なんでお弁当食べる前に気付かなかったんだろう!お弁当をかきこんで凌兵の教室へと走る。



「凌兵!ごめーん 体操服貸して...」

「はぁ、嫌だ」

「絶対貸して!!早く早くー早く着替えないと遅れちゃうの!」



いろんな子達に見られているがそんなの気にしてられない、凌兵にしがみつくようにしてオネダリしてみせれば彼はウザそうに髪をぐしゃぐしゃと撫でて「...三限で着たから汗くせぇぞ」と呟く。



「いいからそんなの!」

「仕方ねえな 待ってろ持ってくっから」



捲し立てる私に折れた凌兵は真ん中の方にある自分の机にかけてある体操服の袋を私の方に投げる、見事キャッチできた私は意地悪に笑う凌兵に「危ないな!」と笑って自分の教室に戻った。











「凌兵ー!ありがとう、助かったー 洗って返すね」

「いや洗わなくていい貸せ」



私から奪い取るようにした袋からぱさり、上の体操着が落ちてしまった。それを拾い上げた凌兵はじっと首元を見ている。



「...オイ、なんでこんな所にピンクがついてんだよ」

「そ、それは」

「それは?」

「凌兵の匂いするのが嬉しくて 匂い嗅いでたから...」

「...チッ」



乱暴に私の頭を掴んで自分の胸元に押し付ける凌兵、突然のことに驚いてどきどき胸を高鳴らせれば「◎のくせに可愛い事言ってんじゃねえよ」と言われた。



「おい 灰崎!部活始まるぞ!」

「まあまあ水神矢 青春してるんだよ」


「ウルセェな」



ハート型のリップマークのせいで私達はみんなに茶化される羽目になったけれど、それでもなんだか嬉しくて私ははにかむようにして笑った。





20190509〔黒板の日〕

塩さんー!!おかえりなさい!リクエストありがとうございました!おかえりなさい!

体操服を借りるお話にしてみました、凌兵はタッパがあるので体操着とかLサイズくらいですよね よく考えたら女の子にはデカすぎるかもですが...!彼体操着ってやつですね{emj_ip_0176}

これから暑くなっていきますので夏バテに気をつけて、令和最初の楽しい夏を過ごしましょうね♪またお喋りしましょう!

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