車から降り、近くの自販機で温かいコーヒーとオレンジジュースを買う。はいと渡せばありがとうって言葉が返ってくる、ぽんぽんと軽く頭撫でてもう一度抱き締めたら 震えは止まってた。



「吹雪さん…」

「どうしたの?」

「ううんなんでもない」



女の子特有の柔らかさに、汚い欲が出てきてしまった僕にどうか気が付かないでくれ。












吹雪さんはとっても優しい、しかも さっき知ったんだけどサッカー選手…だったらしい…びっくりしてオレンジジュースが口の端から出た。



「え 僕ってそんなにサッカー選手っぽくないかな?」



当たり前でしょ!そう言えばすごく残念そうに笑う吹雪さん。その顔がかっこよすぎて 直視できないが…



「だって、白いし ごつくないし 力なさそうだし」


「…僕 結構力強いんだけどなあ」



にやりと顔に似合わない意地悪な表情を見せ、がしっと肩を掴まれてキスされた。押し倒される勢いだったから背中からごきっと音が鳴る…痛い痛い...!



「ね?」

「強いんじゃなくて強引なの!」



あれ、そういうの嫌い?なんてあざとい笑みを浮かべる、甘くて優しい顔だけど中身は狼なんだな...! 

どんどん好きになってしまうこの気持ちに、ブレーキをかけないといけない気がしたけど そんな事を考えるのもやめたかった。





20140120

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