家賃払って、携帯払って…その他諸々払う 月の支払いを終えれば待ってるのは女だけの飲み会。仕事、恋愛、ファッション などなど、そんな話題ばかり飛ぶ。ビールをピッチャーで頼んで大ジョッキに注いで一口。生きてるってこれだねって感じ。酒の肴に海鮮天ぷら、枝豆、海ぶどうなんか頼んじゃって まるでオヤジ。



「◎ 貴女また別れたんですって?」

「だってさー超うざいの、女は働くな的な考えだし ふざけんなでしょ?」

「それ、結婚してほしかったんじゃない?もしかして」


「うわー◎さん婚期逃しましたねぇー」



春奈こそどうなのさ、聞くとぎくりと目を泳がせて「学校の先生はあんまり恋愛する時間ないんですよ!」と一言。私だって毎日毎日大変だっつーの。そう答えると夏未と秋のため息。



「はいはい、私は一生独り身ですよー」

「誰もそんなこと言っていないわ」

「目が語ってる」



もう一杯、ピッチャーのビールは底をついた。店員を呼び出し次はキープボトルを頼む、この際ヤケ酒だ。まだ飲むの!?そんな声聞こえませーーーん。



「◎ちゃん 仕事好きだもんね」

「冬花はわかってくれるでしょ〜?」

「わかるよ、でも結婚はしたいなぁ」



がくっと音がして机についてた肘がおっこちた。冬花まで…



「だって結婚て凄く素敵だもん」

「円堂君と夏未さんの結婚式素敵だったわよね〜」

「あれは感動です!」

「…結婚ねぇ」



女の幸せ = 結婚、妊娠、出産

なんて誰かが言っていたな…私はそうは思わない。それはいけないこと?世間一般の考えに背く事はおかしいのだろうか?なんだか肩身の狭い思いで枝豆に手を伸ばした。



「そういえば 今度イナズマジャパンのメンバーで飲み会しようって事になったんですけど、皆さん来ますよね??」



皆 賛成、私はちょっぴり反対。きっとみんな彼女か嫁さんいるんだよきっと…またこんな会話すんのか〜男に言われると余計腹が立つ結婚の話を。飲み会が終わって帰り道、私はすっかり暗くなった空を見上げてため息ひとつ。










当日、20人近くの大型飲み会。懐かしいメンバーばかりで何だか心臓がうるさい。



「あれ、不動?髪あるじゃん」

「おいくそ女減らず口はご健在だな、地毛だよ」



なんだか懐かしい不動との絡み。




「豪炎寺君髪の毛もしかして中学の時セットしてたの?」

「あぁ」

「ほう…それもアリだねかっこいいよ」

「ありがとう」

「俺と豪炎寺とのこの差は何なんだよ!蹴るぞ!」

「髪毟ってもっかいモヒカンにしてやろうか」

「可愛げのない女!」



ギャーギャーやっていると鬼道君の制止の声 渋々やめて皆で乾杯。



「〇は今何してるんだよ」

「会社員だよ、やっと管理職に就けました」

「へぇ!凄いじゃないか頑張ってんだな!」

「割とねぇ」



ぽいぽいっと枝豆を口の中に飛ばす。



「でも◎ 仕事ばかりでこのままだた婚期逃しちゃうわよ」

「そうですよー!あー私も結婚したいです」

「は、春奈…」

「冗談よ兄さん…」



結婚結婚結婚て…
うるさいよ本当、もううんざり

今日は職場で上司にも言われた「女は結婚して、子供産んで専業主婦になって夫に尽くすのが一番の幸せだ」なんて言われてイライラしてたのに。ぐいっとまだ皆が一杯目、二杯目のビールを飲んでる中 日本酒をとっくりでそのまま飲む。かぁーーーっ!イライラする!!!!



「おいおい 〇飲みすぎじゃね?」

「うるさい不動、早くビール飲み干して付き合いなさいよ」

「日本酒は飲まねぇよ」

「はぁ!?飲めよ!!!!」

「荒れてるね、〇」

「よ、皆遅くなってごめん」



ぱっと前を向けばヒロトと緑川。うわぁ 懐かしい。



「久しぶりヒロト、緑川 先やっちゃてるよ」

「日本酒俺が付き合うよ、おちょこある?」

「あ…うん はい」



おちょこに注いだ少し桜色した日本酒を飲み干して、こちらを見て美味しいねこれ と笑うヒロトに胸が高鳴った。





20131226

新連載頑張っていきます!
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