スーパーに着くと風丸君はかごを持ち、やっと私の腕を放してくれた。



「何買うんだ?」

「今日カレーにしようと思ってじゃがいもと、玉ねぎ…後は色々」

「オッケー 買いに行こう」



にこりと笑う風丸君が本当にまぶしくて…どきどきする。不動君にキスされた時と同じくらいに…



「あ、あのっ…なんで私にこんな優しくしてくれるの?」

「なんでって、クラスメイトだしね 後は」

「?…後は?」

「不動が肩入れしてる君がどんな子なのか気になって」



ふどう

不動君って私の事本当に好きなんだ

かぁあああっと顔が赤くなる



「そっか…」

「赤くなってるぞ」



すごく意地悪そうに笑って玉ねぎを手に取りこう言った



「不動を平手打ち、しかも二回も…ってサッカー部では噂だぞ」

「え」

「しかも不動の取り巻きには嫉妬されまくり」

「うっ」



言葉が出ない、風丸君はジャガイモを手に取りかごに入れる。



「不動とは付き合わないのか?」

「え…と好きとかそういうのがよくわからない…後、不動君かっこいいのに私なんかあわないし…私可愛くないし」

「可愛いよ…ただその可愛さをうまく出せてないだけさ」



なぜかその言葉に目頭が熱くなるのがわかった




「お、おいなんで泣いてるんだ…」

「ちがうの…うれし泣き……私変わりたい…!」



もういじめられるのは嫌
だから自分を変えないといけない







私は風丸君と別れ家に荷物を置き本屋に向かう、人生初の雑誌を買うのだ雑誌コーナに着くと流行服に身を包んだ女の子たちが沢山いて立ち読みしている。

JK制服着こなし特集

と大きく書かれた雑誌を手に取りそそくさとレジに向かう。会計を済ませダッシュで家に帰り
ベッドに飛び込むそっと雑誌のページをめくる、ぺらぺらと捲っていくとJK制服着こなし特集のページ。私には未知の世界だったけど
なぜかうきうきと楽しい気持ちになってきて雑誌に載っている女の子を見た。

千鳥柄のマフラーに 巻き髪、薄化粧、ミニスカート。にこっと笑う同い年くらいの女の子。



「可愛い」






20131211

風丸大活躍

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