『ふんっ!!』
一方、ルシアの方は最後の検非違使の首を飛ばした。黒い霧となり消えていくのを見届け、周囲を見渡す、、と目の端に何か光る物が映った。不思議に思い側までいくと、真ん中からポッキリ折れた二本の片刃の短剣が落ちていた。
『これは、、、酷いな。さっきの子達の物か?、、、』
ルシアがそんな事を呟きながら、そっと手を触れると、頭の中に声が響いた。
「痛い、、、痛いよ、、、主さん」
「苦しい、、一兄、、、助けて、、、」
「どうして?僕達、何か悪いことした?」
「僕が弱いから嫌いなんですか?」
「分からないよ」
「分からないです」
「「ゼッタイニユルサナイ」」
『、、、子供?さっきの子達とは違うな、、、。何がどうなっている?』
ルシアは首を捻りながら二振りの刀を集め、その場を後にした。
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「、、、、あ!」
「戻ってきた!!」
「よ、良かったです、、、」
ルシアが気配を辿りながら森を抜けると、薬研、厚、五虎退がホッとしたように迎える。
『ああ、この通りだ。心配を掛けたな、、、』
そう言いながら、半泣きの五虎退の頭を優しく撫でた。五虎退は一瞬ビクッとしたが、すぐに気持ち良さそうに目を閉じた。その光景を見ていた厚は、ルシアの手にある刀に目をやった。
「なあ、、、それは、、まさか、、」
『ああ、さっき見つけたんだ。お前達のものか?』
それを聞いた薬研は顔を曇らせた。
「俺達の兄弟だ、、、」
『兄弟、、、?』
「ああ、あんたは、知らないんだな。『刀剣男士』」
『刀剣、、、男士、、、?』
「知らないなら仕方ないな。俺っちが説明してやるよ」
不思議そうな顔をしながら手にある二振りの短刀を眺めるルシアに、薬研が説明してくれた。
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