい。
負けの方が若干多いけれど、みんな高得点だ。
後でお礼を言わなくちゃ。

「風呂には入るのかい?」
「え…?うーん…入りたいけど……」
「そう、私はもう一度ダイアー氏を呼んでくるよ。」
「ジョゼフ……」
「何故落ち込むんだい?君を想っての事なのに。」
「本当に今日は甘やかされてばっかりだなって…」
「いつもの礼さ。早く元気になるんだよ?」
「……うん…」

1

日々の感謝を込めて君を
(ジョゼフ×らぶらぶ)