Just Give Me A Reason
乾いた笑い、他の奴らはどうなった。どうでもいい このまま俺は海の藻屑となって消えてしまいたい。愛されなくなった、必要とされなくなった。
全てが俺を否定しやがった。
「くそったれ」
ぶくぶくと沈む身体に人間ではない何かが俺を引っ張った、人魚か?なんて馬鹿か俺は…もう 考えることができない。
目が覚めて真っ先に見えたのは変な部屋だった。オレンジ色の壁紙に 沢山の写真。
「んだよ…ここは……」
むくりと起き上ったでっけぇ犬が俺を一瞥して部屋の外に、しばらくすると人の声が。タタタ 小走りしてるような音が聞こえて ぱっと出てきたのはひまわりの様な笑顔の女。
「坊や、生きてたー??」
「誰アンタ」
「冷たいなー」
君が溺れてたから助けたのよ、あんなとこで何してたのー。なんて怒りながら俺に近寄って顔に触れた。
「やめろッ 触んじゃねぇよ…!」
「……何をそんなに怖がってるの?」
「怖がってねぇよ」
「怖がってるよ、君名前は?」
無視したら頬っぺたをつねられた
「いってぇなッ!!!」
「私は◎、〇◎」
「聞いてねぇよ…」
「お名前は…?」
「…不動だよ、」
「下の名前は?」
うるせぇ女だな、蹴り飛ばそうとしたが目を見たらできなかった。悲しそうに俺を見て、今にも泣きそうな顔して…俺の髪を撫でて。なんでお前がそんな顔すんだよ気持ち悪いな…そう思いながらも俺の口は勝手に動く。
「明王」
「そう…明王ね、いくつなの?まだ中学生っぽいね」
「中学二年…」
「学校は?お母さんは?」
俺が黙れば女はぎゅっと抱きしめてきやがった…!なんだよ、突き飛ばしたら犬が俺に向かって吠えてきた。
「こーら、ダメ!
中学生でも男の子だねー力強い!鍛えてるの??」
「気持ち悪ぃーぞお前」
「なんでさ」
これが 出会いだった。
20140101