略奪 with Jaejin 



第2話


実家の扉は私にとってすごく重い

扉を開ける前に呼吸を整える

実家なのに居心地は良くない

あの女がいなければ

私の母を、やった女

そして父までも奪った女

それでも私の家に居すわっている理由は

戸籍上、私の母親だから

でも母親だと認めるわけにいかなくて

高校の時に、私はすでに家を出ている

こんな家、二度と戻って来たくないのに

家を出るとき、父に約束してしまった

父に呼ばれたときは必ず顔を出すと

2ヵ月に1回は父から連絡くる

そして呼び出される場所は必ずこの家

父もまた、私を苦しめるんだ

とても長い苦痛な時間

嫌いなやつらとの食事

食事中に会話はほとんどない

父「そういえばヘナ、lishaと泊まりで出かけるんだったな?」

ヘナ「・・はい・・」

はっ?

ヘナに視線を向けるとバツが悪そうな表情

父「lisha、帰りはここに寄りなさい。いいな!」

私「・・はい。」

こいつ!
 
食事が終わり玄関へ向かうと

あとを追いかけてくるヘナ

「おねえちゃん、」

私「別にいいけどー?一緒に行ってやっても!」

ヘナ「ごめん!あれはね、、」

私「ジェジンか?」

ヘナ「・・うん」

私「おまえさ、私なんか使ってたらすぐバレるよ!もっと頭使えよ!」

ヘナ「ごめん。」

私「面倒くせーことになったじゃねぇか!」

ヘナ「本当にごめん!・・それで・・来てくれる?」

私「はぁ、気が向いたらな!」


タクシーに乗り

向かう先は高級ホテル

エレベーターに乗ると上昇していく







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