ジェラシー

誰もが経験した事あるだろ、好きな子をイジメてしまうのは男の性だ。「ブス」「馬鹿」「嫌い」なんて言葉を並べれば 簡単に泣いてしまう〇。



「マサキ君なんて大っ嫌いぃっ」

「もっと泣けよ」



ベンチに座り込んだ〇を、目の前に立って見下ろした。ひっくひっくと嗚咽の度に震える肩が愛しい、可愛くて口角を上げニヤけると 緑と赤の髪が...揺れた。



「狩屋ー また◎ちゃん泣かせて」

「男が女の子を泣かせちゃダメだろ?」



ぴったりと〇に寄り添い、わざと俺に見せつけるようにして涙を拭いたり頭を撫でるヒロトさんとリュウジさんの姿が...。



「ゲッ 何してるんですか...」

「鬼道君から呼び出されちゃってねーでも用事が夜にズレたから一回帰ろうと思ってたところを」「好きな子を泣かせて ニヤニヤしてる悪趣味なお前を見つけたんだよ 狩屋」



にやにやと悪趣味に笑っているのはこの二人だ...最悪な所を見つかってしまい逃げようとかすれば、リュウジさんに肩を組まれて「さ、行くぞ」と車の方に...連れていかれた...。









バカ高いスポーツカーを降りて これまたバカ高そうな靴に囲まれたヒロトさんの家に足を踏み入れる。ピカピカに磨かれた革靴が置かれてる靴箱と、隅々まで綺麗にしてるフローリング...



「狩屋 彼女を泣かせた罰、皿洗いして帰ってよ」

「え!俺がですか...」

「当たり前でしょ ほら、◎ちゃんご飯ができるまでそこのソファーでバカの相手しといてくれる?」



ヒロトさんとリュウジさんがキッチンでカチャカチャ何かを作る中、俺と〇は二人分のスペースを開け無言で睨み合った。



「オマエのせいだからな」
「マサキ君だよ」



憎ったらしいヤツ!ムカつくからほっぺたをグイッと引っ張れば「いひゃい いひゃい!ひよとさーん!!」とヒロトさんを呼びやがった...!!!



「狩屋って本当に 好きな子をいじめるの好きだね」

「ちっ、違いますよー」










リュウジさんとヒロトさんの真ん中に座って、向かい側には不満そうな顔のマサキ君。フォークとスプーンを器用に使いトマトパスタを口に運んでは 二人に囲まれてる私をイライラした様子で見てくる。



「ほら、これは緑川が作ったやつだよ 食べてごらん」

「美味しいです!」

「これはヒロトだよな」

「お二人共 カッコイイのに料理まで出来て素敵ですね...!」



そんなことないよーと爽やかに私の頭を撫でて「マサキ、後片付け宜しくね 2時間くらいで帰ってくるよ」と鬼道監督との用事に二人して出かけてしまった。



「......お前面食いすぎ」

「優しいし、ヒロトさんとかリュウジさんみたいな人と結婚したいと思っただけだもん」

「はァ!?」



マサキ君は眉間に皺をぐっと寄せたと思えば私の横まで来て、ソファーの上に押し飛ばした。









無理矢理キスすればトマトソースとカルボナーラの味がほんのり混ざり合う、〇はバタバタと体を激しく動かしているが 俺の力に負けてくったりと横たわった。



「なにすんの」

「俺にもあんな顔見せろよ」

「なにいってんの...っ!!」



下唇を引っ張るように噛めば〇は驚いた顔をして俺の胸元を押した、全然力入ってないのに 俺をどかせると思ってんのかよ。



「オマエ俺のこと好きだろ」

「それは マサキ君でしょ...」

「好きだって言ったら?オマエも認めんの?」



返事を待たずにまた唇を乱暴に奪えば、次はすんなりと受け入れて 俺の舌にぎこちなく舌を絡めてきた。



「好きってこと?」

「...そうだよ、バカ マサキ君みたいな意地悪な男の子好きになるの私くらいだし」

「ふぅん それって自分がMだって言ってるのと同じだよな」

「なっ !違うよ!!性格的な意味で...」


「お望み通りやってやるよ、ヒロトさんの部屋にゴムあるか見てくる」



〇の顔が少しだけ残ったトマトパスタと同じように赤く染まってくのに満足して、俺は奥にあるヒロトさんの部屋に向かった。後1時間半か...。





20180509〔告白の日〕

皐月さん!リクエストありがとうございます!

マサキ夢かなり久々だったのでグダグダで申し訳ないです...、ヒロトの家で告白させてみました(笑)
マサキはGOキャラで一番書くのが好きだったのですが最近めっきり書いてなかったのですごく楽しかったです!

また感想聞かせて頂けると嬉しいですー!

次へ